「弘法筆を選ばず」という諺は本当ですか?
弘法筆を選ばずとは言いますが、本当でしょうか?
どう考えても、弘法は筆を選んでいると思います。
先日、クレープを焼こうと、家で使い慣れてるフライパン(少しくたびれて古くなっているやつ)を引っ張り出して焼いた所、恐ろしくうまく行きません。
裏返そうにも、生地がフライパンにべったりくっついてしまって、ひっくり返らないのです。
母に相談したら、そのフライパンは使い込まれていてくたびれているから、(あまり使っていない)ホットプレートを使った方がいい、と言われたので、そっちで試した所差は歴然でした。
ツルリと生地は裏返るし、凄く焼きやすかったです。
パソコンでも同じ経験があります。
安くて1,000円以下で売っているようなキーボードで入力作業をすると、タイプミスが連続します。
キーが途中で突っかかって打ちそこなったり、チャタリングを起こして二文字以上入ったりと、とにかくそういう事の連続です。
試しに、ちょっと高めのメカニカルタイプなどのキーボードを用いたところ、非常に打ちやすくて、タッチタイプもしやすく、タイプミスが殆ど起きなくなりました。
ドライバーや半田ごてなどの工具も同じで、安物のドライバーでネジを回すとヘッド部が不揃いで、力が均等に伝わらずに、ネジをなめてつぶしてしまうことがよくありますし、軸が細すぎてまわしにくかったりします。
半田ごても、ダ●ソーとかで売っている安い奴を使うと、コテ先が銅食われを起こし、直ぐにボロボロになって使えなくなってしまいます。
勿論、そういう道具を使って組み立て作業をすると、品質ががっくりと悪いものになるのは言うまでもありません。
高品質な物、新しい物を買うと、そういう事態にはなりにくく、やはり安いものや使い古しの傷んだ物には戻れないと感じます。
この諺は本当でしょうか?
自分の経験だと、「弘法筆を選ばず」が成り立たなかったこと、品質の悪い道具を使うと、その道具に応じて出来たものの品質も比例して悪くなることが殆どなのですが、どうでしょうか?