タイトル、作者を教えて下さい。

質問

子供の頃に読んだ本の中で、強く印象に残っているのにタイトルも作者も思い出せない小説があります。
ご存じの方がいらっしゃったら教えて下さい。

内容はこんな感じです。

『“彼”は井戸の底にいた。なぜそんな所にいるのか、いつからいるのかも思い出せない。
　外の世界に憧れて、必死で這い上がろうとする。何度も失敗して、ようやく“彼”は外に出られた。
　初めて目にする町並み。わくわくする。けれど通りかかった女性が化け物を見たかのような悲鳴を上げる。
　何かいるのだろうかと“彼”も驚いて周りを見回し、ショーウィンドーに映った自分の姿を発見する。
　彼女が見て悲鳴を上げた化け物は自分自身であり、彼も初めて自分が人とは違う外見をした化け物なのだと気づいて井戸の底に逃げ帰る。』

・同じ本の中に、『猿の手』と、無人島に漂着した一行が巨大カタツムリに喰い殺されるという内容の話も載っていたと思います。
・ハードカバーの本でした。

『世界恐怖大全』というようなタイトルだった気がして、もう長いこと図書館や古本屋で探してはいるのですが、同じ小説を見つけ出す事ができません。
怖い話と言うより、悲しい話として印象に残っています。
大人になった今、もう一度読み返してみたいのです。
心当たりがありましたが、ぜひ教えて下さい。お願いします。

回答No.1

never-ness · ベストアンサー

お話のストーリーはラブクラフトの『アウトサイダー』かもしれませんね。少し記憶による変形を受けていますが。

多分、この本ではないでしょうか。

参考URL：

http://homepage2.nifty.com/te2/b/b013.htm#b03782

お礼

ありがとうございます、このお話でした。
ご回答いただいてすぐ検索をかけて、在庫のある書店へと出かけ『ラヴクラフト全集３』を購入しました。
読み始めた当初は、記憶とあまりに違いすぎて、「違うかな？」と思ったのですが、『描写することもできぬ化け物を～』の 下りからは記憶していた通りでした。感動しました。
ようやくようやく、探していた物語と再会できました！　本当にありがとうございます。

ただ……そうすると、『井戸の中の男』がどこから来たのか不思議です。おっしゃる通り、頭の中で複数の物語をごっちゃに繋ぎ合わせて変形させてしまっているようなのですが……。
どこかに『井戸の中の男』の元になった話もあるかもしれないので、そちらも探してみたいと思います。