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楽器と奏者の因果関係・・・?
以前「楽器・演奏」のところで投稿したのですが、このカテゴリーにもう一度期待を寄せて; ”先日、楽器を選ぶにあたって、またその楽器を演奏するにあたって、その人の性格というものは反映されるものだろうか、、、とネット検索してみたところ、 「オーケストラ楽器別人間学」 荒木大輔著 http://homepage3.nifty.com/hyuga-csb/seikaku/seikakutop.htm に出会い、とても興味をもちました。 読んだ方、もしくは何かそのへんのことで自論を持っておられる方、お教えください。 (演奏活動に携わっている/いた方のみ、お願いします。) 参考: http://okwave.jp/qa/q7296488.html
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初めまして。 某芸術大学でヴァイオリンを学んでいる者です。 学校のオーケストラや、地元のオケに入っていて感じたことです。 管楽器は全体的に、おしゃべり・よく言えば明るく社交的・悪く言えば品がない・自分の意志をしっかり持っている、というのが感じられました。 オーケストラで管楽器はソロですから、ある程度の自信と気の強さがないとやっていけないと思います。これはわたしにはできません(涙) 弦楽器は、割と大人しめ・良く言えば真面目・悪く言えば地味で根暗・団結力がある、などです。 弦楽器は音程が大前提ですから、キチキチ合わせる真面目な人が多いです。 ヴァイオリンは1stは弦楽器の中でも派手目な方が好みます。2ndは伴奏に回ったりメロディーに回ったり忙しいので気配りができる方が多いです。 ヴィオラは…わたしが知っている方々が個性的すぎてまとめられません(汗) チェロはカルテットをやると遅刻魔ですが、演奏は下をちゃんと支えてくれるので、根は真面目なんだと思います。 コンバスは積極的でしっかりしている方が多いです。 あと、オーケストラで弦楽器はかなりの人数がいるので団結力も必然的についてきます。 ただ、わたしのように私生活では一匹狼だけど、音楽はカルテットやオケが好きという方もいらっしゃいますし、地味・根暗と書きましたが、正反対の方もいますので、一概に楽器やその時の場だけで決められませんね(^_^;) 地元の先生に聞いた話ですが、カルテットをやるときの血液型も結構関係するそうですよ。 わたしが今まで出会ってきた方々をまとめただけで、全く違う方もいらっしゃると思いますので、一例として受け取っていただければと思います。 管楽器はよく見たことがないので楽器別にはあまり印象がないです…すみません(>_<)
- alterd1953
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heartoheartさん。こんにちは。 明らかあると思います。 私も管楽器ですが、喋りの人間が多い気がします。 (悪く言えば、目立ちたがりですね) ベースは落ち着いてますよね。(ジャコ・パストリアスは別でしょうけど) ドラムも静かな人が多いですけど、どこか頑固というか攻撃性を秘めてる気がします。 ピアノもどちらかというと静かな人が多いんじゃないでしょうか。 ギターは目立ちたがりと内気なひとと両方いる気がしますね。 どちらにしても「主旋」を弾くか弾かないかは大きいでしょうね。 そういう意味でいうとピアノが1番バランスが取れているんじゃないでしょうか?
