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隆 慶一郎氏の時代小説が大好きです。

時折読み返してはその度に感動を味わっています。 隆氏の作風に似た感じの時代小説作家の方とかご存知ありませんか? また、隆氏云々にこだわらずお薦めの時代小説作家などもご紹介いただけるとうれしいです。 歴史に沿った小説も好きですが、荒唐無稽なものや伝奇的な作品も読んでみたいと思っています。 時代小説という枠内でご紹介いただけると幸いです。 よろしくお願いします。

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  • kine-ore
  • ベストアンサー率54% (808/1481)
回答No.4

「にあんちゃん」はじめ屈指のシナリオライター池田一朗が、還暦を過ぎてから初めて物した小説「吉原御免状」には、本当に驚かされました。 天皇と柳生の役割は五味康助の名作「柳生武芸帳」を、まるまる裏返しにして対抗し、吉川英治「鳴門秘帖」をも髣髴させ、長谷川伸の「荒木又右衛門」や直木三十五の「鍵屋の辻」に描かれた柳生最強の剣豪を復活させ、南条範夫「願人坊主家康」を想起させ等々、これまでの代表的な時代小説のあれこれを縦横に鏤めながらの堂々の登場でしたから。 この隆慶一郎に触発された、宮本昌孝は「剣豪将軍義輝」を、同業のシナリオライター池宮彰一郎は「四十七人の刺客」を、安部 龍太郎「彷徨える帝」を等と、後の作家たちへの影響も甚大でした。時代小説というかチャンバラ小説の復権を高らかに謳ったものでした。 彼の死後、再び消えつつあったこの分野を、鮮やかに蘇生させた功績は、何より佐伯 泰英の密命シリーズでした。それに鈴木栄治、長谷川卓など多くの作家が続いていますが、特に次の作品をおススメします。 山本 兼一…「弾正の鷹」「火天の城」「いっしん虎徹」など、専門技術屋の心意気が大いに嬉しい。 加藤 廣…75歳からのデビューで信長三部作は見逃せない。 冲方丁…SF界の鬼才が時代小説に転身。「天地明察」「光圀伝」は緻密にして堅実。 鈴木英治…「義元謀殺」「血の城」あたりはまさに隆ワールド髣髴。 夢枕 獏…「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」は驚異の伝奇傑作。 宮本昌孝…「風魔」。どの作品でも安心して愉しめます。 和田竜…「のぼうお城」は映画化に。馴れない人でも読みやすさがなにより。

その他の回答 (3)

回答No.3

隆慶一郎さんの作品に似たもの・・・というのは思いつかないのですが、 私が面白いと思う作家は、高橋克彦さんです。人によって好き嫌いはありますが。 歴史小説なら 『風の陣』『火怨』『炎立つ』『天を衝く』など http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4062735288.html 時代小説では 『春朗合わせ鏡』『完四郎広目手控』など http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4167164124.html

motekio
質問者

お礼

ご回答ありがとぷございます。 高橋克彦氏、ぜひともチャレンジさせていただきます。

  • ABAsan
  • ベストアンサー率56% (274/489)
回答No.2

 さすがに隆慶一郎に匹敵する作家となるとなかなか………。  あえて上げるなら、やはり日本伝奇小説界の大巨人である柴田錬三郎ということになるでしょう。柴錬と言えば何と言っても「眠狂四郎」シリーズという事になりますが、隆慶一郎ファンならば『赤い影法師』、『運命峠』、『剣は知っていた』、『人間勝負』、『われら九人の戦鬼』などの長編が近い雰囲気を持っていると思います。  他には『柳生武芸帳』、『真田残党奔る』などの五味康祐、『魔界転生』、『妖説太閤記』の山田風太郎、『鳴門秘帖』の吉川英治などでしょうか。  近年では『剣豪将軍義輝』(傑作!)、『風魔』の宮本昌孝、『関ヶ原連判状』、『彷徨える帝』の安部龍太郎辺りはお勧めできると思います。

motekio
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 柴田錬三郎氏の作品では『御家人斬九郎』『貧乏同心御用帳』が好きです。 『眠狂四郎シリーズ』は大作過ぎて手を出していませんでしたが、他にお教えいただいた作品とともに未読なので徐々に試してみたいと思います。 五味康祐氏、山田風太郎氏はお名前は存じておりましたが今まで作品と接する機会がありませんでしたのでチャレンジしてみたいと思います。 吉川英治氏の作品はあまりにも有名な『宮本武蔵』『それからの武蔵』のみしか読んだことがありませんでしたので、他作品にも目を向けてみたいと思います。 また、お薦めされました宮本昌孝氏、安部龍太郎氏の作品も楽しみに読書できる日を作って生きたいと思います。 重ねてご紹介ありがとうございました。

noname#177763
noname#177763
回答No.1

こんばんは。 隆慶一郎さんに似た作風の作家はいないでしょう。 出版社もそのような作家は欲しがりません。 『名探偵コナン』の74巻でもこのような台詞があります。 編集者の台詞 「確かに面白いけど、沢栗未紅(作家)の作風とそっくり過ぎるよ… 沢栗未紅は1人で十分! なんなら彼女のゴーストライターやってみる?」 とあります。 隆慶一郎さんに似た作品はいらないと思います。 「一夢庵風流記」と「影武者徳川家康」は拝読させて頂きました。

motekio
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 名探偵コナンからの引用ですか… 隆氏が存命で新たな作品が読めるのであればこんな質問はしないのですが… 残念ながら平成元年に他界しており、残された15作品はすべて私の愛読書になっております。 そのうちのいくつかは未完で終わっておりいまさらながら残念で仕方ありません。 「一夢庵風流記」と「影武者徳川家康」は完結しており漫画の原作としても有名ですからねぇ。 ちなみに隆氏と似た作風の作家がいたとしたら出版社は欲しがると思いますよ、必ず。

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