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iPhoneからmp3をプリメインアンプに送る場合
iPhoneに入った楽曲(mp3/192kbps)を、プリメインアンプを通しスピーカーで聞こうと考えています。 ヘッドホン端子からではなく、Dockから出力するつもりですが、 1.iPhone ⇒Dock-RCAケーブル /新規購入⇒プリメインアンプ 2.iPhone ⇒デジタルトランスポータ(ND-S10)/新規購入⇒光ケーブル⇒DAC(ICON HDP)⇒プリメインアンプ では、どちらの方が音質的に上でしょうか。 iPhoneに入っている楽曲データが無圧縮であれば、通常は2の方がいいのでしょうが、 iPhoneの容量の関係で、自分の場合は上記のようにmp3に変換しているので、 両者に差があるのかどうか分かりません。 音質にさほど違いがないのであれば、手軽な1の方にしようと思っています。 よろしくお願いします
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A No.3 HALTWO です。 なるほど、よく判りました。 そういうことであればやはり「光 Digital 出し」も (2) よりも「Analog 出し」の (1) か「RCA 同軸 Digital 出し」を検討されるのが良いだろうと思います。 理由は「音の鮮度」の問題です。 かつて私は 27 万円の DENON DVD5000 と 58 万円の McIntosh C34V を愛用したことがあるのですが、Headphone を挿して聴く心地良さは McIntosh C34V の方が遥かに良い音に感じたものの、Violin と Viola の音を聴き分けたいなんて時は低音側も高音側も薄いと言うか細い音色で決して心地良いとは言えない DVD5000 の Headphone 端子に挿し込んで聴いていました。 それ以前に愛用した 13 万円の MARANTZ PM84D、23 万円の PM94 と 8 万円の MARANTZ CD80 の組み合わせの時も同様で、細かい音を聴き分ける目的では Amplifier の Headphone 端子に Headphone を挿さずに Analog 変換して 1 箇所の Amplifier 回路しか経て来ない Simple な経路となる CD Player の Headphone 端子に Headphone を挿して聴いていました。 その後 CD Player を CD95 にしたら CD Player に Headphone 端子がないことに不満が募り、PM94 の音も気に入らなかったので PM99SE にすると共に CD95 を手放して LD 再生も可能な CDV600B にしたのですが、Digital 出力が光 Digital 出力しかない CDV600B では PM99SE の Motorola 社製光 Digital Reciever IC Chip が設計不良であったというオチで 3 万円の水晶 Cable を使ってもちっとも音質が改善されず、遂には 8 万円の Audio Alchmy Digital Transport Interface で光 Digital 信号を RCA 同軸 Digital 信号に打ち直して PM99SE に導くなんて苦労をさせられました。 当時は Speaker Box を自作することはあっても細かい Soldering (ハンダ付け) や回路計算の技術までは持っていなかったので高額の出費を強いられる苦労を味会わされたのですが、現在は Internet Site で計算をしてくれる Page がありますし、真空管 Amplifier 程度ならば Soldering も苦ではなくなったので桁違いに安価 (Total で 10 万円ぐらい、改造費に 10 万円弱(笑)) な System になっています(^_^;)。 他の安価な製品でも光 Cable での接続では同軸 Cable での音色とは異なる音色に悩まされ続けてきたことから D to D 変換を少なくとも 2 回は増やさねばならない光 Cable 接続の優位性に疑問を抱くようになっているのですが、現在は音色の違いを Characger の違いと開き直って USB 接続と光接続とを曲によって使い分けています。 しかし、細かい音を聴きたい時には今でも Amplifier の Headphone 端子ではなく、Headphone 出力付 DAC (Digital Analog Converter) の Headphone 端子に Headphone を突っ込んで聴いています。 現在の Amplifier は真空管式である上に Effector も使用しているので心地良い音色という点では Amplifier の Headphone 端子に Headphone を挿した方が断然良いのですが、解像度とか鮮度という点では DAC 回路で Analog 変換された直後の TIBB (Texas Instruments Burr Brown) OPA2134 左右独立 Ope'-Amp' IC Chip しか経て来ない Style Audio CARAT TOAPZ Signature の Headphone 端子の方が遥かに細かい音まで聴き分けられます。 