カルボン酸と安息香酸の防錆剤(防腐剤)の違い

このQ&Aのポイント
  • カルボン酸と安息香酸の防錆機構には違いがあります。カルボン酸は金属と結合して膜を形成し、防錆効果を発揮します。一方、安息香酸は酸化型の機構を持ち、亜硝酸ナトリウムなどが代表例です。
  • カルボン酸は沈殿型の防錆剤として知られており、金属と結合して防錆効果を発揮します。一方、安息香酸は酸化型の防錆剤であり、酸化反応を介して防錆効果を実現します。
  • カルボン酸と安息香酸は防錆機構が異なります。カルボン酸は金属と結合して膜を形成し、防錆効果を発揮します。一方、安息香酸は酸化型の機構を持ち、亜硝酸ナトリウムなどが酸化剤として使用されます。
回答を見る
  • ベストアンサー

カルボン酸と安息香酸の防錆剤(防腐剤)の違い

主に防錆剤について現在調べています。 調べていてカルボン酸(塩)と安息香酸(塩)の防錆機構が異なるということを知りました。 カルボン酸は、金属と結合して『 RCOO^- M^+ 』となりこれが膜となって防錆効果を発揮するようですが、 安息香酸は、これと異なる機構のようですがどのような機構なのでしょうか。 カルボン酸は沈殿型と言われ、上記のように金属と結合しますが、 安息香酸は酸化型と言われています。 酸化型の代表例として亜硝酸ナトリウムがあり、 『 2Fe^2+ + 2OH^- + 2NO^- → 2NO + Fe2O3 + H2O 』 となります。 何か文献(英文でも大丈夫)があれば教えて頂けないでしょうか。 色々と調べていますが、反応機構が載っている文献が見つかりません。 (沈殿型は見つかりますが、酸化型は亜硝酸Naのみです。) 宜しくお願い致します。 なお、私は大学レベルの化学の知識は持っています。

  • 化学
  • 回答数3
  • ありがとう数3

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • htms42
  • ベストアンサー率47% (1120/2361)
回答No.2

見てみました。 2-3 種類と適用 の中の文章ですね。 確かに書いてあります。 安息香酸はカルボン酸のひとつですから書いてあることの意味が分かりません。 表の1の分類の中にはカルボン酸も安息香酸も出てきていません。 付け足しで書いて間違ってしまったということはありませんか。 リン酸被膜が錆止めに使われるというのはかなり昔からのことのようです。 50年ほど前に聞いたことがあります。 中学校の時の理科の先生が「卒論のテーマだった」と言っていました。

chemchemya
質問者

補足

返答ありがとうございます。 >付け足しで書いて間違ってしまったということはありませんか。 多くのキーワードで検索を行ったため、適当なキーワードが思い出せず、他の例を示すことができません。 防錆機構は、主に「酸化型」「沈殿型」「吸着型」の3タイプがあるようですが、 HP上で「○型」と記載されているものは、すべて「安息香酸=酸化型」「カルボン酸=沈殿型」となっておりました。 ですので、先に示しました例のHPが特に間違っていたと考えられません。 (吸着型=ベンゾトリアゾール:主に銅系金属に使用) なお、主に安息香酸そのものが使用されるのではなく、安息香酸ナトリウムが使用されていますが、 特に防錆効果としての差はないようです。

その他の回答 (2)

  • Tacosan
  • ベストアンサー率23% (3656/15482)
回答No.3

うぅ~ん, 安息香酸のうち関係しそうなのはカルボキシ基だけなんだけどなぁ.... フェニル部分が反応に参加するとは思えない. とはいえカルボキシ基がそんな簡単に還元できるとも思えないし....

