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映画上映会を開きたいと思っていますが・・
映画上映会を開きたいと思っています。 当方はかなりの郡部で映画館もほとんどなく、現に今プロジェクターとスクリーンで友人を家に呼んで1~2ヶ月に一度みんなで映画鑑賞会をしています。やはり大画面で見る作品は素晴らしい。 しかし、いつかはもっと広い場所で不特定多数の人にも呼びかけられるように、著作権などにも問題のないビデオまたは35ミリ映写機等で本格的に開催したいという志があります。もう5年来の夢です。 現在上映会を手がけている方、過去に手がけたことのある方、まずはどんなふうにすればいいか、機材はどうやって調達する?場所は?映写機の資格はどうやってとる?フィルムはどこにどうやってアクセスする?など知っていることを少しでもいいのでお教え下さい。 よろしくお願いします。
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少し遅くなりましたが続きを。先ず追加質問と先の回答の補足から。 1.「経験者ということになるのでしょうか?」 そうですね。実際に間違いなくプリントを映写機にセットできて、動かせればいいわけですから、経験者でなくても良いと思います。ただし、いくら動かせると主張しても貸す方が認めなければ話になりません。会社まで出向いて、それではやってみせます、とデモンストレーションをすれば確実でしょうが、会社のあるところまで行くのも大変ですよね。 学校や地方公共団体に貸す際には、少なくともその立場だけでもある意味では最低限の信用と保証が有るから、あまりうるさくは言わないのだと思います。この辺は思い切って直接尋ねた方が早いでしょう。 2.「不特定多数・有料」の上映会に関して。 先の回答の後で、別件の質問に関連して東宝東和のサイトを始めて見たのですが、ここも系列の子会社で16ミリのレンタルをしています。 http://www.toho.co.jp/towa/ それを読んで、現在有料上映会の規制が格段に厳しくなっていることが判りました。ビデオは元より不可ですが、16ミリフィルムでも許可されないとあります。 ですが、入場料をどう捉えるかも問題があります。例えば会場費をカンパして下さい、ということにするとどうなるのか? 私がかなりよく行ったある大学の学生による上映会では、カンパと言いながら500円均一の入場料というのもありました。それも認められそうになければ、「必ず1ドリンク付き」で飲み物代が1000円、というような手も有るかもしれませんし、絶対に金銭の授受は不可なのか・・・。確たることが言えませんからこれくらいにしましょう。 次は回答の補足。映画輸入会社が直接一般向けの貸し出しをやっているところはまだ有ります。それもかなりな有名どころを抜かしていました。 (旧)共産圏は貿易に関しても国営の輸出入公団が一手に引き受けていて、映画専門の部門もありました。この場合日本側の窓口も独占の状況になりました。実際に輸入する場合、直接その会社が日本国内の配給を手がけるか、仲介して他の日本の会社に任せてしまうかのどちらかになりました。 その辺のことは少し飛ばしますが、ソビエトだと以前は日本海映画という社名だった日本海、中国だと東光徳間です。ただし、今念のために東光徳間を検索したところ、現在では一般向け貸し出し業務を先の回答で名前だけ挙げた国際交流基金の映画関連部門に委託しているようです。また、日本海は社名もロシア映画社に変わり、一般向け貸し出しもやめていました。 http://www.acejapan.or.jp/artg/filmg/index.html ↑には有益な情報が有りますから是非見て下さい。 さて、回答の最後の段です。会場を捜せ!! 東京辺りだと、公共団体のホールも多いし、私営の施設も多くあります。と言っても常設のスクリーンを持っている、「あまり大きすぎない」公共のホールは数えるほどしかありません。もちろん常設スクリーンを持っているくらいなら、当然そのホールの職員に映写担当者がいても不思議がありません。 また、中には試写専門の映写場というのもあります。ほとんどの時間は本業の各映画会社が利用しています。と言っても、一般人が利用できないわけではありません。かなり安くて、場所も銀座の外れの辺りと、非常に良いのですが・・・。残念なことに業務時間は平日の昼間だけですから、とても普通の人には縁が有りません。 もう少し実現性の有る話にしましょう。親しい映画館があるなら、そこに話を持ち掛けるというのが、プリントの借り出しも含めて、話が一番楽です。映画館側にしてみればいつもやっていることの延長に過ぎませんから。ある程度の会場費や人件費の保証が得られれば、日時などには制限が付くかもしれませんが、応じてもらえないこともないと思います。 現に映画館そのものが貸館も受け付けています、といっているところもあります。私の近所の映画館(元、西友の系列館)は実際にそういう使われ方をされたことが有ったのかどうか判りませんが、この広告を出していました。また名古屋のことになりますが、縁があって私も参加していた映画サークルが市内の映画館を実際に借りて上映会を開いていました。 もっとずっと実現性の有る会場と言うと、近所の小中学校の教室を借りるというのもあると思います。全国どこでもやっているのかどうか判りませんが、社会教育のために教室を地域住民にかなり安く貸すことが行われています。 学校ついでに、例えば自分の出身高校の文化祭に上映会を持ちかける、というような手も無くはないでしょう。考えられるのはこれくらいでしょうか。 私は、一生のうちに1本でいいから映画を輸入して公開したいという夢を持っています(少なくとも数百万の金が必要)。一時自主輸入・自主公開のサークルの活動に加わっていたこともありました(残念なことに私が参加した時の作品が最後になってしまい、これ一度だけですが)。お互いにいつかは夢を実現したいものですね。 では、また何かの質問で会うことも有るかもしれませんが、今回はこれで。