そうした経験から言えば iPhone の出力は DAI (Digital Audio Interface) と DAC と Ope'Amp' IC 回路とが一体化された iPhone 内蔵 IC Chip からの出力が最も鮮度が高い筈で、iPhone Dock の Analog Line 出力を良質な Amplifier に導くのが低 Cost で後悔しないやり方だろうと思います。 光接続は iPhone の光出力がどれほどの Quality のものなのかも疑問符が付くものですので、RCA Digital 出力が一番安心と思うのですが、Digital 出力ですと DAC の音質が重要になってきますので、iPhone の Analog 出力を明らかに上回るほど高い鮮度 (解像度) を得られる手頃な DAC があるかどうかですね。 現在私が愛用している 3 万 6 千円の Style Audio CARAT TOPAZ Signature は DAC/DAI/Ope'Amp' の各 IC Chip こそ著名な高性能高音質 Chip が用いられている上に USB に混入する Noise を除去する Isoration Chip まで奢った回路構成になっているものの、音の鮮度という点ではかつての DENON DVD5000 の Headphone 端子出力ほどではないことから、友人が作曲した現代 Classic 曲を Violin Group と Viola Group の位置関係が判るほどの解像度で聴きたい時には iTunes ではなくて Audirvana という Software Player で再生させ、NORDOST Spellbinder という Cable に Recable した SONY MDR CD900ST Headphone で聴いています。・・・普段は iTunes と SONY MDR7506 なのですが(笑)。 同じく趣味としている Camera の例を挙げたのは失敗だったかも知れませんが、CD に記録されている Data は必ずしも高音質というわけではありません。 Recording Studio (或いは Master Press Studio) と同じ環境、つまり 100W Over の出力を持つ業務用 Power Amplifier で Drive される ALTEC 604 系とか JBL 4344 とか PIONEER/TAD 24XX 系、或いは B&W 800 系といった Speaker System を朗々と鳴らせる部屋であれば Recording Engineer なり Producer が志向した音に近似する音を聴けるのでしょうが、それ以外の System で聴く限りは何をもってしても彼等が志向した原音にはなり得ず、どれほど苦労して System を調整しようと別の音がしているものなのです。 美術館に展示されている絵を素で鑑賞したければ美術館に行くしかなく、どれほど高性能な PC を使って Internet Site に掲載された美術写真を鑑賞しようとも美術館で直に鑑賞する画質が得られないようなもので、それならば写真を Download して Software で拡大して見るなり周囲の明るさを変えたり Display を変えて見るなりといった自分好みの様々な鑑賞法で絵を鑑賞して理解するしかないというわけですね。 拡大すると全体が見えなくなってしまいますが、低音域や高音域の音色が好ましくなくても中音域の解像感を思いっきり上げて細かい音を聴き分けるようなものとも言えますし、周囲の明るさを変えたり Display を変えて鑑賞するのは Tone Control や Effector を駆使して音色を変えたり Speaker を別のものにして聴いてみるのに通じることかも知れません。 生の音を聴く、或いは Recording Studio で Mix Down に付き合うわけではない Audio 再生では Data の忠実な再現など意味のないものであり、Data を忠実に再現しては Original とは別のしょぼい音になるしかないものをより良い音にして聴く、つまりは原音以上の音にして聴くのが Audio の醍醐味なのです。 素敵な Audio Life を(^_^)/
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- HAL2(@HALTWO)
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御礼、有難うございます。 >音質の良し悪しなどより、自分がどういう音を好むか(自分のケースの場合は、「素の音」と「補正のかかった音」)といった事の方が大事、ということでしょうか。 うーん、良い音質とは自分好みの音ということであり、「補正」とは「正しくなるように補うこと」ですので「正しくない素の音」は良い音質にはなり得ません。 幾ら多くの人が良い音だという System であっても、幾ら高額の System であっても「自分の感覚が悪いのだ」などと思って「嫌な音を我慢して聴く」のは間違いです。 Pops 系の音楽は古くから「素の音」などあり得ず、Effector で捏ねくり回して音作りが行われてきています。