火災保険
火災保険は住宅資金の融資期間中は付保することを義務とされている金融機関が多いと思います。火災保険は、債務者にとって、建物に万が一の災害に備える意味合いがもちろんあるが、金融機関側の債権保全の意味合いもあります。
債務者側が、例えば35年ローンの20年目に退職金などまとまった金銭で全額繰上返済し、期間短縮した場合、完済後、残りの15年間については、付保を継続しても解約してもいいということになっていると思います。
(1)融資金を住宅以外の用途に使用したなど、金銭消費貸借契約に違反した場合に、債権者側が全額繰上償還請求をかけることがある。この場合、残期間(上記の例でいえば15年)も債務者が火災保険の付保の継続を望んだ場合、継続は可能でしょうか。
(2)当初35年と設定した融資期間に対し、通常返済で完済した場合、あるいは繰上償還で期間短縮した場合、債務者(住宅購入者)側が35年目以降も火災保険をつけることを希望した場合、継続、あるいは、再度契約し直して付保することは可能でしょうか。一般的に、融資期間中は特約火災保険を義務つけているので、保険料も通常より割り引いています。ですから、35年を越える場合は、保険料は高くなると思いますが、住宅購入者もそれは受け入れた場合、可能なのでしょうか。
(3)かなりまれな例ですが、ローンを利用せずキャッシュで住宅を購入した場合、債務者の希望する保険期間で火災保険の契約をすることはできるのでしょうか。また、このケースでは特約火災保険よりも保険料は高くなるということでよろしいでしょうか。
(4)その他、完済物件の場合、火災保険はつけてない状態で、必要性を感じて付保することは可能でしょうか。物件所有者が希望しても、建物の構造や築年数によっては、保険会社が保険金額を建物時価に対して低額にして契約したり、あるいは契約を断ることも考えられます。
(5)火災保険、あるいは地震保険の付保率が時々話題になりますが、実際、融資が完済された後も傾向としては、付保するケースは率としては多いのでしょうか、それとも完済によって、ぐっと減るものなのでしょうか。
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早速のご返答ありがとうございました。