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左派のための映画案内

ケン・ローチ監督の大ファンです。 しかし左派の映画監督ってこの方しか知りません。 別の映画監督の作品も観てみたい気がします。 左派のための映画ってご存じないですか?

質問者が選んだベストアンサー

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  • isoiso0423
  • ベストアンサー率64% (1125/1741)
回答No.1

左派と呼んでイイものかちょっと悩むところで、ケンローチほど各作品のテーマ性が顕著じゃないかもしれませんがイタリアのジュリアーノ・モンタルドなんかどうでしょうか? ただ日本で公開された作品だと、実際にアメリカであった共産主義者弾圧を描いた「死刑台のメロディ」のみのようですけど。 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=9676 他には同じくイタリアのエリオ・ペトリが「労働者階級は天国に入る」という作品を作っていますが、日本じゃDVDになっていないようです。 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=25545 あと思いつくのは共産主義者とみなされハリウッド10と呼ばれた10人の映画人の作品ですが、それっぽい作品で思い出せる物がありません。 いちおう参考に http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88 赤狩りで問題視された監督の中ではマーチン・リットが労働運動を展開する女性の話を撮っています。 「ノーマレイ」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=17348 ほかにもリットは炭坑夫たちの権利を守る戦いを描いた「男の闘い」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=3715 最近だとシャーリーズ・セロン主演作で鉱山で働く女性労働者の権利を勝ち取る実話「スタンドアップ」という作品がありました。 まあこれは女性の自立的な側面の方が強かったかもしれませんけど。 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=323556 ちょっと変わったところではロシアのヴィターリー・カネフスキー監督の作品で「動くな、死ね、甦れ!」。 世界大戦直後、旧ソに抑留された日本人捕虜たちもいる村の、労働者階級の子供やその家族の話です。 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=2385 邦画だったら今井正監督の作品、 日雇い労働者たちを描いた「どっこい生きてる」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=135485 貧しい山村の子供たちにスポットをあてた「山びこ学校」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=135683 終戦直後、うちひしがれた貧しき人々に音楽を聴く歓びを伝授していった群馬交響楽団の実話「ここに泉あり」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=135683 ほかにも差別問題を扱った「橋のない川」、終戦後の農村における混血児の生き様を描いた「キクとイサム」などがあります。 山本薩夫監督も プロレタリア弾圧と戦った山本宣治を描いた「武器なき斗い」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=139651 学校での教師への弾圧に対する闘いを描いた「人間の壁」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=139058 低賃金で働く印刷工たちの解雇と会社との戦いを描いた「太陽のない街」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=136377 GHQ統制下で起こった列車転覆事件と、アカのレッテルを貼られその犯人にされてしまった労働者たちの13年にわたる無実への闘争を描いた「松川事件」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=139805 「蟹工船」に代表されるように国別の映画で見たら50年代60年代の邦画に左派的なテーマを扱った映画がいちばん多かったように思います。 ただこのころはアジア映画はあまり公開されていないし、洋画も顕著に左派的なテーマの作品は配給会社が嫌って買い付けをしなかったのかもしれませんけど。

simonsays
質問者

お礼

ご丁寧な回答どうもありがとうございます。全部はいきなり観られませんが、監督の名前を明記してくださっているのはありがたいです。まさ参考にさせていただきますね。

その他の回答 (1)

  • ribisi
  • ベストアンサー率28% (247/864)
回答No.2

左派かどうかはともかく、ケン・ローチ好きならばまずはマイク・リーも どうぞということでしょう。 ダルデンヌ兄弟も作風としては重なる部分もあるかと。 あと体制とは切っても切れない旧ソ連構成国のひとつ、グルジア出身の オタール・イオセリアーニとか、若手では『ウォンテッド』の ティムール・ベクマンベトフからも、反体制の思想を感じ取ることができます。 まぁもともと芸術はリベラルを志向しますから、間口を広げれば 多くの映画が該当するとは思いますが。 例えばビリー・ワイルダーやスピルバーグなど、反ナチが根底にありますし、大島渚、森崎東、吉田喜重とか、たくさんあると思います。

simonsays
質問者

お礼

ご回答どうもありがとうございます。これから観てみます。参考にさせていただきます。 「まぁもともと芸術はリベラルを志向しますから、間口を広げれば多くの映画が該当するとは思いますが」 別にカニコーみたいな政治的利用された作品でなくても、左派っぽいメッセージが感じられる監督は大勢いるんでしょうね。

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