・・・Vocal に Echo をかけたり Tone Controller で楽器音を調整したりということは当たり前ですよね。 ここ 10~20 年は Compressor をかけたり音と音の間を埋めて常に録音 Level が高い位置を保持するような音作りが行われているようです。 そんな音作りがなされた音楽では Noise Level がどうのとか歪みがどうのなどという懸念は無意味なものとなります。・・・なにしろ製品にするまでの過程で思いっきり素の音とは異なる雑音を混ぜて歪ませていたりするのですから・・・。 そうやって音作りされた音楽を更に自分好みの音にすることは決して音質を劣化させる行為ではないのです。・・・寧ろ好ましい音に調整するのですから音質は向上します。 「素のままの音が良い筈」などと言うのは生演奏を数多く聴いたことがないか、生録を数多くこなした経験がないか、Speaker System の設置法をあれこれ変えてみて最も良い音がする位置を探す苦労をした経験がない、文章による知識はあっても実戦経験が乏しい事が露呈するようなものです。 Camera の話を例に出したのは畑違いだったかも知れませんね m(_ _)m。 生録 Mania は多くの生演奏や自然音の録音を通じて楽器がどんな周波数帯域でどれほどの音量を出すものなのか、Microphone の特性 (性能や音色) はどうなのか、録音機での音色付けはどうなのかということをよく知っていますので、素録りしたものがどれほど音質の良くないものなのかも熟知しています。・・・素録りしただけで最高の音質を得られる機会など奇跡に近いものですので、だからこそ素録りした Data を加工して Master Data を作り直すのです。・・・まあ奇跡に近い事も案外多々あるもので、そういう時は録音冥利に尽きる喜びを味わえるのですが(笑)、そういう録音も実は決して「高性能」などと呼べるような特性で録られているものではなかったりするものです。 技術の高い Pro' が調整したとは言っても、後から音を捏ねくり回して作った Master Data が、Disc などの Data を購入した人にとって常に好まれる音になっているとは限りませんので、音楽を聴く側で好きなように音色を変えて楽しんでも全く問題はなく、むしろ高音質の音楽を楽しむためには積極的に音作りに参加すべきでしょう。 Catalogue 性能はあくまでもその環境で問題なく使用できるか否かの目安であって、Catalogue 性能を比較して高性能の方が音質が良いなどということはあり得ないものなのです。・・・Audio 製品と呼ばれる一定の性能を満たした製品群では物理計測性能と音質との関連性は皆無に等しいものですので・・・。 私が指摘した「多くの D to D 変換過程を経なければならない (2) への懸念」は 1 つ 1 つの製品に於ける Catalogue 性能からは決して推し量ることのできないものですが、現実はそうした Catalogue 性能からは推し量れない部分で音質が劣化するものですので、予測不能の Factor を増やすような事は回避すべきというわけです。 >iPhoneのアンプは通すな、みたいに聞いていたので、 Headphone 出力は iPhone の Amplifier IC Chip を通していますし、LIne 出力 (Analog 出力) も同じ IC Chip を通しています(^_^;)。 Digital 出力のみが Analog Amplifier IC Chip を通さずに出力されるのですが、光出力の場合は電気を光に変換する D to D Concverter を通し、受ける側でも光を電気に戻す D to D Converter を通しますので D to D 変換に伴う音質劣化の過程を経ますし、光 Cable 自体が Noise を発生する場合もあります。・・・Simple 且つ安全なのは RCA 同軸 Digital Cable での伝送なのですが、そのためには RCA 同軸 Digital 出力を備えた iPhone 用 Dock または Adapter が必要になります。 RCA 同軸 Digital 出力端子を備えた Dock または Adapter からの Digital 出力であれば最も素の Data に近いものが出力されるのですが、素の Data の音が最高の音質とは限りませんし、その後に Digital 信号を Analog 信号に変換する DAC (Digital Analog Converter) や更にその後に繋げる Amplifier や Speaker の Sound Character も音質を大きく左右するものですので、どんな音質が自分の好みなのかを早いうちに確立させておくことです。 そうでないのであれば「高音質」などという言葉に惑わされて不便を我慢することなく「格好良い」製品とか「便利な製品」を購入された方が満足されるかと思いますよ(^_^;)。 素敵な Audio Life を(^_^)/
お礼