参考URL:
http://www.patentjp.com/12/L/L100014/DA10078.html
chemchemya
質問者

お礼

返答ありがとうございました。 数十年の英語論文に鉄の表面が酸化されるという文言がありましたが、 反応機構が載っておらず手詰まり状態になりましたので、 安息香酸は鉄を酸化すると無理やり納得することにしました。 ありがとうございました。

  • htms42
  • ベストアンサー率47% (1120/2361)
回答No.1

>安息香酸は酸化型と言われています。 これは確かでしょうか。 安息香酸はカルボン酸です。 C6H5COOH

chemchemya
質問者

補足

返答ありがとうございます。 >>安息香酸は酸化型と言われています。 >これは確かでしょうか。 防錆剤での分類としては確かなようです。 防錆の技術関連・特許関連では、安息香酸とカルボン酸が違うカテゴリ(酸化型、沈殿型)に分類されて表記されています。 キーワードとして「酸化皮膜型インヒビター」でgoogle検索していただければ、 トップ項目に「硫黄系インヒビターの適用例」というpdfがございます。 そのファイル内で「安息香酸」とさらに検索していただければ、 文章として異なるカテゴリになっています。

関連するQ&A

  • 防錆剤の皮膜生成機構について分からなくて困ってます

    化学の勉強をしていないため、防錆剤について調べる機会がありましたが全く分からない状態であります。 金属を水から防錆することから防錆剤?(添加剤)をネットで調べましたところ ・リン酸塩 ・有機酸 ・ベンゾトリアゾール ・安息香酸Na ・ベンゾチアゾール などなどが出てきました。防錆には金属表面に防錆膜を生成すると書いてありましたが、防錆膜はどのように生成されるのでしょうか? できれば、一つ一つの防錆機能(他の物質と異なる点)と防錆膜の生成機構を教えていただけたら幸いでありますが、どうかよろしくお願いいたします。

  • p-フェニルアゾ安息香酸のナトリウム塩の作り方について

    はじめて質問させていただきます。よろしくお願いします。 現在p-フェニルアゾ安息香酸のカルボン酸部位をナトリウム塩にして 純粋なナトリウム塩の固形物を得たいと考えています。はじめp-フェニル安息香酸を水に溶解させて水酸化ナトリウム水溶液を滴下していき中和していき、当量点で滴下をやめて水分を飛ばしナトリウム塩をえようと思いましたが、p-フェニル安息香酸が水に溶解しないため中和滴定はできません。何か良い方法で純粋なナトリウム塩を得る方法があれば教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。

  • P-ニトロ安息香酸エチルの還元について

    はじめまして。 現在実験で、P-ニトロ安息香酸エチルをしてP-アミノ安息香酸エチルを合成するという実験をしています。 鉄粉を触媒にして、P-ニトロ安息香酸エチル+1.8Mの硫酸で還元反応を起こしました。 反応後に、 無水炭酸Naを加え中和して、さらに酢酸エチルを加えて分離、 飽和食塩水を加えて分離、 塩酸を加えて目的物の分離、 飽和炭酸Naを加えて中和 濾取・結晶化 と言う作業を行いました。 最初の手順で硫酸を加えたときに、硫黄臭がして、発泡が起こったのですが、ここの反応でP-アミノ安息香酸エチル以外に生成される物質は FeSO4  H2O もしくはFe(OH)3 だと思うのですが、発泡により発生した気体というのが何かわかりません。 分かる方がいらっしゃいましたら、教えていただきたいと思います。ヨロシクお願いします。

  • 安息香酸とGrignard試薬の反応について

    安息香酸(PhCOOH)にGrignard試薬(MeMgBr)を作用させると どのような反応が起こるのでしょうか。 大学の有機化学の授業で出された演習問題で、 PhCOOHとMeMgBrから 中間体を経由してなにかの生成物を与える という問題があったのですが・・・ マクマリー有機化学を見たところ カルボン酸はGrignard試薬と反応すると 炭化水素とカルボン酸のマグネシウム塩を生じて Grignard試薬との付加生成物を与えない と書いてあったので Grignard試薬の付加生成物ができないなら どのような中間体や生成物が生じることになるのでしょうか。 よろしくお願いします。

  • ベンジルの酸化

    ベンジルを強力な酸化剤で酸化した場合なにができるのでしょうか? シクロヘキサノンのような対称ケトンならばKMnO4で酸化するとカルボニル基に隣接するC―C結合がきれてカルボン酸ができ、ヘキサン2酸ができると思うのですが、同様に考えてベンジルを酸化すると安息香酸ができるのでしょうか?? よろしくお願いします。

  • ベンズアルデヒドの酸化の反応機構を教えてください!!

