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映画「ショートカッツ」みたいな展開の小説や映画のジャンルに呼び方はありますか?
映画「ショートカッツ」のように、それぞれのストーリーが同時展開していし、Aという話では倦怠期の夫婦の関係が中心のストーリーなのに対し、BというストーリーではAの夫婦の旦那が警察官という立場で脇役として登場し・・・・という形になって、複数の違うストーリーが展開し、最後には1つに繋がるという、小説や映画がありますよね。 私はこのパターンがすごく好きなのですが、この手法には呼び方があるのでしょうか? もしあったら教えていただきたいです。 そして、この手法の小説や映画をご存じでしたら、そちらも是非教えてください。
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- isoiso0423
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No3ですが、ふと思いついた映画があるので。 「めぐりあう時間たち」 通常、グランドホテル方式の映画は登場人物たちの「場所」、あるいは「時間」が同じ、という設定があるのですが、上記の作品は例外で、数十年の時間を隔てて、場所も違う3人の女性を描いています。 数多くの映画賞を獲得した作品です。 興味があるようでしたら、ぜひどうぞ。 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=240843 「ビフォア・ザ・レイン」 これはDVDになっていないので見るのが難しいかもしれませんが、マケドニアの修道院、ロンドン、民族紛争で揺れる村、と3つの場所を舞台に、各地域の登場人物たちが最後には集約されていくという、すごい構造で描かれた作品です。 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=28601 ブラピの「バベル」も、日本、モロッコ、アメリカ、メキシコとそれぞれ登場人物や舞台が異なる作品でしたが、上記の作品からヒントを得たのではないかと思います。 「21グラム」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=318857 「トラフィック」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=163179 これらも場所がバラバラでそれぞれの登場人物が描かれる作品でした。
- harada0348
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グランドホテル方式とか、群集劇という言い方をよくします。 既に色々あがっていますが、『ショート・カッツ』の監督のロバート・アルトマンはこのような手法の映画の名手です。 他に『ゴスフォードパーク』と言う映画がこの監督の作品であります。この映画は非常に上手く群集劇として上手にできていますが、群集劇でありがちな欠点である(僕だけが思うのかな?)あまり有名な俳優が出演していないので、登場人物が混乱する恐れがありますので、気合いを入れて見ないと、誰が誰だかわからなくなる可能性があります。 僕がこのようなグランドホテル方式、群集劇に初めて出会った作品では、クエンティン・タランティーノ監督の『パルプ・フィクション』です。この映画は有名人がたくさん出ているのでわかりやすいです。この映画は同時進行というよりも、時系列がバラバラになっていますが、最初のシーンから最後のシーンへ行くまでに時系列がバラバラでストーリー展開もとても繋がりがあるように思えなかったのが、ラストシーンで見事にストーリーがつながります。 バラバラであったパズルが上手くラストシーンで完成したような感じと言えばわかりやすいのかな? もし未見でしたら上記の2作品も観てください。
- isoiso0423
- ベストアンサー率64% (1125/1741)
「グランドホテル方式」や「アンサンブル・プレイ」、あるいは「群像劇」「群衆劇」というのが一般的だと思います。 ロバートアルトマンの作品は「ショートカッツ」を始めこうしたスタイルの作品がわりと多いです。 代表作の「M・A・S・H」や「ナッシュビル」なんかも登場人物のそれぞれがストーリーを担っており、箇々に展開しつつ最後には集約されていくという構成でもあります。 近年だとポール・トーマス・アンダーソン監督の作品が上記のような構成で作られたものが何本かあります。 「ブギーナイツ」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=84311 「マグノリア」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=159813 ポール・ハギス監督のアカデミー作品賞受賞作「クラッシュ」も上記の作品同様、構成がかなりよく出来ており、アカデミー脚本賞も受賞しました。 交通事故をきっかけに20名近くの人生が狂い始めていくという、事故の前後36時間を描いたサスペンス感漂う群像劇でした。 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=322654 こうした群像劇の原点はその呼び名になっている1933年「グランド・ホテル」という作品です。 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=6411 限られた空間での群像劇だと「駅馬車」という往年の名作西部劇から「駅馬車方式」という言われ方もあったようです。 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=2805 上記の「ナッシュビル」以外はDVDで見られますので、ぜひどうぞ。
お礼
詳しくありがとうございます。名前の由来のグランド・ホテルも見てみたくなりました。 マグノリアは静かな空気感が好きな作品でしたので次はブギーナイツ見てみようと思います。 いっぱいたくさんの作品教えて下さってありがとうございます。 お正月休み中、グランドホテル方式映画を思う存分見てみます。
- ultraCS
- ベストアンサー率44% (3956/8947)
グランド・ホテル方式のことでしょうか、ちょっとちがうような気もするけど http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%9B%E3%83%86%E3%83%AB%E6%96%B9%E5%BC%8F
お礼
グランド・ホテル方式とも言うのですね。ありがとうございます。
- irresoluti
- ベストアンサー率65% (13/20)
同じ世界の中で主人公(視点)がどんどん変わっていくシナリオ構造のことを最近では「ザッピング」と言います。 近いところではこの言葉が当てはまると思います。
お礼
ザッピング、初めて聞きました。ありがとうございます。検索してみますね。
お礼
ゴスフォードパークまだ見てないです。気合い入れて早速見てみます。ありがとうございます。パルプフィクションは子供の頃に見て、なんてすごいんだ!って感激した作品です。もう一度見てみようと思います。ありがとうございます。