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- ichien
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貼り忘れました。↓のレンタルのページです。
- 参考URL:
- http://www.asianfilms.co.jp/
お礼
見てみました。私の好きな作品も含まれていて「おっ!」という感じ。他にもあるかどうか探してみます。ありがとうございます。
- ichien
- ベストアンサー率54% (733/1334)
おはようございます。 質問のかなりの部分は既に解答されていますので、補足とこんな話も有るという参考の情報を少し。 ・ビデオを利用して「不特定多数」に観覧させる行為は、有料無料を問わず、禁止されています。 もちろん、mayu2424さんのように特定少数に観てもらうものは含まれません。 ・映画会社から35ミリ版が一般に貸し出されないのはほとんど「絶対」です。もしそれが有る場合、上映会場は既存の映画館、学校、ほかに公共団体(の設置したホール)というのが定まっている筈。 法律関係はこれくらいにして。 ・「16ミリ映写機操作教習」 地域によってはこういう公開の講座を年に1回ほど行っているところも有ります。私の東京大田区の場合、1回2時間(?)の講習及び実習を連続5日行います。最低4日出席し、最終日に実際に一人で操作できることを認定してもらえると、写真付きの資格証を発行してもらえます。これがあると、区のライブラリーからプリント(フィルム)や映写機材の貸し出しを無料で受けることが出来ます。 映画貸し出しの会社側も、これを見せれば映写機を全く動かせないわけではないことが一目で判るので、安心すると思います。 お住まいのところはどうやらやっていなさそうです(決めつけてすみません)。しかし近隣の自治体で実施しているところが有るなら、空きがないかどうかを尋ねて、参加させてもらえるように交渉して損はないでしょう。 私のところの場合には、中心になっているのは学校教員なので、実施は学校の長期休暇が始まって少しした頃でした。ただ、今ではビデオが普及してしまったためこういう教習が続いているのかどうか、ちょっと心もとないですね。 ・プリントの借り出し先について。 参考URLは輸入も手がけている本格的な映画会社による一般向けの貸し出し案内です。普通プリントを借りると言うと、1番の参考URLのような貸し出し専門映画会社からになります。これは検索して見つけたものですが、珍しいのと料金表が付いていて参考になるので挙げておきます。ここ以外では日本ATGも直接貸し出しをやっていましたが、既に会社が解散しているのか、現在ウェブでは調べられませせん。 これ以外に借り出せるところにはどういうところがあるか? 1.地方公共団体のフィルムライブラリー。 利用は無料。中には劇場でも公開され入る有名作品がある場合もあるようだが・・・。利用には登録や資格も必要だし、実際に借り出しと返却に直接行かなければならないのもかなり大変。 2.大使館及びそれに準ずる外国文化機関のライブラリー。 中には無料というところもあるようですが、元々貸し出し用のプリントを持っているところも、作品数も多くはないので、期待しないで下さい。 作品数が多いところでは、韓国文化院、ドイツ文化センターが双璧。料金は一般向け貸し出し業者よりは安く設定されているはずですが、それでも数万だと読んだ記憶があります。それぞれウェブサイトが有るので、そちらには詳しい情報も有るかもしれません。 韓国の場合、うっかりするととんでもないメロドラマだったりすることもあります(あんまり泣かせようとして、却って白けてしまうようなもの)。ドイツの方では日本未公開ながら非常に優れた作品を観たことがあります。経験から言うと、当たりの割合はドイツの方が上か、な (^^; 私が観ないままになっている有名な作品も多いし。 3.まだ有るぞ・・・。 情報誌の「ぴあ」が自主映画を応援するために始めたぴあフィルムフェスティバル(PFF)という催しがあります。このPFF事務局で過去の参加優秀作や、招待作品として上映した外国の作品(本国では普通に映画館で上映されたもの)のプリントを貸し出しています。 捜せばまだ有る・・・。あ、そう言えば国際交流基金のライブラリーはどうだったろう?? それから地方自治体が独自に開催している映画祭の上映作とか。これくらいにしておきます。 ただし、念のために書いておくと、上記の1~3の作品にアメリカ映画が含まれている可能性は限りなく0に近いです。 もう一つ会場に関することもありますが、かなり長くなっているのでここで一端終わることにします。質問が有れば今のうちにどうぞ。年内には書けるはずです。