    ベンズアルデヒドの酸化の反応機構を教えてください!! ベンズアルデヒドを酸素で酸化して、安息香酸ができる反応の反応機構を教えてください。または、反応機構が載っているサイトを教えてください。お願いします。

  • 2-フェニルエタノールに過マンガン酸カリウムとH2Oを加えることによっ

    2-フェニルエタノールに過マンガン酸カリウムとH2Oを加えることによって安息香酸が得られるとマクマリーの7版の問題の答えに書いてあったのですが、2-フェニルエタノールを酸化してもフェニル酢酸しかできない気がします。なぜ安息香酸ができるのか分かりましたらぜひ教えていただきたいですm(_ _)m

  • 酸化剤はなぜカリウム塩が多いんですか?

    理科の実験で使う酸化剤:硝酸カリウム、塩素酸カリウム、二クロム酸カリウム、過マンガン酸カリウム すべてカリウム塩ですよね、なんでですか? カリウムは燃えるのの触媒?みたいな感じで働くと聞いたのですが、有機化学にもトルエンを酸化して安息香酸を作る実験には過マンガン酸カリウムが使われてます。有機化学には火は使わないし、カリウム塩よりナトリウム塩の方が安いのになぜですか。

  • 電子防錆装置の効果 イオン化傾向等も考慮した説明

    世の中には電子防錆装置なるものがあるようで、橋脚などに対して効果があるようです。この技術を流用して、車に適用したものがあります。 ラストストッパー等がそうです。 錆の発生モデルが下記の通りなので(wiki引用) -------wiki-------- アノード部: Fe → Fe2+ + 2 e− カソード部: H2O + 1/2 O2 + 2e− → 2 OH− これら2つの反応から、以下の反応が起こる。 Fe2+ + 2 OH− → Fe(OH)2 そして、酸素により以下の反応が起こり、 4 Fe(OH)2 + O2 + x H2O → 2 (Fe2O3・x H2O) + 4 H2O ----------------- 電子防錆装置は、車体のなるべく端に、マイナス電極を接続し、他端をGNDとすることで、Bodyに電子を供給し、上記アノード部の作用を発生させにくくするというものです。と言うことで、原理上は、防錆の効果がありそうです。 ところでここからが質問したい課題です。 上記モデルとは異なり、実際、車体には、鉄板とアルミ板とが混在しています。イオン化傾向の異なる金属間に、電解液(雨水+汚れ等)が存在するので、電池の様なものが存在することになり、と言うことは、イオン化傾向の小さい側は還元作用がなされ、イオン化傾向の大きい側は、酸化されるというものだと思います。ラストストッパーが存在しなければ、それなりに酸化還元作用発生すると思いますが、不用意に鉄板に電圧を加えて、電子を供給してしまうことで、より一層電池構成部に酸化還元作用が促進されないかと言う点が知りたいです。 あまり化学の知識がなく質問しております。上記wikiレベル程度のレベルでご説明頂けると幸いです。よろしくお願い致します。

  • 化学のことで

    (1)3Cu+8HNO3→2NO+3Cu(NO3)2+4H2Oの式で、 酸化数を比べて、酸化された物質、還元された物質を考えるんですが、 これについて、硝銅のNの酸化数が酸、硝酸のNの酸化数と同じなのは、ただのイオン結合だからでしょうか? (2)硫酸、塩酸の混合水溶液があって、このうち100mlをとった液に、 Ba(OH)2水溶液を過剰量加えて、沈殿を生成させた。沈殿物を取って、ろ過させたら3,50gあった。硫酸Amol/ℓ、塩酸Bmol/ℓで ここで、BaSO4+BaCl2の質量の和が3,5だと思って、 解こうと思ったのですが、どっちがどれだけ反応したかわからず、答えを見てみると A×(100/1000)=3,5/Aという式がかかれてました。 つまり、ここではBは反応していないということですか?もしくは、沈殿していないということですか? よろしくおねがいします