• 締切済み

協奏曲のソリストと指揮

協奏曲を演奏するとき、オーケストラは指揮者を見ながら演奏すればよいわけですが、ソリストはどうするのでしょうか? 映像などを見ても、ソリストが指揮を見ながら演奏している様子はありません(要所要所では見ているようですが)。

みんなの回答

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15295/33014)
回答No.3

もう優れた回答が出ていますので、これはド素人の寝言です。     次に聞こえるのは、レナード・バーンシュタインが、グレン・グールドをソリストに、ブラームスのピアノ協奏曲1番を指揮した時に行った、異例の演奏前の挨拶です。1:30あたりに     http://www.youtube.com/watch?v=4gs3TeEUy8g&feature=related       Who is the boss? 「誰(指揮者かソリストか)がボスか?」     という質問を出し、それにご自分で指揮者の時もあり、ソリストの時もある、と答えています。もちろんこの場合、二人の意見が食い違った訳で、二人とも一家言の持ち主だけあって、なかなか聞き応えがあります。

selfless
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 グールドとバーンスタインの一件は有名ですね。 グールドのような癖の強いピアニストと演奏するのはバーンスタインも相当やりづらかったのではないでしょうか。

  • jupitan
  • ベストアンサー率36% (227/616)
回答No.2

リハーサルやゲネプロ(通し練習)でソロとオケは細かい打ち合わせをします。逆にしない人もいますが。 例えば、テンポ(速さ)やダイナミクス(音の強弱)等。 ソリストはすでに自分の音楽を持っていて(それゆえにソロが弾ける)、曲作りに特に重要なテンポ設定やオケの各楽器の強弱(当然、作曲家の意図や表現を守った上で)を自分の表現しやすいように要求します。それは指揮者を通しておこないますが、時に名門オケなどは常任指揮者が伝統的に(頑なに?)自分たちの音楽を持っている場合が多く、新進のソリストにはなかなか譲らない場合もあり、ソロとオケが協調(協奏)するどころか相反(競争?)するようなこともしばしば。 ソリストは基本的にオケや指揮者は見ません。自分の音楽を最大限に表現するために全身全霊を集中して音楽に没頭します。弦楽器や管楽器では客席の方を向いたり目を閉じたり、ピアノの場合はひたすら楽器と対峙。勿論、耳ではオケを聴き、要所要所で指揮者を見て(にらみ!)指示を出したりします。(オイ!今、ソロの一番の聴かせどころなのに木管がうるさいぞ。フルートとオーボエを抑えさせて!)なんて具合に。ですから、指揮者のほうが常にソリストを見ながらオケに指示を出している場合が殆んどではないでしょうか。

selfless
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 どうやら協奏曲においてはソリストが絶対なようですね。 以前指揮者を無視して弾き振りをするソリストというのを聞いたことがあって、めちゃくちゃなことをするものだと思ったものですが、それもソリストという絶対的なポジションにあればこそですね。 > 指示を出したりします しかし、指揮棒を持っていないほうの手が空いている指揮者と違って、ソリストは両手が塞がっていますよね(ピアノでも弦楽器でも管楽器でも打楽器でも、基本的に両手を使って演奏するはずです)。 すると、こういう指示は視線で伝えるしかないと思うのですが、どうやって伝えるのですか?

