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楽器演奏の録音に適したICレコーダ
楽器演奏の録音に適したICレコーダ 最近のICレコーダの音質はどんなものでしょうか。 楽器演奏の録音にも最適と書かれているものがありますが, 実際のところ,どれくらいの音質なのかと思います。 楽器の音色にどれくらい近いか(硬い音にならないか), ザワザワと雑音が混じらないか, この点が気になります。 楽器はピアノとヴァイオリンです。
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>> キンキンとした硬質なデジタル丸出しの音(本当の音とは全く異質な音)でなければ,たぶん大丈夫です。 私がイメージしているものよりは,ずっと期待がもてそうです。 // 論より証拠、百聞は一見に如かず、ということで、定番機種の中からいくつかサンプル録音のあるものを... もともとの素材は、ここのページのいちばん下にあるTINGARAというユニットのJupiterという曲です。やや重いですが、WAVEファイルの方を基準と考えれば良いでしょう。 http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060710/dal243.htm この手のレコーダーの火付け役になったRoland (Edirol) R-09の後継機種であるR-09HRのサンプルは、ここ。生録音のサンプルもあります。 http://av.watch.impress.co.jp/docs/20080317/dal318.htm SONY PCM-M10、同-D50、OLYMPUS LS-11のサンプルは、ここ。SONYは古くから生録用にカセットテープレコーダーなどを出して来ていて、デザイン的にもそれらを彷彿とさせます。 http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dal/20091005_319652.html TASCAM DR-1のサンプルは、ここ。TASCAMも業務用レコーダーの歴史が長く、質実剛健というイメージを地でいくデザインです。 http://av.watch.impress.co.jp/docs/20080310/dal317.htm 安価・多機能で裾野を広げたZOOM H4の後継機種であるH4nは、ここ。デザイン的に洗練されていないのは、同社の伝統というか何というか。 http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dal/20090323_76219.html いずれも、上記の曲をスピーカーで再生して、かなり近い距離で録音したものなので、必ずしも実際に(特に生楽器を)録音する状況とは異なる部分も大きいですが、同じような条件で多くの機種を比較している例というのがあまりありませんので。 それでも、雰囲気だけはつかめると思います。野鳥の鳴き声などもあるので、音の広がりや遠近感などもある程度分かるのではないかと。
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- kenta58e2
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No.2です。 まぁ、質問者の方がそうだと言うわけではないですが、クラシック畑の方は、私らアマチュア音響屋から見ると、録音(の結果)に対しては「真実の(実際に出ている)音より理想の音」みたいな傾向の方が多いので、費用面で問題ないならこっちのタイプの方が良いかもしれません。 http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=444%5EMR1%5E%5E http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=444%5EMR2%5E%5E コルグのこのシリーズは、私が辛口にいう所の「実際に自分が出している音がどうか…より、自分の理想に近い音を『真実』として記録したい」タイプのクラシック畑の方(私の身内に多数居ります)に、絶賛する人が多いので、こっちの方が良いかなと。 まぁ、このシリーズで音が硬かったら、実際に出てる音が硬いという事でしょう。 No.2では、ZOOMというメーカーのはやや硬め荒めで、どっちかというと電気楽器に向きます。 YAMAHAはメーカーカラーで中庸傾向ですね。 No.2及び今回の機種(というか、No.1さんのリスト全般ですが)は、楽器類も最初から設計対象に入っているフィールドレコーダーのカテゴリですので、会議録音用のICレコーダとは「製品カテゴリ(基本設計思想)自体が別物」です。 このカテゴリで3万円台くらい出せば、下手なマイクと録音機材のセットよりは堅いです。 (ちなみに、フィールドレコーダのカテゴリの製品なら、録音時にユーザーがレベル調整する機構はあって当たり前。というか、ユーザーがチューニングして使うのが前提です。ここらも会議録音設計のICレコーダと抜本的に違います。) ただ…重ね重ねですが、「ザワザワ感」は環境がザワザワしていたら確実に拾いますよ。 それも高性能(高感度)のなせるワザなので。 ザワザワ感のある会場でピンポイントで楽器音だけ録るなら、そういう用途に適したマイクと、その種のマイクが使える録音機材を使うしかないです。
お礼
>会議録音用のICレコーダとは「製品カテゴリ(基本設計思想)自体が別物 >録音時にユーザーがレベル調整する機構はあって当たり前 回答をいただいて最近のものは違うということが分かってきました。 音楽用として技術開発,研究が進められてきていたのですね。 全く知りませんでした。 上を見れば切がないと思いますが, 電気店に出向いて手頃な価格帯のものを見てみようと思います。 再度のご親切な回答,有難うございました。
