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JBLの「CONTROL1」と「CONTROL1Xtreme」

JBLの「CONTROL1」と「CONTROL1Xtreme」は、どのような違いがあり、どちらが音質的には良いのでしょうか?「CONTROL1」のほうがプロ仕様なのか価格は高いようなのですが。どちらを購入するべきか迷っています。どなたかオーディオに詳しい方、宜しくお願いします。10畳ほどの部屋で使おうと思っています。]

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  • cqw32653
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回答No.2

現行モデルControl1 PRO及びControl1 Extremeについて、現在一般人でも入手可能なスペックや資料をひもといて見ました。 註釈として、入手できる程度の情報量では、双方の違いについて述べても想像の域を出ないことはあらかじめご承知おきください。 双方の質量と外観から察するに、おそらくはドライバーおよびエンクロージャーは全く同一のものであるように見えます。 双方の設計上の大きな違いは、クロスオーバーネットワークと保護回路にあるようです。 まずExtremeの方ですが、こちらは一般家庭用を想定しているらしく、比較的ゆるい遮断特性を持つフィルター(クロスオーバーネットワーク)が用いられているようです。 これに対しProの方は、高次フィルターが使用されているような記述がありました。一般に、高次クロスオーバーとすることでトゥイーター低域側の振幅変位が抑えられますので、見かけ上トゥイーターの耐入力が上がります。 さらにProにおいては、”Sonic Guard保護回路”と呼んでいる保護回路が搭載されているようです。想像ですがこれは、BOSEなどでも搭載実績のある、電流感応型のリミッター、具体的にいうと電球などかも知れません。 (なぜかというとControl 1 PROもパッシブスピーカーであって能動回路を動かせる電源を持たないから) 電球は、電流を多く流すほど、内部抵抗が上昇して電流を制限するような働きがあります。このことを利用し、大入力時に電流制限を行って、スピーカーそのものの耐入力が上がるわけではないが、見かけ上の耐入力を上げることができます。 上記のような対策の結果、スペック上のPROとExtremeの耐入力は2倍もの差があるようです。このとき、実際には「PROは大きな音の尖塔がナマっている」ということであって、本質的な耐入力に大差があるわけではありません。どちらかと言うと大音量を出しても壊れにくい、という意味に捉えればよいかと。 で、結論としては、双方で音質に大差があるようには見えませんので、お好みで選んでさしつかえないかと思います。といいますのも、そんなに割れんばかりの大音量では音楽鑑賞されませんよね? 以下で、双方の微弱な違いで「生じるかも知れない音質差」についても想像しておきます。 まずExtremeですが、ウーファーがスルー、あるいはゆるいフィルターでハイカットされている可能性が高いです。したがって、やや粗さ(英語で言うとハーシュネス)が目立つ音質かも知れません。 想像の域を出ませんが、PROはクロスオーバーが急峻のため、じゃっかんながら粗さが目立たず、周波数特性もPROよりは整っている可能性があります。また、逆にPROはやや元気さに欠け、抑圧されたおとなしい印象を受けるかも知れません。 スペック上の明解な違いは下記です。 ・感度= PRO:87dB SPL / Extreme:89dB SPL ・周波数特性= PRO:80Hz-20kHz / Extreme:50Hz-20kHz 感度(出力音圧レベル)に関しては、電流リミッターは2.83V入力時であっても多少の内部抵抗を持ちますので、それが能率差となって現れたのだと想像できます。 周波数特性に関しては、たんに測定条件あるいは記述基準の違いと思われます。ドライバーやエンクロージャーがほぼ同一で、こんなに大きな低域再生能力の違いになるとはとても思えません。

kennko
質問者

お礼

とても詳しい説明ありがとうございます。大変参考になりました。 好みもあるのかもしれませんが、一般の家庭で使うのであればControl1 Extremeが良いのかもしれませんね。

その他の回答 (1)

回答No.1

CONTROL 1 Xtremeは、家庭用。CONTROL 1 Proは、商業施設用といった感じで、仕様を見て頂ければ判ると思いますが、許容入力が大きいなどの違いがあります。どのような部屋(ライブかデッドか)、どのような置き方、どのようなケーブルを使うか、どのようなアンプをお使いになるか等などによっても音質が変わりますので一概にどちらが適しているかアドバイスが難しいです。 良いスピーカほど、その手前までの悪いところを余すところ無く表現してしまうので、音の入口ほど高級なもの、出口に近づくほど安いものを使った方が良いといわれています。

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