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GCーMSの原理
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目的物質を溶媒に溶かしてGCに打ち込んだら、PCの画面にピークが出てきた、という所まではOKですね? まず、GCとMSを別々に考えましょう。 中でファンが回っているのがGC、すぐ横のポンプで真空になっている箱がMSです(だいたいは)。 GC=Gas chromatograph ガスクロマトグラフ ガスクロマトグラフィーを行う装置です。クロマトグラフィーの一種です。 GCの中に、細いぐるぐる巻きの物体(キャピラリーカラム)が設置されていたと思いますが、上の注入口からあの中に試料を注入して、ガスを流しながら温度をかけると、しっぽの方から早く出てくるものと、遅く出てくるものがあるのです。そういうのをクロマトグラフィーといいます。 PC画面で分析が進むにつれ、いくつかピークが出てきませんでしたか? アレがそうです。 MS=Mass Spectrometer 質量分析計 GCから、順番にピークとなって出てきたもの。それが一体、何者なのかを計るのがMSです。 GCから出てきた成分に、真空中で電子を衝突させると、いろいろな壊れ方をします。その壊れたカケラたちを調べると、PC画面でピークになってるものが、何の塊なのか、だいたいわかるというわけです。 こんな感じではいかがでしょう?
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どのあたりまで理解できているかが分からないので、ざっくばらんに。 ガスをカラムに通すとガスの種類によって分類され、カラム出口に出てきます。 これを何らかの検出器で調べるのですが、複数の種類の化学種が同じ時間に 出たり、ピークが干渉したりすることがあるので、MSを使って分子の質量を 推定する情報を得るということです。 これくらいは知っている、あるいはこのあたりを詳しく等あれば 補足をお願いします。
お礼
理解できました! ありがとうございました!(^O^)
ガスクロの移動相にヘリウムを使います。 真空を二段階にして、最初の段階で狭い幅の切れ目を作り、切れ目の外側を真空にし、ガスクロから出てきた気体の流れは切れ目で拡散係数の大きいヘリウムが真空側に逃げていきますが、試料成分は質量が大きく拡散係数が小さいため、切れ目から外に逃げられず直進します。 直進した先は高い真空度になっておりそこで試料の質量分析をします。 さらに高分解能にするにはGC/MS/MSにして元素分析まで可能です。
お礼
説明ありがとうございました!(^O^)
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お礼
とてもわかりやすかったです!ありがとうございました!