お礼
alterd1953さん、おはようございます。 お待ちしておりました。 >私も管楽器ですが、喋りの人間が多い気がします。 (悪く言えば、目立ちたがりですね) あれだけ「光って」いれば・・・というところでしょうか(笑) >どちらにしても「主旋」を弾くか弾かないかは大きいでしょうね。 そうですね。 著者もそのことは例を挙げる毎に書いていたと思います。 ピアノは確かに右手・左で音楽を作らなきゃいけないんで、、、「複雑な人」が多いかも・・(笑) >ピアノもどちらかというと静かな人が多いんじゃないでしょうか 去年Duoを組んだソプラノ歌手の方が、「コンクールの控え室はピアノとヴォーカルでは大違い」と言っていました。 ピアノの方は「暗くてお葬式みたい」なんだそう。(笑) シンガーというのは”思いっきり発散”できる人かもしれません。 概して大らかで。。。 娘がドラマーなんですが、「譜も簡単だし、空中で練習ができる」と言っていたのが可笑しかったです。 ピアノは譜読みや理屈も多いので面倒らしいです。 回答ありがとうございます。
- narnia_aslan
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大学時代から今もアマチュアオーケストラでヴィオラを弾いています。 その本は以前パラ読みしましたが内容はあまり覚えてないです… (参考URLにもヴィオラはありませんでしたし) で、ヴィオラと言えば地味で「縁の下の力持ち」的な位置づけですが、私がヴィオラを選んだ理由は 「ヴァイオリンやチェロ希望の人がたくさんいたからレギュラーメンバーに確実になれる楽器」 「幼いころからの経験者というのが少ないから大学から始めてもアマオケならハンデが少ない」 「演奏者の人口が少ないので卒業後に続けるのに、大抵はどこのオケにでも入れる」 という、どちらかというと「目立ちたがり」な理由からでした。 楽器の持つ「地味」なイメージとは反対かもしれません。 それに「ヴァイオリン=花形」というイメージが強いですが同じヴァイオリンでも2ndヴァイオリンはそこまで派手ではないです。 だから「ヴァイオリンを弾いているから○○」というのは必ずしも当てはまらないと思います。 実際、同じオーケストラでヴァイオリン弾いている人でも「ソロパートが好きなタイプ」「みんなでハーモニーを楽しみたいタイプ」とそれぞれ違います。 ヴィオラの中でも同様に、ものすごく派手に弾く人、堅実に弾く人、いろいろいますし… ですから個人的には「星座占い」「血液型占い」と同程度としか思っていません。
お礼
ヴィオラですか。。 そうですね、今本で「楽器別デートマニュアル」というページを探して調べたんですが、他の楽器のように決定的な性格は書かれていませんが、ヴィオラ奏者と著者との極めて個人的エピソード(複数)を 私が勝手にまとめてみるなら、「個性派でマイペース、自由な発想」 という言葉が浮かびました。 仰るとおり、その楽器を自分で選ぶか否かで方向は変わるでしょう。 先の方も触れていますが、本当に自分と性が会わない楽器なら、続かないと思います。 ですから、それがnarnia_aslanさんのように「ヴァイオリンやチェロ希望の人がたくさんいたからレギュラーメンバーに確実になれる楽器」といういうのが選択理由であれば、”ささやかな自己主張のある方”かもしれません? >「星座占い」「血液型占い」と同程度 そう思います。 でも、私はこちらも当てるのが上手いです。(笑) (著者もあまり書いていない)ヴィオラ奏者さんからの回答、面白かったです。 ありがとうございます。
補足
著者は「蛭子能収さん」をヴィオラタイプとして、挙げています。 (適当に読み流してください。) 「意思や野望が強そうには見受けられない。管楽器の厳しい競争社会、一人一人パート死守の責任社会も苦手。 打楽器にしても、トライアングルの一発の前にかかるプレッシャーは御免だ。 では、弦楽器? ヴァイオリンほど敏捷ではなく、またチェロのような強い自己主張も嫌い。コントラバスは重いし、指を痛めたりしたくない。 責任感が強く臆病なので、練習はちゃんとやるから評判はいい。 隣で弓を間違えているのに、自分の方が直しちゃったりする。カワイイ」 (要約)とありました。
- 88HR
- ベストアンサー率77% (7/9)
この著者の書いているのが疑問なのは、たとえばオーボエでもオーケストラでは1stと2ndでは役割が違うのに、オーボエ奏者は「こういう性格だ」と決めつけている所です。 最初に楽器を始める際に、自分では希望しなかった楽器にあたる場合もあって、好き好んでその楽器をやっているとは限らない場合もあり、楽器の役割がその人の性格形成に多大な影響を与えるというのもバイアスのかかった見方ではないかと思います。 また著者の方は本業がオーボエであるにもかかわらず、実際には指揮活動も盛んにしていて、この人の論でいくとオーボエの性格にはならないと思います。 また、本に書かれている楽器ごとの性格も、N響に在籍しているメンバーの顔が浮かぶ位身近な人の事しか書かれていないので、普遍的な性格論には当たらないと思います。 この人自身他のスレにも書かれているように、独断的な性格なので鵜呑みにすることは危険です。 結論として私個人は楽器が人の性格を作るというのは間違っていて、同じ楽器でもいろいろな性格の人がいると思っています。
