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学生デビューした作家は才能が枯渇しやすいのですか?
学生デビューして、その後作家以外の職業につかなかった小説家は才能が枯渇するのが早いだとか聞いたことがあったのですが、本当にそうなのでしょうか? 学生デビューして、長く活躍している作家の例を教えてください。 よろしくお願いします。
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新井素子さん。高校生デビューですね。 けっして多作というわけではありませんが、作品を読むと、いまだに「うーん、さすが」とうならされてしまう作家さんです。 数だけは多いけど、並かそれ以下の作品しか書かない人よりは、私の中ではずっとランクが上です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E4%BA%95%E7%B4%A0%E5%AD%90#.E4.BB.A3.E8.A1.A8.E4.BD.9C.E5.93.81 栗本薫さん。厳密には大学卒業の翌年、中島梓名義での評論でのデビューですが。 「作家」として『グイン・サーガ』ひとつとっても、世界文芸史上に残る偉業なのに、ほかにもどれだけ書いているんだか。 この人の活動は、「作家」の枠にとどまりません。「才能の固まり」みたいな化け物です。大病をされたそうですが、どうやら復活し、相も変わらず精力的に仕事をしているようです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%97%E6%9C%AC%E8%96%AB
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- ginkuro814
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すみません、回答ではないのですが、学生デビューで…というのは関係ないんじゃないでしょうか? 個人の問題のような。 また、ほかの方へのお礼の中で例としてあげている有栖川有栖さんは学生デビューじゃないと思います。 書店勤務をしていたそうですから。
お礼
有栖川有栖さんは私のミスですね。すみませんでした。 確かに私もここで皆さんからの意見を頂いているうちに、個人のモチベーションや小説に対する取り組み方の問題であって、あまり、学生デビュー云々は関係がないような気がしてきています。 ちょっと一考する必要がありそうですね。 ご回答ありがとうございました。
kaitara1です。私もご質問には興味を持っています。作家は自分の体験だけを題材にして小説を書くのだったらとても長くは持たないと思います。ドストエフスキーのように自分の精神世界をそのまま小説にしていくつもの大作を修正書き続けられるような人は例外的な天才ではないでしょうか。夏目漱石などはそのことがよくわかっていたので朝日新聞に定期的に書くことにして給料をもらい生活を安定させていたのだと思います。しかし漱石ですら題材に困ったのではないかと思いますが、鉱夫という小説はある青年の体験からテーマをもらったと聞いた記憶があります。流行作家は少し違うようです。時刻表の時間差をトリックにして書いている人はそのやり方を自分のものにしてしまえばいくらでも書けるのだろうと思います。
お礼
なるほど。確かにドストエフスキーはどうみても天才なので、例外的に考えるべきだと私も思います。 思うのですが、いわゆる大衆小説家、エンターテイメント作家と呼ばれる方々は、少なからず文章を用いたサービス業という側面を持っていますから、こと読者を楽しませることを主眼に置いて考えていく以上、その点さえクリアしていれば、自分について書いたりする必要は特にないわけです。 ですが逆に、例えば夏目漱石を始めとした一部の作家は、明らかに自分の内面を削り、自身すらもモチーフにしながら小説を書いているわけで、こういうタイプの作家たちは自分自身を書ききったとき、枯渇状態に陥ってしまうのかもしれません(これは別に純文学とエンタメ作家を分別する意味で言っているのではありません。ただ、小説家おのおのの、小説に対する向き合い方、付き合い方の問題だと思います)。 ご回答ありがとうございました。
- saravanka
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乙一さんは確か16歳で書いた作品で17歳の時にデビュー。 現在は30歳位ですがまだまだ活躍されてます。 それから、羽田圭介さんとか綿谷矢りささんとか。 と言っても、彼らはまだ出たてですかね? あとは、漫画家さんとかだと反対に学生デビューした方のほうが長く活躍している様な気かします。 尾田栄一郎さんとか。
お礼
乙一さんはそろそろ書くものがなくなってきたんじゃないかなあ、という感じがしてます…。 http://renzaburo.jp/otsuichi/の企画などを見て、この人どうしちゃったんだろう、と思っていたところでして。 実はこの質問自体、元々乙一さんを見て思いついたものなのです。 羽田さんや綿矢さんに関してはまだちょっと分からないですね。それに羽田さんはちゃんと就職されたらしいので、そういう問題はなさそうな気がしてます。 うーん、漫画家さんに関しては、社会経験が少ない方が心理的な制約が少なくて描きやすそうな感じですね。 少女マンガは学生デビューが当たり前ですし、少年漫画でも社会人から漫画家になった人はあまり見かけませんね。 青年漫画の作者などでは社会人経験者が結構いるみたいですけど。 ご回答ありがとうございました。
ずれるかもしれませんが、今活躍している作家が学生時代何をしていたかを年譜などで調べてみてはどうでしょう。ご質問の法則の正否は時代によっても変わるようにも思います。作家以外の職業につかないというのは作家業が忙しすぎてそのようなことができないという場合もあると思います。
お礼
私が気になっているのは学生デビューしてそのまま作家業にスライドしてしまった人が、その後長く作家業だけでやっていけてるのか、ってことですね。 多少は自分でも調べてみたのですが、やはり分からないことが多いので、こちらで質問してみたしだいです。 ご回答ありがとうございました。
- URD
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「石原慎太郎」うーん 質問者さんの仮説の具体例では?
お礼
石原慎太郎ってまだ小説を書いてるんですか? エッセイなどを書いてるのかなと思っていたんですが……。 うーん、私の具体例ではミステリ系などには結構いそうな気がしています。後は早いうちにヒットしてしまってやる気がなくなってしまってそうな人でしょうか。綾辻行人ですとか、有栖川有栖ですとか。あとはすっかり新刊が出なくなった麻耶雄嵩や小野不由美、本田孝好、乙一などもどうなんだろうと言う感じがしています。 社会経験が少ないと苦労するとよく言われてますが、そういうことなのかなと。 何となくそう思っていたのですが、今までの回答ではそうではない人もいるようで、結局個人差ということになってくるのでしょうか。 ご回答ありがとうございました。
- k16399638
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大江健三郎氏は学生時代にデビューしていますが、どうでしょうか? http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%B1%9F%E5%81%A5%E4%B8%89%E9%83%8E
お礼
うーん、大江健三郎氏は確かに今でも活躍されてるかも…。 最も活躍していた頃に比べれば心身ともに衰えがあるかもしれないですが、今でも並の作家より遥かにすごいと個人的には思います。 ただしかし、一部では大江健三郎は学生デビューで行き詰まったから政治に手を出してしかも失敗している、などと言う意見も聞いたことがあるのです。 ご回答ありがとうございました。
お礼
申し訳ないことに新井素子さんについては詳しく知らないのですが、確かに栗本薫さんは凄いですね。 文章を書くために生まれてきたかのような執筆っぷりと言うのはよく聞きますし。 栗本薫さんは学生デビューだったのですね。初めて知りました。 ご回答ありがとうございました。