「素の音」と言った、誤解を生む、あいまいな表現をしたことを、まず謝っておきます。 自分の使った「素の音」と言う言葉は、いわゆる生演奏や生録など、 それこそ味付けのされていない自然界の音を意味する「生音」と言うわけではありません。 あくまでもCDに収録されている状態での音(既にさまざまな過程を経た、いじられた結果の音)、とご理解下さい。 > Pops 系の音楽は古くから「素の音」などあり得ず、Effector で捏ねくり回して音作りが行われてきています。 おっしゃることはよく分かります。 CD音源をHPA経由でそれなりのヘッドホンで聴くと、アコースティックな楽器を使った曲やボーカル主体な曲ならまだしも、 ロック・ポップス系の曲の場合は、雑で聴きづらい、 また場合によっては汚いとも言える録音音源がきれいに拾われ表現されてしまうので、 却って試聴に向かない音になってしまいます。 その場合は、敢えて解像度の低いヘッドホンを使って、音の輪郭を曖昧にしてノリ重視で聴いたりしますし、 それこそCD試聴ではなく、Phoneに落とし、更にEQでブーストかけて聴いた時の方がよかったりもします。 ただ自分の場合、クラシックを現在メインで聴いるため、iPhoneの曲(mp3)であっても、 今ある環境内でのCD再生に、出来るだけ近い音で出力したい、というのが今の希望です。 以前iPhoneに、同じ曲をロスレスとmp3(160kbps)で数曲落とし、 ヘッドホンで聴き比べをしたことがありますが(ヘッドホン端子に直挿し)、 やはりmp3の方は音の輪郭や立体感があいまいになってしまい、全体的に平板な感じに聞こえました。 またロスレスであっても、やはりiPhone直挿しでは、CD出力には負けてるようにも感じます。 諸事情からあくまでもデータはmp3ではありますが、 できればここからあまり質(解像度等)を落とさないで、プリメインアンプにデータを送りたい、 その場合、より落ち幅が小さいのは、またそのように聞こえるのは、1と2のどちらと考えられるか、 というのが今回の質問の趣旨です。 > そうやって音作りされた音楽を更に自分好みの音にすることは決して音質を劣化させる行為ではないのです。 誤解のないように付け加えますが、音楽を聴く上で、「自分の好みの音」というファクターを無視しているわけではありません。 実際スピーカーでCDP の曲を鳴らす場合は、プリメインアンプのトンコン(Bass/Treble)を使っています。 また音作りはアンプでだけされるわけではなく、そこにかかわる全ての機器に因ることも承知はしていますが、 今回の場合は、好みの音にするための音源への色づけは、送った先のプリメインアンプで、ということで、 あくまでも「CDP・アンプ・スピーカーなど、今ある手持ちの機器内でのCDP試聴」に近いものを、 というのが質問の趣旨であることをご理解頂ければ幸いです。 PS. > Simple 且つ安全なのは RCA 同軸 Digital Cable での伝送なのですが、そのためには RCA 同軸 Digital 出力を備えた iPhone 用 Dock または Adapter が必要になります。 手持ちの中で、少しでもそれに近い感じにしようと素人なりに考えたのが2のほうなんですが(デジタルで出す、外部DACを使う)、 機器の端子による制限があるとは言え、やはりかなり無理がありますよね。
- HAL2(@HALTWO)
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>音質にさほど違いがないのであれば、 さほどないと言えるほどの違いか、大きな違いかは聴く人にもよりますが、違いはあります。 >iPhoneに入っている楽曲データが無圧縮であれば、通常は2の方がいいのでしょうが、 そんなことはありません。 音質の善し悪しは非圧縮 Data か圧縮 Data か、或いは再生機器の物理計測性能や値段で決まるものではありません。 音楽 Data は「生録 Data の直出し」でもない限りは殆ど全ての Data が Effector 等と呼ばれる機器で人工的な調整がなされています。 Tone Controller のようなもので周波数特性を変えるだけではなく、Compressor や Echo Generator、Phase Shifter といったもので音作りがなされており、それらの Digital Effector が処理するための別規格の Digital Audio 信号に Digital to Digital 変換が繰り返された上に 16bit 44.1kHz などの最終的な Media 規格に Digital to Digital 変換されているのですから、そうした変換を経て音質を向上させている以上、MP3 の方が非圧縮 Digital Audio Data よりも良い音に聴こえる、すなわち高音質に感じることだって多々あるものです。 非圧縮 Data の良さは後で好きな様に音色を調整する際に Data の欠損 (音質の劣化) が最も少なくて済むというだけのことで、非圧縮 Data だから音が良いということではありません。 Digital Camera の RAW Data と JPEG Data という言葉を御存知でしょうか? Digital SLR (Single Lens Reflection:一眼レフ) Camera はいずれも RGB 24bit ではなく RGB 36bit とか 42bit などの RAW Data で記録できるようになっており、PC で見たり、紙に Print Out する Data は RGB 24bit に変換しています。 