お礼
実は、初回の投稿の後(海外に住んでいるので日本に帰省し)、本は購入しましたが、「暇なときにパラパラと読む本」という印象で、真面目に読んでいません。(笑) 著者本人もどこか誇張分析・表現を楽しんでいるような節もありませんか? そうですね、「普遍的な性格論には当たらない」でしょうし、著者も確かそのことには冒頭でコメントしていたような気がします。 要は、血液型や星座占いと同じで、「個人的統計学」に過ぎないと思います。 でも、それが自分の中の統計と限りなく近いと判ったとき、うむうむ!と共感できる、、そういうことだと思うんですね。 何事も例外はありましょうし、もちろんそれが全てではありません。 面白いのは、海外版のQ&Aで「各楽器とその奏者に対し、どんなステレオタイプ(固定観念)があるか?」 と例を挙げて質問したところ、否定的な回答がほとんどでした。(11回答中9) つまり、血液型に見られるようにこういうことを考えるのはどうも”日本人特有”なものであるようです。 グループ社会ですから、そうやって”自分の所属するグループ内の人間”をタイプ別に分析したりするのは、言い換えれば、仲間を理解し協調していこう、とする民族性の表れかもしれません。 鋭い回答内容、ありがとうございます。
「オーケストラ楽器別人間学」 私もかつて読みました。とてもおもしろかったしよく現れていると思います。 楽器を選ぶにあたって、その人の性格はそりゃもう反映されるでしょう。 特に役割もはっきりしていますし。 目立つのが好き、正統派、メロディ、といった物が好きな人が 縁の下の力持ち的な楽器は選ばないでしょうし 逆に、旋律より伴奏やハーモニーがおもしろいとか言う人もいるでしょう 音色で選ぶ人もいるでしょうけどね。 あとはとっかかりなら、社会的なイメージもあるでしょうね。 やっぱり中学生女子の吹奏楽の入部時期にはフルートなんか人気ですが 女の子らしいイメージがあるのではと思います。 ソロが多くて叙情的に歌い上げるオーボエなんかは 割と完璧主義だったり、自信があったり野心があったりする人が多いイメージがあります。 自分を高めたいというストイックで、でも以外とロマンチストだったりとか。 ただ個人で習い、学校へ行き入るオーケストラと違って 吹奏楽を部活で、という場合には楽器編成や人数合わせで 希望と違う物へ行くこともありますから。 必ずしも反映しないでしょうね。 でもあまりに本人の好みと相性が悪ければ、やめてしまうこともありますし。 かつて「男の子だから」というだけでチューバを割り振られ 音楽室の隅でうずくまって泣き続けて 翌日退部届を持ってきた男の子もいますし。 高校以上だと、個人で楽器購入できるか否かも大きなアドバンテージとなります。 そういう事情で本人の嗜好や役割への人格的な向き不向きが反映されずに 楽器を担当することもあるかとは思いますが… アイドルやキャラの「属性」とかの好みのようなもので 立ち位置や、役割、社会的イメージがついてまわるから どうしてもある程度人間性は出ると思います
お礼
わぁ、最初の回答者の方は読まれていましたか。 私自身は中学時代は吹奏楽に入っていたのですが、途中から入ったので楽器を選ぶ余地はなく、クラリネットでした。 やはり”女の子らしい”フルートが良かったですね。 でも、グループ練習する際は協調性みたいなものは要求されるパートでしょうか。 >かつて「男の子だから」というだけでチューバを割り振られ 音楽室の隅でうずくまって泣き続けて 翌日退部届を持ってきた男の子もいますし かわいそ~~。 私の中学のチューバくんはた大柄で、のんびりタイプだったような。。 素晴らしい内容でした。 ありがとうございます。
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補足
>わたしのように私生活では一匹狼だけど、音楽はカルテットやオケが好きという方もいらっしゃいますし、地味・根暗と書きましたが、正反対の方もいますので、一概に楽器やその時の場だけで決められませんね(^_^;) 音楽をすると普段の自分でないものが出たりします。それが”一つの表現”であることの証ではないでしょうか。 No.2の方へのコメントと重複しますが、日本はグループ社会(個人主義に対し”団体主義”社会)ですから、そうやって”自分の所属するグループ内の人間”をタイプ別に分析したりするのは、言い換えれば、仲間を理解し 協調していこう、とする民族性の表れかもしれません。 今回は 皆さんから「個人的観察・統計」 そういったものを聞いてみたいと思ったのですが、その意味で、どの回答も大変興味深く読ませて頂きました。 しかしステレオタイプに囚われず、いつでも柔軟な姿勢で楽しく演奏活動をしていきたいですね。 皆さま、どうもありがとうございました!