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アナタの好きな小説・詩・エッセーのラスト、最終行を教えてください。
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バックパッカーのバイブル 沢木耕太郎の「深夜特急」のラスト 簡単なストーリー インドからバスだけを乗り継ぎイギリスを目指す旅。 友人と賭をした。 ゴール出来るか出来ないか。 ゴールしたらイギリス中央郵便局から友人宛に電報を打つ約束。 中央郵便局から「ワレトウチャクセリ」と電報を打てば賭に勝つ。 いよいよラスト。 イギリス郵便局に到着。 郵便局の職員「電報は・・・」 その指さす先には 公衆電話 「・・・電報なんてどこからでも打てたのか。 日本からでも打てたんだ。」 イギリスの郵便局を目指す必要は無かった。 そして打つ 「ワレトウチャクセズ」 こんな内容だったと思う。 つたない文章ですが 「ワレトウチャクセリ」ではなく 「ワレトウチャクセズ」を見たときには初めて本で震えました。 旅してーと思い9ヶ国の旅にでました。笑 本の影響って凄いですね。
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開高 健 「夏の闇」 「“東”も、“西”も、けじめがつかなくなった。 “あちら”も、“こちら”も、わからなくなった。 走っているのか、止まっているのかも、わからなくなった。 明日の朝、十時だ。」 政治的な東と西は勿論のこと、全てにおいて「価値観」を見失った主人公が、ただ前を向こうとしているような気がします。 西脇順三郎 「天気」 短い詩なので全文載せます。 「(覆された宝石)のような朝 何人か戸口にて誰かとささやく それは神の生誕の日」 良く晴れた、眩しいぐらい光に満ち溢れた朝、ふとんで目覚めた時に感じる ヴィトゲンシュタインの「独我論」を彷彿とする非常な幸福感があります。 岡本かの子 「鮨」 「「先生は、何処かへ越して、また何処かの鮨屋へ行ってらっしゃるのだろう 鮨屋は何処にでもあるんだもの」と漠然と考えるにすぎなくなった。」 頭が良く紳士的だが、非常に神経質な鮨屋の客に淡い恋心を抱いていた鮨屋の看板娘の心情。 特殊な人間と一般的な人間との乗り越えがたい距離を感じます。 ジョイス 「ユリシーズ」 「イエス。」 「現代人の虚無と憂愁」に敢えて肯定的に答える。 しかし、それに「女の官能」を持ってするのはどうかと思います。 私は、たとえ頼りなくても、あくまで「知性」にすがるしかないですが。(パスカルが言ってますね)
お礼
ありがとうございます。 ご回答いただきました作品は、すべて私の蔵書にあるもので懐かしい感じがしました。
東野圭吾さんの「宿命」のラストの晃彦の言葉が一番よかったです。 文を書くとネタバレになるので控えさせていただきますが、 「なるほどな~~!」とうなりました。 東野さんの小説は、基本的にラスト一行で魅せる作品が多いですね。
お礼
ありがとうございます。
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こんにちは。 I returned Auggie's smile with a smile of my own, and then l called out to the waiter and asuked for the check. Auggie Wren's Christmas Story Paul Auster 会ったこともない架空の人なのに、その状況や空気感が 映画のワンシーンのように、浮かび、ストーリーの終わりなんだけど いまにも動き出しそうな、リズムがいいと思いました。
お礼
ありがとうございます。
野坂昭如の「エロ事師たち」の末尾。 <じょん、じょん、じょん> この小説の終わり方はこの言葉しかない。うなりました。 小川洋子の「博士の愛した数式」 <ひさしの奥の目は、キャッチャーミットに吸い込まれていくボールを見つめている。マウンドに漂う土煙の名残が、ボールの威力を物語っている。生涯で最も早い球を投げていた江夏だ。縦縞のユニホームの肩越しに背番号が見える。完全数、28> 見事に決めてくれました。まるで完封勝利を達成したピッチャーのように、軽くガッツポーズしながら会心の笑顔をうかべる作者がいました。
お礼
ありがとうございます。 野坂さんの、思い出しました。
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お礼
彼がその旅を止めることを決めたポルトガル南部の小さな村に私も行きました。彼がそこに行ったのは後に彼の短いエッセーで知ったのですが……そういえば日本人の大学生を1人、その村の広場で見かけたのを思い出しました。 彼の時代と違って、いまはラゴスまでは直通の高速バスで3時間ほどで行けてしまうのでいいのですが、旅の出会いという点では不利ですね。