この RAW Data は非圧縮 Data であり、Web Site に Upload したりする JPEG Data は圧縮 Data なのですが、撮影する際の設定を誤って画面全体が白っぽく飛んでしまったり、逆に暗く過ぎるほどになってしまったものでも RAW Data からならば「現像処理」という過程で露出補正して綺麗な JPEG Data にすることができます。 この時 RAW Data の Data 量が多い RGB 42bit Data の方が RGB 36bit Data よりも補正範囲を大きく取ることができ、最終的な RGB 24bit 出力である JPEG Data を綺麗にすることができるのですが、RAW Data そのものは白く飛び過ぎていたり暗過ぎたりしているのですから決して高画質というわけではありません。 Audio も同じで、非圧縮 Data だから高音質であるというわけではなく、嫌な音は消えて良い音だけが残るように補正されたものの方が高音質に聴こえるものですので、圧縮過程で普段は聴こえない邪魔な音は消して大切な音だけをはっきりと残す圧縮 Data の方が良い音に聴こえることだって多々あるわけです。・・・勿論 MP3 Data を更に編集しようとするのは高圧縮 JPEG 画像に更に手を加えようとするようなもので、より良いものに変化させるのは難しいのですが、後から手を加えるようなことはせず、素のまま聴くのであれば MP3 Data だって立派に高音質である場合が多いものです。 まあ私個人の感覚ではさすがに 64kbps 以下に圧縮すると真剣に聴くには耐えられない音質になりますが、128kbps ならばうおほど意地悪な後処理を加えない限りは充分に高音質だと思いますし、192kbps 以上ともなると非圧縮との違いが判る Data に出会ったことがありません(笑)。 普段は Apple Lossless という劣化のない圧縮方式を選んでいるのですが、1411.2kbps の非圧縮 CD 音源を Apple Lossless で記録すると最も小さいものでは平均 388kbps (吉野直子 Debussy 月の光 /Calssical Muse) なんてものもありましたので 192kbps 以上の圧縮 Data と非圧縮の違いなんて聴き分けられるものではありませんね(汗)。 JPEG 画像圧縮でも DV-pro (Progressive Digital Video) 規格が 6:1 圧縮であったり Digi'Came' の EFQ (Extra Fine Quality) Mode が 7:1 以下の圧縮比であったりするように、人間の感覚では 1/6~1/8 圧縮程度では非圧縮との違いが判らないことが多いものです。・・・Analog 再生装置だけの環境でもそれぐらい (10dB~20dB 落ちぐらい) は簡単に劣化するものですし(笑)・・・。 理論的に性能が優れているからと言って音質が画質が優れているとは限らないし、むしろ理論上の性能と実際の音質や画質とは何の関連性も見られなくなるほど様々な推測不能な要因が混入してしまうのが現実の世界ですので(^_^;)・・・。 >では、どちらの方が音質的に上でしょうか。 御質問者さんが iPhone の Headphone 端子に接続した Headphone の音に満足なさっていらっしゃるのであれば (1) の方が高音質である可能性が高いです。 (1) と (2) とでは Digital Audio 信号を Analog Audio 信号に変換する DAC (Digital Analog Converter) とその後に配置されている Analog Amplifier IC (Integrated Circuit) Chip が異なりますので、音色 (音質感) も当然異なるものになります。 更に (2) では如何に各々の機器での性能が高くても Digital Transporter で Digital to Digital (以下 D to D)) 変換を行い、更に光出力に変換する D to D 変換を行なって、DAC で光信号を電気信号に戻す D to D 変換を行なって初めて DAC に導かれるのですから各々の D to D 変換時に生じる D to D Error が積み重なったり光信号の送受信間における伝送障害 (Noise や Error) が積み重なって、返って音質が劣化する可能性も生じます。 iPhone では Headphone 端子に出力される Analog Audio 信号も Dock に出力されて Dock 専用端子から RCA Pin 端子に変換される Analog Audio 信号も同じ IC Chip から出力されていますので、双方の出力に音質上の差異は殆んどありません。 勿論 Headphone を別のものにすれば音色が変わるように御質問者さんが好む音質が御質問者さんが用いている Headphone 特有の Sound Character に依存するものであって Line 出力と呼ばれる RCA Pin 端子に出力される iPhone 内蔵 Audio 用 IC Chip からの生の音が御質問者さんの好みの音ではない可能性もあります。 