本職はエンジニアですが、副業で(セミプロ)アレンジャ(管弦楽)をやっています。私の事例でよければご参考ください。
私はピアノはへたくそです。人前で演奏できるレベルにはほど遠いです。数小節で音がとまってしまいます。ピアノの譜面をみても指が正しい音にたどりつけません。弾けるが楽器はコントラバス(20年)です。バイオリンも弾けますが、身内のアンサンブル程度です。
作曲は、素人でもできます。ただし、その作品が受け入れられるかは全くの別問題です。理論も必須ではありません。世の中には専門教育をうけてなくても、立派に作曲家として仕事をしていらっしゃる方がいます。
パソコンで作曲・編曲はできるという方もいらっしゃいますが、アマチュアで楽しむにはそれで十分だと思います。
プロのアレンジャになるのでしたら、理論・ソルフェージュは必須です。素人アレンジャの作品は悲惨ですね。。。私も若い頃の作品は素人の域で、いま見直すとほんとうにはずかしいです。。。
インタネット上の作品には、音を間違えているのに全くお気づきでないかたがたくさんいらっしゃいます。プロはこんなことをやると演奏家から信頼されなくなり、失業ですね。。。
私は編曲には手書きスケッチ、ピアノ試弾、パソコン編集を併用しています。ピアノが下手なのと、パソコンだと最後の清書が楽だからです。それでもパソコンに頼りすぎて、音の間違いに最後まで気づかないこともありました。手書きは冷静・理論的に全体の構成をみつめられるように、あえてこうしています。
印刷譜になった段階であせったこともも。。。落とし穴みたいなミスも。。。最後は自分の耳がたよりです。
クラシックの大家にもピアノのへたくそな人、ひきたがらなかった人はたまにいます。ロッシーニ、ベルリオーズなどです。理論も完璧でないこともあります。ベートーベンもフーガの作曲は苦手だったらしく、若い頃の練習帳は間違いだらけだったようです。。。有名な第9も和音のミス(同業者ゆえ、その間違いのプロセスは理解できるのです)や楽器の使い方のミス(弾けない音など)が結構ありますよ。
最後は感性の勝負になると思います。でもいきなり感性で勝負しても99.99%だめでしょう。基礎訓練をきちんとやったうえで、従来の常識をどうどうと破らないと聴衆や演奏家には作品を認めてもらえられません。なんども痛い目にあいました。。。
楽器を弾く訓練よりも聞き分ける耳の訓練のほうが重要だというのが私の感想です。あとは音を頭のなかでイメージする力ですね。ここまでくると道のりは大変なことがおわかりいただけるかと思います。
(いまだにレッスンに通ってるアレンジャ)
お礼
Sumi-chanさん回答ありがとうございます!お礼が遅れてすいません。(本当に遅れすぎですね)長文なのにすごくわかりやすかったです、楽器はうまくなくても自分で演奏することが大切なんですね。理論も少しずつ勉強しています。それにしても副業でアレンジをやっているとはすごいですね、私はその域まで達するのは無理かもしれませんが、作曲や編曲はちょっとやってみただけでも楽しいのでこれからも勉強して続けていきたいと思います。