お礼
ichienさん、ご回答ありがとうございます。 実際に色々上映を手がけていらっしゃたのでしょうか、法律関係にとどまらず、実際に借り出す先の具体的な可能性を色々示唆していただき、とても参考になりました。こういったことが知りたかったのです。 どこかの窓口で一元的になっているわけではなく、結構いろいろな出口があって上映したい作品によって借り出し先を考慮していかなければならないようですね。 いわゆる貸出専門会社から、自治体・大使館等の公的機関まで幅広く可能性があることは初めて知りました。 些末ですが、お言葉に甘えて質問です。 1;借り出されたフイルムを動かす技師というのは、上記の16ミリ講習を終えた方の他には実際に映画館等で働いて35ミリ・16ミリ映写機を動かした経歴のある者、ということになるのでしょうか? お察しの通り私どもの自治体にはそういった講習がありません。都道府県の単位でもないものと思っていいと思います。こういったことは映画や教育に特に関心の高い自治体でしか行われないようで、全国でも検索してみましたが、とても少ないようです。 他の可能性も探ってみたいと思っています。 2;ビデオでも「著作権付き」の者が通常より高価で販売されているようなのですが(図書館の子供向け上映会などで使用されている模様)、それについては「不特定多数・有料」の鑑賞が許されているのでしょうか?もし、その存在・詳細につきご存じでしたらお教え下さい。 また、最後にお書きの会場についても知りたいです。 お時間ありましたら投稿お願いいたします。
- yamabe40
- ベストアンサー率30% (63/204)
こんばんは。大スクリーンも家庭で楽しむことが可能になった現在。私も含めて同じ思いです。しかし意図は痛いほどわかりますが、充分ご注意くださいね。著作権のない映画はありません。ビデオやDVDソフトはあくまで個人が楽しむためだけに販売またはレンタルが許諾されています。その「個人」の範囲の特定は実際には大変曖昧なのですが、家族や数人の友人と・・というレベルまでと解釈するべきでしょう。仰られたように「不特定多数」を対象に行なう場合は、目的を明確にした上で必ず著作権者の許可が必要で、使用料も支払わなくてはなりません。 (発覚した場合刑事罰対象にもなりますし、場合によっては莫大な賠償金を請求されることもありえます) といっても方法がないわけではないです。正規の上映会向けの業者がありますから そこで借りることが可能です。定かでなくて申し訳ないですが、映写機も営業目的でなければ映写技師資格も不要だったかもしれません。映写技師の派遣もしてくれます。(かなり高額ですが)。現に私も大昔ですが、学園祭で上映会をやりました。その場合は、16ミリフィルムに焼きなおしたものが殆どで、35ミリのオリジナルサイズのレンタルはまず不可能だと思います。レンタル料金は作品によってまちまちですが、決して安くはないです。こうして正規にレンタルする場合は、当然著作権使用料も含まれます。
お礼
初めまして。またご回答ありがとうございます。 実際、今は個人として(当然無償で)友人を呼んで楽しんでいるというだけ、のが現状です。 まずは資金面、次にご指摘の通り著作権問題をクリアしなければなりません。ここまでは十分注意してやっているつもりです。 ご紹介いただいたHPを拝見し、大体の流れはつかめました。それにここは作品数も多いようです。業者によって少しづつ異なるのでしょうが、やはりかなりのお金がかかるのですね。作品のフイルム使用料・著作見料の他にざっと会場代・映写技師代(営業目的の場合のみ?)・映写機レンタル代がかかるわけですね。 ありがとうございました。
お礼
ichienさん、たびたび詳しい回答をありがとうございます。 上記ULRは私もWEBをさまよっていて見つけました。来たるべき時には利用できそうな情報も盛りだくさん、ただの一映画ファンとしても興味深いページです。 著作権法的なことはなかなか難しいですね。単発の自主上映などは実際には「上映料」という名の費用のカンパでしかない(利潤はあがらない)ことが殆どでしょうが、それすらももらえないとなると、著作権とはいったい映画を守るものなのか、映画を拘束する(上映しにくくする)ものなのか判らなくなってしまうと考えることもあります。 会場探しはむしろ田舎のほうが探しやすいかもしれません。箱行政を行っていて公的な施設が遊んでいる市町村は結構あったりして、そこの教育委員会なんかと上手く息が合えば大きい会場も比較的楽に動かせたりなんかします。そこは人付き合いなのでしょうけれど。 ただ、その場合、個人からの要望では行政は動けないとのことで、「○○を観る会実行委員会」など任意の団体を作って地域の住民ぐるみで動かなければならず、自分一人で何とか、という段階では話にならないようです。 ちなみに、銀座のはずれの試写会場はなぜか素人の私も行ったことがあります。「菊次郎の夏」を観ました。ただ、あれは休日だったような気がします。 とにかく、たくさんの情報をいただいてありがとうございました。勉強になりました。 映画の輸入配給の夢が実現なさることをお祈りしております。私もゆっくりと夢を熟成させていきたいと思います。