しかし、余計な D to D 変換を何度も行なって音質が予測不能の DAC を通すよりも iPhone 内蔵 Audio 用 IC Chip の直出し音の方が普段から聴きなれた Headphone での音に最も近いと言えます。 (2) のような複雑な機器構成にするのはあくまでも増設する機器による音への色付けが好ましい音になるという確信があってこその事であり、音を聴いたこともない機器に宣伝文句だけで手を出しても後悔先に立たずですよ(^_^;)。 Audio の世界では高額で高性能な機器を購入したものの以前の System よりも気に入らない音になってしまって後悔することなんて星の数ほどあるものですので(笑)、御質問者さんが実際に聴いてみて納得の行く音が得られるものでない限りは音も聴かずに文章だけの情報で新しい機器を購入されることは御薦めできません。 ちなみに良い音か否かの感じ方は人それぞれですので、他人の Review 評価も万人に受け入れられる相対的な比較表現ならば兎も角も、音質が良いか悪いかみたいな個人的感覚評価は読み飛ばしてください。 素敵な Audio Life を(^_^)/
お礼
非常に詳しい回答、ありがとうございます。 自分が不勉強なために、正直分からない部分も少なからずありましたが、 音質の良し悪しなどより、自分がどういう音を好むか(自分のケースの場合は、「素の音」と「補正のかかった音」) といった事の方が大事、ということでしょうか。 現在、室内で音楽を聴く場合は、 ・ CDP→プリメインアンプ→スピーカー ・ CDP→(光ケーブル)→ヘッドホンアンプ(DAC)→ヘッドホン のどちらかで、 また室外でのiPhoneは、あくまでも外出用と割り切って聴いています。 iPhoneから出力されている音が好み、あるいはこれに近い音を、 と言うことは特にありません。 今回、iPhone内の楽曲をスピーカーで鳴らすにあたり、 ・ iPhoneからの出力はDockからした方がいい (iPhoneのアンプ・DACは通さない) ・ 圧縮音源はCDより音質が落ちるので無圧縮が望ましい などの意見を、これまで見聞きしてきたので、それらを踏まえて自分の手持ちの環境に当てはめると、 各機器の端子の関係から、あのような接続の仕方になってしまいました。 それこそ2のような回りくどい接続については、自分がデジタルアンプを持っていれば、 ここまでややこしくはならなかったのかもしれません。 > Headphone 端子に出力される Analog Audio 信号も Dock に出力されて Dock 専用端子から RCA Pin 端子に変換される Analog Audio 信号も同じ IC Chip から出力されていますので、双方の出力に音質上の差異は殆んどありません。 そうなんですか。自分は上記のように、iPhoneのアンプは通すな、みたいに聞いていたので、 それなりに聴こうと思ったらDock出力は必須と思ってました。 Headphone 端子とDock端子で差がないとのことでしたら、それこそ2のような面倒な事をする必要はなくなります。 その場合は、シンプルかつ手頃な1でいくつもりです。 その辺りも含め、もう少し自分でも調べ直してみようと思います。 ありがとうございました。
- noct_nik
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圧縮音源であっても、それをデジタルからアナログに変換することにかわりなく、2のほうが上回る可能性が高いです。 圧縮音源だから差が出ない、ということはありませんよ。
お礼
すばやい回答ありがとうございます。 > 2のほうが上回る可能性が高いです。 > 圧縮音源だから差が出ない、ということはありませんよ。 であれば、mp3音源であっても、それなりにこだわる価値はありそうですね。 iPhoneから出力するからと言っても、なるべく質は落としたくないので(特に音の輪郭・深みなど)、 そうならない方向で考えたいと思います。 ありがとうございました。
お礼
つたない質問に、何度も丁寧な回答いただき感謝致します。 > そうした経験から言えば iPhone の出力は DAI (Digital Audio Interface) と DAC と Ope'Amp' IC 回路とが一体化された iPhone 内蔵 IC Chip からの出力が最も鮮度が高い筈で、iPhone Dock の Analog Line 出力を良質な Amplifier に導くのが低 Cost で後悔しないやり方だろうと思います。 分かりました。貴重なご意見を参考にさせて頂き、基本的にそちらの方向で検討したいと思います。 自分としても、1の方が良い可能性が高いということであれば、正直なところコストの面でも、 また取り回しの面でもありがたい、と言ったところです。 今回は長々とおつきあい願い、どうもありがとうございました。 PS. > つまりは原音以上の音にして聴くのが Audio の醍醐味なのです。 そうですね。自分は機器自体にはお金はかけられないので、ヘッドホンで聴くときは機種を取っ替え引っ替えしながら、 その時その時の音源に合わせて、自分の好みの鳴らし方をしてくれるヤツを選んで聴いてます。 最近では、それなりに音も拾いながら、アクも強めなBeyer一派の出番が多いですが。