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デカノイルアセトアルデヒドについて
皮膚疾患にきくとのことですが、成分が含まれている外用薬を見たことがありません。 どうして販売されないのか不思議です。 わかる方はぜひとも教えてください.
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再度失礼します。 大量生産して使うには性質を安定させなければなりませんが、その為の化学合成で酵素が本来持つ性質(デカノイルアセトアルデヒドであれば抗菌作用)が変質してしまっては意味がありません。 揮発性の酵素は抽出しにくいがために研究対象としては難しいのです。 他の酵素でも、ないと思われていた植物から発見されたり、未だに不明のままといった例(ゆずの光毒性物質)もあります。 先にも書きましたとおりドクダミには複数の効果があります。 ですが、デカノイルアセトアルデヒド単体であれば他で代用が効くのであえて拘る必要がないと思われます。(酸化して変質した酵素も消炎効果等あるので有効成分に変わりない) もっと研究が進んで安価で安全な酵素として扱うことが出来れば可能性はありますが、日本の精油研究はフランスやイギリスに比べて遅れてるので難しいかもしれません。
デカノイルアセトアルデヒドは ■熱処理や乾燥によって成分が変化してしまうから生でなければならない。 ■脂溶性であるが揮発性が高い。 という性質があり、これを壊さずに抽出するのが難しいんですね。(特許が出願されてました) 皮膚疾患にきくとのことでデカノイルアセトアルデヒドをあげられていますが、ドクダミにはこれ以外にも解毒作用や炎症を抑える作用を持つ成分があり、ドクダミエキス配合の化粧品(薬用含む)は多種あります。 例えばエッセンシャルオイルは表示上「香料」に含まれるし、アロエエキスやオレンジ果汁といった表示でも問題がなく、このような場合はオレンジに含まれるクエン酸やリン酸までは書かれません。 つまるところ、薬事上の都合と成分抽出の難しさにより現状があると推察します。
お礼
天然物から抽出するのは大変だと思うのですが、たいていの薬品は化学合成をされて大量生産をしています。 デカノイルアセトアルデヒドは化学合成は容易なのか?と思いました。 ありがとうございます。