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奥歯でもしみない白い詰め物
奥歯の治療のため、インレーかクラウンを用いますが、 材質について悩んでいます。 歯医者さんは「金属が最もお勧め」とのことでした。 丈夫であったり理由は多くあるでしょうが、 私はどうしても見た目が気になりますので、 白い詰め物を希望しました。 すると、「しみるかも」とのお答えでした。 なぜ白い詰め物だとしみるのでしょうか。 奥歯でもしみない白い詰め物はないでしょうか。
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- michael-m
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どうしても勧めたくないものは簡単な説明になり易いものです。 材料の熱伝導率からすれば金属の方が沁みる危険性が高くなります。 しかし白い材料(セラミックやレジン)は強度的に金属より劣るので、それをカバーするために厚くします。つまり削る量が深くなるので神経に近くなってしまいます。だから金属より白い材料の方が沁みるリスクが高い…という事でしょう。つまり材質的な問題ではないのです。 奥歯は噛む力がかなり大きい(およそ60kg)ので、セラミックといえど割れる危険性はあります。ましてインレー、それも隣の歯と接触する面に及ぶ(2級インレー)という形ではL字の部分が折れやすくなるので、審美性(見た目)より機能性を重視して金属を勧める先生も少なくないです。(私は、なんでもセラミックを勧める歯医者よりマシだと思っています) 噛む面だけのタイプでは周囲に充分な歯が残っていれば破折の危険は低くなり、冠タイプではインレーより力の分散が出来るので割れにくいですが金属には勝てません。 また、冠タイプでは強度を補填する為に金属を裏打ちするメタルボンドがありますが、これは更に削る量が増えるので沁みる危険性が高くなり、場合によっては抜髄の可能性もあります。 このほか、削り出し成形のセラミックがあります。(メーカーによって名前が変わるので歯医者で確認してください) これは従来の方法より強度が高いといわれており、その分削る量も少なく済みますが、やはり金属ほどではない上に、装置が非常に高価で取り扱っている技工士も限られているので、全ての歯医者で出来るとは限りません。 ちなみに保険で使う材料は金属色(銀色)なので反射光が黒ずんで見えますが、18金では反射光が明るく、奥歯のインレーでは目立ちにくくなります。(14金では赤黒く反射するので目立ちます) 以上を踏まえて先生と話し合って決めてください。