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読み方はそう難しくはないのですが、解釈がまだ はっきりしません。 午十一月二日 二分判五拾五 匁? 朱文字は「膝下(しっか)」送先を尊敬する言葉。 手紙の脇付けです。 貴兄などと同じ。 おとくいに渡す金包みですが、二分判は江戸時代の 二分判金(長方形の金貨)のこと。 何枚とか何片と 数えます。 何匁と重さで示すのは秤量貨幣の銀貨 だけです。 この場合は銀何匁と書きます。 従い解釈として 1.二分判金と銀五拾五匁というのを省略して書いた。 2.二分判五拾五□と見ますが、□の文字は枚でも 片でもありません。 匁のくずし字がはっきりしないので、下の不明な線と 合わせ、奈(な)りと読み、二分判五拾五(枚)なりです。 3.二分判金で枚数でなく、重さで五拾五匁ある (安政二分判金で36枚位です)。 しかし判金,小判の場合何両、何枚と書きます。 重さのは見たことがない。 1.の場合秤量銀貨は丁銀、小粒銀のように形が 不定形ですが、写真の包みはきれいな形をしており 違うと思います。 というわけで2.ではないかと思います。 一両は四分なので、27.5両包みになります。 普通は25両包みなので(4包みで百両)疑問は残ります。