抗鬱剤で太った経験のある方に質問です

質問

不安障害と鬱を治療中の者です。

私はSSRIしか処方された経験がないのですが、全種類、全て体重が大きく減ります。
鬱でもともと食欲がなくなっているところへ、SSRIで更に減るという状態です。
肝心の主作用の方は実感できなかったり悪化したりで、もうSSRIは使えません。
（摂食障害などはありません）

一方で、抗鬱剤で太ったという声もよく耳にします。

ここでご質問なのですが、

抗鬱剤（SSRI以外）で太るというのは、鬱の症状が回復していき、その結果食欲が沸くのでしょうか？
それとも、鬱の症状は回復せず（もしくは回復を実感する前から）、ただ単に食欲だけが旺盛に
なるのでしょうか？
どのような感じなのでしょうか。

鬱の症状が若干でも回復していくのを実感できた上で食欲も増すのなら、是非処方をお願いして試したいと思っております。

主治医とは次回相談しますが、その前に実際に抗鬱剤で太られた方の経験と感想を蓄えておきたくご質問させていただきました。
抗鬱剤の効果は個人差が大きいことは重々承知した上で、「抗鬱剤（SSRI以外）で太られた方」の使用感想を頂きたいです。

よろしくお願いいたします。

回答No.2

vzb04330 · ベストアンサー

50歳代後半の心理士です。

働き過ぎで過労から、うつになりましたが、今は、寛解状態にあります。
50歳になる直前に倒れ、うつと診断され、精神科で各種のSSRIなどを用いて、治療、療養し、57歳を過ぎた頃から、抗うつ薬を服用しなくとも日常生活を送ることができるようになり、58歳になるしばらく前には、主治医から「うつの所見はなくなりました」といわれています。

私自身も、あるSSRIをしていたとき、みるみる体重が増えて、元に戻すのに苦労したことがあります。
私の場合、食欲が増進して食べる量が増えたということではありませんでした。
食欲にも変化は感じられず（もともと、うつと診断された当初は食欲は一時的に低下したものの、多少回復してからは、食欲がないとか、増進したという感じはなく、ごく普通という感覚です）、食べる量も増えませんでしたが、「食べたものが、自然に身についた」という感覚でした。

すでにおわかりのようですから、改めて申し上げるまでありませんが、抗うつ剤の効き方、副作用の出方には相当個人差があります。
体調や、気分がよろしければ、これからの季節、散歩に出られるなど、身体を動かして、お腹を空かせ、きちんと三食を摂るよう心がけられた方がよろしいように思います。

私自身、うつの過程では、先が見えず、とても苦しい思いもしましたが、精神的なことに目を向けすぎるよりも、むしろ、体調を整えるという気持ちで、半年、1年という長い目で改善を試みるという感覚の方が良かったのだろうと思うようになっています。

あまり参考にはならなかったかも知れませんが、質問者様もどうか、希望を失われず、「急がば回れ」というお気持ちで回復して行かれることをお祈りします。

お礼

ご回答有難うございます。

vzb04330様はSSRIで太られたのですね。
＞食べる量の変わらず、食欲にも変化はなく、「食べたものが、自然に身についた」という感覚

非常に参考になります。
私が想像していた感覚とは真逆のようです。

改めて思えば、そんなに都合よく突然症状が回復して意欲や食欲が沸くはずがありませんよね。

＞精神的なことに目を向けすぎるよりも、むしろ、体調を整えるという気持ちで、半年、1年という長い目で改善を試みるという感覚の方が良かったのだろうと思うようになっています。

本当に仰る通りだと思います。

散歩にもいい季節になりました。まだ食欲は沸かず、なんとか体重を維持するため食べているような状況ですが、自然にお腹をすかせ、三食摂れるようにしていきたいです。

本当にありがとうございました。

回答No.1

dogday

やじろべえみたいに、左右に振れながら、平均が真ん中を維持するのが健常者で、
片方のおもりが偏って、一方的な偏った思考や行動しかできなくなって動けなくなるのが精神病で、
抗鬱薬は脳シナプスの神経接続障害を修復する薬です。偏った神経刺激を逆に向け緩和する。
患者の状態によって、反作用的に意識が傾くよう薬が修正するから、極端に痩せるか太るかしかしないのです。
だから、一定以上痩せる方の食欲不振に傾くと、痩せすぎることに反作用がかかって反動で太ります。

＞抗鬱剤（SSRI以外）で太るというのは、鬱の症状が回復していき、その結果食欲が沸くのでしょうか？
これは、薬の作用の初期身体症状であって、意識的にはあまり回復を実感しません。
精神は脳の身体障害に振り回されているから、先に身体が反応することの後に、精神が追従して戻ってくる。
この段階で、太った痩せたのコントロールできない身体変化は、精神不安のひとつになってしまう。
この次の段階で、痩せすぎ太り過ぎが止まって、リバウンドしはじめたときに、精神が肉体のコントロールを取り戻しはじめた時なので、回復を感じることができます。
これを何回か、行ったり来たり繰り返すことで、ぶれ幅の中心が真ん中を維持できる時が治る時です。

時間はかかりますが、治りますから。
20代で閉鎖病棟まで落ちて、結婚して会社員して10年過ごせるまで回復した経験者です。

お礼

ご回答有難うございます。

「１ヶ月で○○ｋｇ太った」「食欲が止まらない」などの
声はよく見かけるのですが、正直、ここまで分かり易い脳のメカニズムで回答いただけるとは思いませんでした。

＞精神は脳の身体障害に振り回されているから、先に身体が反応することの後に、精神が追従して戻ってくる。

なるほど、納得です。

大変参考になりました。
ありがとうございました。