水木傷官とは？

質問

お世話になります。
1989年生まれ、1月12日14時25分、舞鶴市、女です。
なんどか質問させて頂いているのですが、また疑問に思う事がありましたので
ご教授願えると嬉しいです。

私の天干月柱は傷官です。
日主は壬なので、水木傷官となります。
ところでこの水木傷官というのは、傷官の中でもいったいどんな働きをするのでしょうか。
社会的にも結構大事な星のようですので、大変気になります。
勿論命式全体を見ないといけないことは判っているのですが…。

どうかよろしくお願いします。

回答No.1

noname#189246 · ベストアンサー

四柱は十干の関係で占うのが基本で、十干そのもので占うものではありません。例えば、水生木と木生火のイメージは全く違いますが、傷官という関係である、ということは同じです。そこを違うものとしてしまうと、そもそも傷官という名称を設けるのが無駄だということになります。つまり、四柱で重要なのは、十干そのものの性質ではなく、日主と他の十干の関係なのだと思います。用神が比肩の場合は十干そのものの性質が問われてきますが、劫財の場合はそうでもありません。壬と癸が裏の比和であるということが重要です。

質問者様の命式の着目点は別にあり、その問題から述べると、傷官の原因＝壬乙まで突き詰める必要は無いと思います。
この命式は、比劫星、食傷星、財星、官星、印星が全て存在しているのであり、一応五行は循環しております。その面から言って、バランスがよくまずまず秀才のオールマイティ型と言うことが出来ます。しかし、この命式には問題点もあります。それは官星の大過です。同じ五行の変通星が3つ以上あることを大過と言います。質問者様は年柱に偏官が二つと、時柱地星に正官があります。官星が大過すると、自らを克害する星が多いということなので、劣等感とか、八方ふさがり、パワーが無い、陰鬱と言ったような性質が出てきます。

問題は、この命式が、官星大過をどう解決するかにあります。その最大の問題から言うと、月柱天星の傷官の存在感は、傷官の中身を突き詰める必要が無いほど、薄れてくるのです。傷官という星は、劣等感の性質などと表現されることは多いですが、本質的には「甘え」の星です。この命式の本当の問題点は官星大過にあると思います。この命式は官星大過を抑え込む日主、月柱蔵干、月柱天干と、年柱天干、年柱蔵干、時柱蔵干の闘いであると言うことが出来ます。

勢力図は以下のようなことです。年柱は重要な柱ですので、年柱の偏官ダブルは強く働きます。それに時柱地星の正官が加わっています。時柱地星は、四柱の中で最も存在感の薄い場所ですので、官星大過と言っても、この大過はそれほど強いものではありません。それに対して、日主と劫財、傷官が官星に敵対する星なのであり、比劫星が傷官に気を漏らすことによって、傷官が１人で官星3人を相手にしている状態になります。他の星は五行がまんべんなく回るよう無難に立ち回っております。

この場合、確かに傷官は強くその人の性質に出ると言えます。この命式は傷官のフル稼働によって官星を抑え込もうとするからです。一方、比劫星があるにせよ、傷官１個で官星大過を完璧に抑え込むことは出来ません。官星大過による陰鬱感は出てきます。特に年柱の偏官ダブルは強く自らを克害する性質があります。偏官がダブルになると、人が良く信じ易い純情な性質が出ます。それが自我を抑え込み、強い試練を与えると言えます。

本質的には用神劫財なので、自身はあまりこの状態を好みません。

総体的には、自己本位で激しい気性の傷官劫財が、それを抑え込んで陰鬱になる官星大過によって葛藤が生まれ、そんな2者の心理が同居している、という感じの性質になります。

お礼

大変参考になる回答、ありがとうございます。

私は、確かに自分本位だと自分でも思います。
自分の事しか基本的に考えていないし、人にやさしくありません。
(最近はそんな自分に気が付いて気を付けてはいるのですが…)

そして、よく神経質、ヒステリックなどとも言われます。
ちょっとしたことですぐに心が揺れ動く感じがします。
冷たい感じ、とも言われます。あとすごくお喋りです。

陰鬱な感じは私も感じていて、生きていることに対する重圧を感じます。
せねばならない、という思考が強く、それで自分を雁字搦めにしているところがあると思います。

あまりにあたっていたのでびっくりしました。
正直自分と付き合うのに疲れます。
参考になりました、ありがとうございます。