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高い声と声量の疑問
- 声の高いアーティストの曲を歌うと、いきなりへにゃっと声がひっくり返ったような、折れたようなかんじになってしまいます。そして歌い終わった後は喉がカラカラになり疲れます。これは喉から声を出しているということですか?それとも自分の音域を把握しておらず無理して高い音を出しているということですか?
- 友達とデュエットなんかすると、わたしの声が消されてしまうのです。明らかに私よりもお友達の方が声量があります。このままではせっかくボーカルに推薦してくれたバンドのメンバーに申し訳ないです。音程はとれています。どうにか声量をUPするためにアドバイスを頂けませんか!それと、その声量がすごいお友達なのですが、吹奏楽部で金管楽器(トランペット)を吹いています。金管楽器を吹く上で肺活量や腹筋が大事とききましたが、これが歌にも比例してお友達の大きな声量となっているのでしょうか?
- クラスの仲良しメンバーでバンドを組むことに!試行錯誤の末、わたしはボーカルに推薦されました。決まれば練習あるのみということで、マメにカラオケに行ったりしてます。歌っているうちにいくつか疑問と悩みが出てきました。
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(1)どういう歌い方をしているのか想像もつきませんが、発声法が適切でないのは確かです。幸いなことに、高音は鍛えることができ、声域が広がります。 (2)声の大きさは、ふたつの要素で決まります。ひとつは、肺活量や腹筋、もうひとつは、鼻や頭の響かせ方です。 どこかのタイミングで、ボイストレーニングを受けるべきでしょうが、以下、基本を書いておきます。自習で身につけるのは、容易ではありません。普通なら、例えば学校の合唱部に入って1年か2年かとかかかります。 まず、腹式呼吸は必須です。女性なら特にそれを意識し、深く息を吸い込むようにしてください。両手をわき腹にあてて、スーハースーハーと呼吸を繰り返すと、お腹が下だけではなく、左右に広がってくれば、いい感じです。歌う前に、10分ほど、深呼吸で横隔膜を動かしておくのは、効果的な準備法です。 腹式呼吸と横隔膜のコントロールは、広いホールにマイクなしで大声を届けさせるオペラや合唱のような時に特に力を発揮するのですが、マイクを使うことが前提のPOPSであっても、なめらかでゆっくりな曲の場合に音程を安定させたり、少ない呼吸回数で長いフレーズを歌えるようになる等のメリットがあります。特に、ゆったりしたメロディーを歌う時とか、パーンと張った声を長く続けたい時は、腹筋を張ってください。そうしないと、音が不安定になります。腹筋をはり、呼吸の流れをコントロールすることで、音が安定するのです。ちなみにわたしは脇腹の筋肉がつることがよくあります。それくらい重要なんです。 イメージ的には、背中やわき腹に入った空気が頭の上に抜けていくような感覚で、空気の流れをコントロールしましょう。 次に大事なのは、「絶対にのどは閉じないこと」です。例えば高いイの音を出すのに、のどをしぼるようにしてキーッと出すことがあるでしょう?でもこれをやっていると、苦しくありませんか?歌っている本人が苦しいものは、聞いているほうにも聞き苦しいのです。のどはつねに開けっ放しにして、腹筋で空気の流れをコントロールして空気を押し出せば、きつくない美しいイ母音の高音が出せるようになります。のどを開けっ放しにするコツとして、口のなかにピンポン球が入っていることをイメージして、口の中の上の部分(軟口蓋)が上に開いているようにすれば良いと思います。 声というのはのどだけで作るものではありません。のどが作るのは貧弱な声だけで、それを鼻と頭頂部に響かせることで、大きな声になるのです。歌う際、最初は鼻にかけるくらいの歌い方をしてください。それが出来るようになったら、鼻が響いているのを頭頂部の響きへとつなげていくのです。最終的には、頭の中で音が鳴っているのではなく、頭の上の空間が勝手に歌っているかのような感覚になれば、完成です。 一般人が歌う時は、たいてい、本来の音程より少し下を歌っており、暗く聞こえます。少し上ずるくらいの感覚で歌ったほうがちょうどいいです。 家でできるトレーニングといえば、女声の場合、腹筋運動です。どうやっても腹筋では男に劣りますからね。
お礼
御丁寧な回答ありがとうございました。 適切なアドバイスのおかげで改善へと繋がりそうです^^