  • gldfish
  • ベストアンサー率41% (2895/6955)
回答No.1

「協奏曲」という音楽性の観点から、あまり観る必要は無いというのはあります。 指揮を観る大きな理由としてまず、タイミングや拍子(縦の線)を見極めるという意味があると思います。 楽団はアンサンブルの観点からそういったことが非常に求められますが、協奏曲等においてのソリストはテンポの束縛から逃れ動きに柔軟性や独自性を持たせるのが1つ理想なので、時としてそこまで「楽団全体に合わせること」にはシビアではないと思います。それどころか逆に、そんな自由に動くソリストに合わせるのは指揮者(つまり楽団)の方だったりしますね。協奏曲等の演奏中には、大抵指揮者がソリストの挙動に気を配っている様子が伺えると思います。 でも勿論、楽団全体と合わせるべきポイントもあるのは確かなので、「要所要所で指揮を観」ているのはそういうことです。 協奏曲におけるソリストは、歌曲における「歌手」に近いと思います。歌を引き立てる為に伴奏演奏にはある程度の秩序が必要ですが、それに対し歌手はより自由な動きで独自性やテイストを表現するというのが1つの定番ですね。それが楽団全体として「音」を捉える管弦楽曲との、1つの違いではないでしょうか。

selfless
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 なるほど、指揮者のほうがソリストにあわせるのですね。 割と楽譜に忠実に弾くソリストなら大丈夫でしょうが、(それこそ他の方が挙げられたグールドのように)楽譜を無視して自由に弾くソリストだと、指揮者もあわせるのが大変ではないでしょうか。

関連するQ&A

  • 協奏曲でソリスト兼指揮者

    CDに書いてありました。 協奏曲でソリストと指揮者が同じ人物です。 どうやって演奏するのですか?

  • 指揮者とソリストの主従関係

    少々古い話で恐縮ですが… オーケストラ名、曲目等、詳細は覚えていませんが、バーンスタインと アルゲリッチが協奏曲で協演したときの逸話です。 指揮者・バーンスタインと、ソリスト・アルゲリッチが演奏方針で対立し、 双方、歩み寄りのないまま本番に突入…。 演奏会はメチャクチャになってしまったそうです…(^^; ------------------------------------------------------- 雑誌か新聞記事の情報だったと思いますが、これを読んだ私、 協奏曲では、ソリストに「絶対的な権限」があって、指揮者はソリストの 意見に従うべきだ…、と思っていたのです。 アマチュア演奏家の経験がある父にこの話をしました。 私:「協奏曲ではソリストの意見を指揮者は取り入れなきゃ   いけないんじゃないの…?」 父:「いや、それは違うな。指揮者の権限は絶対さ…。   ソリストが譲らなきゃいけないんだよ…。」 ------------------------------------------------------- ↑↑↑ 父の言う通りなのでしょうか…? 私は今でも、ソリストが「主」で指揮者は「従」だと思うんですが…。 ※ アルゲリッチは「ワガママ」で有名ですけどね…(^^;

  • 協奏曲で独奏者のみ演奏しているときの指揮者

    協奏曲でオーケストラが演奏せず、独奏者(ピアニスト、ヴァイオリニストなど)のみ演奏している とき、指揮者はどうしているのでしょうか。 ただ立っているのでしょうか。それとも、指揮棒を振っているのでしょうか。 協奏曲のコンサートに行ったことがないので、分かりません。ご教示をお願いいたします。

  • 協奏曲の女性ソリストの髪型について

    協奏曲の女性ソリストの髪型について 協奏曲(ピアノやヴァイオリン)の女性ソリストの髪型は、なぜシンプルなのでしょうか。 この理由をご存知でしたら、是非教えてください。 協奏曲のソリストといえば、ステージ上の「華」ですよね。 オーケストラのメンバーの衣装は、黒で統一されているのに対し、ソリストは鮮やかな色のドレスを着ます。 しかし、世界的に有名な演奏者でさえ、なぜか髪型は何も手を加えていない(ロングなら、おろしっぱなし)ケースが多い気がします。 アクセサリについては、照明の関係上つけてはいけないのは知っているのですが、髪形はアップにしたり、巻き髪にしたり、もっと華やかにしてもよいのでは・・・と思ってしまいます。 演奏に集中するために、あえて自然な状態にしているのでしょうか・・・? スケジュールの関係上、髪をセットする時間がないのでしょうか・・・? 昔から気になっていました。 ご存知の方いらっしゃいましたら、ご回答どうぞよろしくお願いします。

  • ソリストのギャラ

    クラシックコンサートでプロのソリストを呼んで協奏曲をした場合のギャラってどのくらいですか? あと、ソリストが音大生とかだったらどうなるんでしょう? ちなみに、プロのオーケストラのエキストラとして、行った場合(ソリストではない)の報酬っていくらぐらいなんでしょう?

