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鉄鋼について

鉄鋼業の業績を語る時、なぜ粗鋼生産量が使われるのでしょうか?鉄鋼販売量の方が重要なのではないでしょうか。鉄鋼生産量だと各社の業績とは直接関係ないのでは?それとも販売シェアが決まっているから、生産量を語れば十分なのでしょうか。

みんなの回答

  • ymmasayan
  • ベストアンサー率30% (2593/8599)
回答No.2

製鉄業は巨大な装置産業です。従って企業、国別、世界で生産規模を比較したり業績を見たりするときに 一番基本になるのが生産できる鉄(鋼)の総量です。 鋼の製法には大きく 1.高炉-転炉法(鉄鉱石、石炭→銑鉄→溶鋼→鋳造→粗鋼) 転炉では銑鉄とスクラップを使います。 2.電気炉法(スクラップ→溶鋼→鋳造→粗鋼) が有ります。 従って、溶鋼を鋳造した状態で粗鋼として把握すれば高炉法も電気炉法も一律に扱えるわけです。 銑鉄は別に集計されています。 大まかに言うと銑鉄-鋳物+スクラップが粗鋼と言うわけです。 粗鋼が各種製品の元になります。また最終製品の価格もピンからキリまであります。 > 溶鉱炉から出た鉄の量でくくる 上に述べたとおり粗鋼=銑鉄と言うのは適切では無いと思います。

japan1971
質問者

お礼

ありがとうございます。大変参考になりました。 要すれば、各種製品・国がある中で同一の尺度で規模比較を行うために便利だからという理解でしょうか。

回答No.1

どのような立場の人かは存じませんが、鉄鋼の範囲の解釈にもよると思います。 ご承知のように板材・棒状・型鋼・鋳型半製品・コイル状・線材状といろいろ考えられますが、 例えば(鋳鉄を含む)鋳鋼製品、鍛造品、線材などをどのように集計されるかです。 それに、それらから生み出される二次三次製品(バネやボルトナットに建築金物に至るまで)もあります。 なお、粗鋼そのままでは使いものになりませんので、製鋼で使用目的にあった成分の調整や、そのあと圧延作業などが待っています。 結局のところ膨大になりすぎて、溶鉱炉から出た鉄の量でくくるしかないのではと思った次第です。

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