- ベストアンサー
放射性物質の存在比や放出能力
先日、福島第一原発周辺について、 「現在の推定線量が100ミリシーベルトの場所は、帰宅の目安となる年20ミリシーベルト以下になるまで10年程度かかる」 と政府が発表した記事がありました。 今放射線量を考える上で重要なのは半減期が2年のセシウム134と、30年のセシウム137だと思いますが、これらの存在比や放射線量の放出能力はどうなっているかを教えて下さい。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
こちらを http://www.asahi.com/national/update/0824/TKY201108240500.html 放出量はほぼ1対1だそうです。 その事は文科省の発表資料の別紙3,4でも確認できます。 http://radioactivity.mext.go.jp/ja/1270/2011/05/1305820_20110506.pdf 134も137も共にベータ崩壊するようなので放出される放射線は同じであるが、 半減期2年=同じ分量の放射性物質がより早くベータ崩壊する=放射線放出の頻度が高いと思われます。 それが報道中の「線量に影響を及ぼすエネルギーは134の方が高い」と言う記載に繋がっているのかと。 帰宅を早めるには、地表に止まっている放射性物質を取り除くのが必要だが・・・・ 取り除いた土壌、植物、瓦礫の集積場所はその分放射線レベルが上昇するので、簡単に集めるわけにもいかず・・・ だからと言って、何もせず手を拱いていているだけなら猿でも出来るし・・・・ 何れどこかの時点で方針を決める必要があるのだが、決められるのかなぁ。
お礼
ご回答ありがとうございます。 セシウム134とセシウム137は初期の存在比が1対1と考えてよいのですね。 ちなみに、政府は放射能汚染が酷い所は除染しないと思います。除染しても置き場がないのと、家まで放射能物質と化しているので取り壊さなければならず、元の暮らしに戻すのは不可能だからです。 おそらく、原発周辺の何kmかは住居不可能と言うことになって、放射能物質の置き場になることは避けられないでしょう。 私は岩手県と言う都府県で人口密度が最も低い所に住んでいます。北上山地など利用価値が低い土地がほとんどです。 でも、岩手県に引き受けろと言われたらさすがに賛成できません。 どこかが引き受けなければならないのなら、原発周辺が一番合理的でしょう。皆で分かち合うべきものではないので。