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解離性障害と精神障害者保健福祉手帳について。

解離性障害と精神障害者保健福祉手帳について。 精神障害者福祉手帳の申請をするかどうか迷っています。 長い間、解離性障害で病院に通っており、このたび手帳の申請をしようかと医師と話し合ってきました。 手帳申請の動機としては、障害者としての就職がしたいということと、市営住宅(福岡県福岡市)への入居が優先されると聞いたからです。 現在金銭的にも非常に困窮状態で、市営などの住宅に引っ越さなくては生活も出来ない状態なのですが、手帳の申請となると精神的なハードルが高いです。 金銭面でも、診断書を書いてもらうとその手数料で食事ができなくなるほどです。 解離性障害で手帳は認められるものなのでしょうか? また、発行にはどれくらいの時間がかかるのでしょうか? 発行にあたって自分でしないといけない手続きなどはあるのでしょうか? 私のような状態の場合、手帳を発行してもらうべきかどうか。 経験や知識のある方にアドバイスを頂きたいです。

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回答No.1

精神障害者保健福祉手帳障害等級判定基準にしたがうと、 解離性障害は「その他の精神疾患」として 精神障害者保健福祉手帳の交付対象となっています。 (平成7年9月12日/健医発第1133号) (厚生省保健医療局長通知) ICD-10といって、 疾患を分類する公的基準があるのですが、 上で述べた「その他の精神疾患」には、 次のような疾患が含まれています。 ◯ 神経症性障害、ストレス関連障害及び身体表現性障害 ◯ 成人のパーソナリティおよび行動の障害 ◯ 生理的障害および身体的要因に関連した行動症候群 ここで、解離性障害は 「神経症性障害、ストレス関連障害及び身体表現性障害」に 含まれる(ICD-10コード:F44)ことになるため、 すなわち、精神障害者保健福祉手帳の対象となっています。 ICD-10コードの内容(PDF) http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000011ncr-att/2r98520000011nq2.pdf 精神障害者保健福祉手帳障害等級判定基準(PDF) http://www.pref.saitama.lg.jp/uploaded/attachment/439043.pdf > 解離性障害で手帳は認められるものなのでしょうか? 認められるかどうかは、その障害の内容・重さにもよります。 ですが、少なくとも、精神障害者保健福祉手帳の交付対象です。 > また、発行にはどれくらいの時間がかかるのでしょうか? 初診から半年以上が経っていないと、手帳用診断書を書いてもらえません。 というのは、初診後半年以上経過時点の診断書でなければならない、 という制度上の決まりがあるからです。 その前提の下で、精神科医・精神保健指定医に手帳用診断書を書いてもらい、 最寄りの市区町村を通じて、手帳の交付を申請します。 交付されるまでに、おおむね1か月から3か月程度かかります。 また、有効期限は2年です(更新可能)。 > 発行にあたって自分でしないといけない手続きなどはあるのでしょうか? はい。当たり前のことです。 制度実施要領などにしたがって、手続きの流れも定められています。 まず、ご自分で市区町村の担当課に出向いていただき、 所定の手帳用診断書用紙を入手して下さい。 その上で、精神科医・精神保健指定医に 手帳用診断書・意見書を記入していただいて、 それを市区町村に提出して下さい。 精神障害者保健福祉手帳制度実施要領(PDF) http://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T110524Q0052.pdf 実施要領の改正内容(PDF) http://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T110524Q0050.pdf http://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T110524Q0051.pdf > 手帳申請の動機としては、障害者としての就職がしたいということと‥‥ 精神障害者保健福祉手帳が取れたからといって、 すぐに就職(障害者枠)につながるわけではありません。 精神疾患の中でも、対人トラブルを起こす比率が高い種類のものは、 正直申し上げて、採用する立場としては取りたがりません。 解離性障害や境界性障害の場合、残念ながら、そういう例が多くなります。 > 現在金銭的にも非常に困窮状態で 私でしたら、生活保護について並行してサポートを進めます。 一方、障害年金を受けられる可能性が低いと思われますので、 経済的なことを考えると、自立支援医療(精神通院)を優先させます。 手帳だけでは、経済的な問題をすぐにはカバーできないからです。 (手帳に過剰に期待してはならない、という意味です。) > 私のような状態の場合、手帳を発行してもらうべきかどうか。 障害の重さがいまひとつ不明なので何とも言えませんが、 手帳を取ったからといってすぐには解決に結び付かない、ということも 言わざるを得ません。 そのため、個人的な見解としては、手帳に期待し過ぎるよりも、 生活保護をはじめとする、他の制度にも目を向けたほうが良いのでは、 と思います。 (例えば、社会福祉協議会から生活福祉資金の貸付を受けるなど) いずれにしても、ご面倒でも、1度きちんと、 市区町村の担当課に相談なさったみたほうが良いと思います。 お大事になさって下さい。  

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