  • バイオリンのソリストは立って演奏

    バイオリン協奏曲の演奏を見て思ったのですが、 コンサートマスター他はいすに座り、ソリストは立って演奏していました。 ソリストが座ったり、バイオリンの楽団員が立って演奏することはないのでしょうか。

  • 協奏曲に入るカデンツァについて教えて!

    協奏曲に入るカデンツァについて。1曲に対して数種類のカデンツァが存在するのでしょうか、例えばモーツァルトのバイオリン協奏曲○○番のCDが3枚あるとして、3枚ともカデンツァが別です。ソリストの演奏というか技巧的に違いがあるのではなく、明らかに楽譜が違う感じです。これは、モーツァルトがもともといくつかのカデンツァを作ったということなのですか、それともあとから誰かが違うバージョンを作って、演奏者がどのカデンツァを弾くか選べるのですか。また、CDを買う時に、自分の好きな楽譜のカデンツァが欲しいのですが、買って聴いてみないと分からないことに困っています。

  • 指揮者の楽器経験と演奏

    オーケストラにおける指揮者に関する質問です。 指揮者というのはピアノが弾けるのは絶対条件だと思いますが、それ以外の楽器を弾ける人も多いですよね。 例えば、元々オーケストラのヴァイオリンパート出身の指揮者であれば、ヴァイオリンが弾けるでしょうし、管楽器出身なら管楽器が吹けるでしょう。 このように、指揮者によって得意な楽器などあると思うのですが、それによって交響曲や協奏曲の演奏に特色が出たりしますか? 例えば、ピアニスト出身の指揮者ならピアノ協奏曲が上手いとか、ヴァイオリン出身の指揮者ならヴァイオリンを目立たせるような解釈をするとか。 あるいは、管楽器出身だから弦楽器の解釈はいまいちとか、そういうエピソードでも構いません。

  • 指揮者のいないオーケストラ「交響曲」

    もう日付が変わって昨日になりますが、福岡にて、 広島交響楽団の「Music for Peace 」を聴きに行きました。 友人にチケット貰ったからと誘われて、そう期待もせず・・ 曲目は、 ・ウェーバー 歌劇「オベロン」序曲 ・メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲 ・べートーヴェン交響曲第6番『田園』です。 それが、驚いたことに、最後の交響曲まで、指揮者なしでした。 ソリストで、ファーストVaも務められた、F・シュトイデ氏が 素晴らしかったことは感動ものでしたが、それにしても、 交響曲でフルオケで指揮者なしというのは、初めてで、 こんなにも緊張感を持って聴いたのも、且つてありませんでした。 それほど演奏も素晴らしく、聴き馴染んだはずの「田園」が とても新鮮な感動でした。 私には初めての経験で、ビックリしたのですが、 交響曲で指揮者なしというのは、あることなのでしょうか?

  • ソリストとオーケストラのプレイヤー

     世界中には,素晴らしいソリストの方がいらっしゃいます.チェロでは,マやマイスキー,バイオリンならパールマンやクレーメルなどです(その他にも大勢).  こういう方たちは,最初からソリストとして活躍されていたのでしょうか.私のイメージでは,「オーケストラの一演奏家から始めて,そこで揉まれながら次第に腕を磨いていく」,というものだったのですが,上に挙げた人たちがどこかのオーケストラで演奏していた,という話を聞いたことがありません.  私が寡聞なのでしょうか.それとも,最初からソリストとして演奏家生活を始めることが多いのでしょうか?

専門家に質問してみよう