値段は高いですが、OLYMPUSのこれがお勧めです♪録音レベルを調正できるし、何より、音質がものすごくいいです!マイクが立体型になっているので、ステレオ並みの音質です。また、操作が簡単です。写真を添付けしますので参考にしてください。ちなみに、僕は、ミドリ電気で買いました。大きさは、約13センチです
お礼
写真の添付がないので機種は分かりませんでしたが, OLYMPUS製にたいへん満足されているようで, きっと良い音なのだろうと思いました。 電気店に行って,OLYMPUSも検討してみようと思います。 ICレコーダなんて駄目だと思い込んでいましたが, 考えが変わりました。 有難うございました。
- kenta58e2
- ベストアンサー率74% (2483/3311)
個人的には、ここらならそこそこ及第点だと思ってますけど、 http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=738%5EDR1%5E%5E http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=822%5EH4N%5E%5E http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=814%5EPOCKETRAKW24%5E%5E http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=301%5ER09HR%5E%5E だけど、音色と周辺ノイズの問題は、「どういう環境で録るか」次第ですよ。 ライブやってる真っ最中の現場で録るなら、どの機種使ってもザワザワは入ります。 ライブ会場じゃなくても、まともな防音吸音構造のスタジオで録るんじゃない限りはね。 そういう環境で、ピンポイントで楽器音だけ録りたいなら、それ相応のマイクと録音機材が無いとはなっから無理です。 堅い柔らかいも、録り方次第です。 録音だけ考えればいい状況なら、工夫はいくらでもあるので。 プロでも音源と環境、欲しい音質なりに、録音の都度いろいろと工夫しながら録るものです。
お礼
使用目的は楽器練習の様子を録音して自分で聴くだけなのですが, あまりにも音質が実際とは違う異質なもの(キンキンした音)であると抵抗があり, 最近のものは良いのだろうかと思っていたところです。 まあまあの価格帯で及第点だと思われる機種をいくつか挙られていますので, ICレコーダのレベルはかなり上がっているように思いました。 具体的な機種を挙げていただき,ありがとうございました。
- Yorkminster
- ベストアンサー率65% (1926/2935)
>> 楽器の音色にどれくらい近いか(硬い音にならないか) // あらゆる機種を試したという訳ではありませんが、市販CDのようなクオリティを求めることはできません。低音の太さや明瞭さが足りず、中高音もザラついた音になりがちです。その意味では、あまり本物の楽器の音に近いとはいえません。 もっとも、CD制作などの際に使うマイクは1本で10万円とか20万円とかの世界で、レコーダー(を含むその他の機材)も100万円以上するものが使われている場合もあるので、たかだか数万円のポータブルレコーダーにその質を求めるのはお門違いともいえます。 また、いわゆる音楽用のポータブルレコーダーであれば、概して、会議用・ボイスメモ用のICレコーダーとは一線を画する音質であるのは確かです(もちろん、機種による)。設置などに気を使えば、ピアノならタッチの違いや、ヴァイオリンならボウイングの違いなども、きちんと描き出すことができます。 http://www.soundhouse.co.jp/shop/SearchList.asp?i_type=c&s_category_cd=320 (サウンドハウスで取り扱われている例) >> ザワザワと雑音が混じらないか // レコーダー自体の性能の問題だけではなく、むしろ録音する環境の方が問題になります。レコーディングスタジオのノイズレベルは、静かなオフィスなどと比べても数倍~数10倍は静かに作られています。しかも、人間の耳(というか脳)は、ほとんど無意識のうちに必要な音だけを選別して認識することができるので、静かだと思っている環境でも、実は意外にやかましかったということがあります。 レコーダーの方の特徴としては、特に会議用のICレコーダーは、どの方向に発言者がいても均等に録音できるように作られているので、真正面の楽器以外の音もよく拾います。対して、音楽向けのレコーダーは、正面以外の音はあまり拾わないように設計されているものが多くあります。 これら、音楽向けのポータブルレコーダーに関しては、有志のユーザがサンプルを公開してくれている場合が多いので、それらで実際の音を確かめるのが良いでしょう。内蔵マイクだけではなく、外付けのステレオマイク(3万円前後のものを使う人が多い)を使った例もあります。
お礼
>いわゆる音楽用のポータブルレコーダーであれば、概して、会議用・ボイスメモ用のICレコーダーとは一線を画する音質であるのは確かです 会議用・ボイスメモ用の古い機種のイメージしかありませんでしたので, 技術の進歩で最近のものは全く違うのだろうかと期待していたところです。 キンキンとした硬質なデジタル丸出しの音(本当の音とは全く異質な音)でなければ,たぶん大丈夫です。 私がイメージしているものよりは,ずっと期待がもてそうです。 たいへん詳しくご回答をいただき,ありがとうございました。
お礼
再度,有難うございました。 サンプルが聴けて分かりやすいでした。 想像していたよりも遥かに良い音でした。 これぐらいの音になるなら十分です。 オリンパス「LS-10」のページでのヴァイオリンと, Roland「R-09HR」のページでの弦楽四重奏のサンプルは, 良い判断材料になりました。 実際の音よりも硬質だろうと思いますが,十分に満足できる音質です。 イメージしていたキンキンした音とは全く別物でした。 ノートパソコンのスピーカーで聴いていますので, それを差し引けば,もっと良い音だろうと思います。