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自衛艦は常時 探索活動をしていないのでしょうか

またまたイージス艦「あたご」の記事が出ていますが、今回も不思議に思うことがあります。 今回は国籍不明の潜水艦を目視で発見と発表されています。 機密事項があるので詳しく発表できないことがあるでしょうが、今回もなぜソナーやレーダーの発見より先に目視による発見だったのでしょうか。 最新のイージス艦でも常時警戒の探索をしていないのでしょうか。 この前の漁船の衝突事件のように通常なら監視はやらないものなのでしょうか。 それとも

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  • Sasakik
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回答No.3

#2です。 >イージス艦の能力を疑ってしまいます この辺のイージス・ウェポン・システムに対する幻想をお持ちの方が多いようですが・・・ 元々、イージス・ウェポン・システムは、冷戦期にアメリカ海軍の空母戦闘群をソビエトの対艦ミサイルと中心とする飽和攻撃から防御するために開発された「艦隊防空」のためのシステムです。 冷戦終結後、米空母戦闘群が航空飽和攻撃を受ける心配がなくなるとともに、その主要任務が弾道ミサイル防衛(TBMD)にシフトしています。 海上自衛隊のイージス艦も、テポドン追跡などのTBMDにその能力を発揮しています。 で、イージス・システムは、高度であっても単なる「防空レーダー」システムであり、対艦・対潜能力は通常の護衛艦と同レベルに過ぎません。 さらに、搭載コンピュータの処理能力などの限界からイージス・ウェポン・システムを機能させたときには、ほかの艦載システムは最低限の機能しか使えません。弾道ミサイル対処任務に当たっているときは、潜水艦や機雷に対処することはおろか、艦隊防空任務すら満足に果たせません。 そのため、現在開発中の新護衛艦「19DD」は、イージス艦を中心とした艦隊を防衛するための防空網を構築する能力を期待されています。 つまり、1)日本に向かってくる弾道ミサイルに対処するイージス艦、2)イージス艦を敵の攻撃から守る従来型護衛艦、3)イージス艦・従来型護衛艦を対艦ミサイル攻撃から守る19DDという複層構成の戦闘艦隊を編成する必要があるということです。 イージス艦は万能艦どころか、単艦ではイージスシステムの性能をのフルに発揮すると自衛能力すら期待薄となるフネです・・・この辺は軍事専門誌を読んでいると判るんですが、判るほうが例外ですよねぇ。 あ、「目視」と発表した理由”らしきもの”として、もう1つ思いついたのは、潜水艦固有の音響パターンが採取できたけど、それを公表すると相手国に対策を採られてしまうので、惚けた発表で誤魔化している とか。

その他の回答 (2)

  • Sasakik
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回答No.2

考えられることはいくつもあるけど・・・ レーダーやソナーは強力な電磁波や音波を照射する=通信・環境などに与える影響が大きいため、年がら年中使うわけにはいきません。 また、電力やコンピュータの処理能力などの問題があり常時全周監視は出来ません(イージス艦もイージスシステムが稼働して艦隊防空に任にあるときは、自分の周囲の海上・対潜監視は他艦にお任せです)。 更に、潜望鏡のような波間に見え隠れするようなモノは、シークラッターに紛れやすいため、最後は人の目で確かめないといけません(最近の海自絡みの海難事故は、目視を端折ったことも一因じゃないか と)。 #1さんご指摘の、索敵能力を秘匿する必要もあります。 あと、「目視による”確認”」を、敢えて「発見」と発表したのかもしれませんし、報道が意味を取り違えた可能性もあります。

ToughBoy
質問者

お礼

ありがとうございます。 報道どおりにみると、今回も1kmまで近づかなければ発見できなかったようにも捉えられイージス艦の能力を疑ってしまいますが、本当のことはわからないですね、

回答No.1

 あくまで個人的な推測ですが。  今回の報道を額面通りに受け取って良いかどうか疑問に思います。  日常的に哨戒活動を行っている現状で領海に入ってからの発見というのは考えにくいと思われます。対潜哨戒能力が低いと発表したようなものですから。  あえて今回公表された理由を考えるとすれば、 -対潜哨戒の指揮系統とは異なるルートでの情報伝達が漏れた -侵犯当該国への警告(他に発表されていないやりすぎの部分を警告する目的で)  音紋等、艦船を識別するデータはある程度蓄積されているはずですがそれを理由にどこの国の潜水艦かを発表すると対潜哨戒能力を他国に知られることになります。  このためあえて目視での発見と発表した可能性があります。  相手が馬鹿でなければ、「あたご」が近くにいるのに潜望鏡深度まで上昇したのも「あたご」の能力を測るためと思われます。  こういった駆け引きの中では真実にはなかなか出会えないと思われます。

ToughBoy
質問者

お礼

ありがとうございます。 やはり奥が深い事件のようですね。発見から8時間たっての発表は何か発表しなければという状態になり、シナリオを作った感がありますね。 それにしても「艦橋にいた艦長や見張り員が目視で確認した。」との発表は今回はちゃんと監視していましたと言いたげな表現ですね。