東野圭吾「どちらかが彼女を殺した」結末について（ネタバレ有り、注意）

質問

ミステリ好きを自認してきた私ですが、東野圭吾「どちらかが彼女を殺した」の結末が、恥ずかしながらわかりません。文庫版を読んだのですが、果たして男なのか女なのかはっきりわかりませんでした。左利きと右利き、バンソウコウを取るときの背の高さなど、ポイントは把握していたつもりでしたが、「左利きの人でも右で作業することもある」という記述でもうこんがらがっちゃって。新書版（講談社ノベルス）では利き手についてもっと手がかりがある記述だったようだったので捜したのですが、複数の本屋にも見当たりませんでした。ずばりどちらが犯人なのでしょう？というのもこの週末、この犯人を解説してくれと友人に言われ、つまらぬ見栄をはってそれを引き受けてしまったのです。自業自得といわれればそれまでですが、ぜひご存知のかた教えてください。付箋つけながら読み返してもわかりませんでした。どうか、どうかお願いします。

回答No.1

piro0331 · ベストアンサー

文庫本を買うと袋とじにヒントが出ています。もしどうしても今すぐなら、↓が参考になるかもしれません。

参考URL：

http://www6.big.or.jp/~akiku/mystery-ML/who/who2.html

お礼

あ、ありがとうございます（涙）助かりました、ホントに。なんてお礼をいったらよいのか。実はおいら、文庫版の袋とじ読んでも「？」でした（恥）。そうですよね、いやぁやっとスッキリしました。ミステリってほんとにいいもんですね（爆）。piro0331さん、感謝します。

回答No.2

hirokiti5

読み終わったときに、あれ、犯人誰？　こんなんでいいの？　と思いながら、追求しませんでした。その後、インターネットで、ずいぶん犯人探しの論議が盛り上がったみたいでしたが、各人各様で、結論が出なかったと思います。作者も、ネタをばらすことはしないし。
大きな声では言えませんので小さい声で言いますが、私は結局これは失敗作ではないかとひそかに思っています。

ミステリは推理の得意な人が読むのでなく、私のように論理や叙述の意外性でスカッとさせてくれるから読むという人間もいます。そういう人間にとって、この作品はありがたいものではなかったんです。

しかしこれでは納得できないでしょう。もうご存知かもしれませんが、下記の東野圭吾さんの公式ホームページに、「どちらかが彼女を殺した」について作者のコメントが載っていますので、参考になさってください。

参考URL：

http://www.keigo-book.com/

お礼

こんなに早く回答いただけるなんて感激です。私自身パズラーはあんまり得意じゃないので、困り果ててました。どちらかといえば大沢在昌とか、船戸与一とか高村薫がツボだったんで。白夜行とかはよかったですけど。「どちらかが－」は読後のカタルシスという点ではこれまでで5本の指に入るワーストでした。でもパズラー派のファンにとってはたまんないんでしょうね、きっと。最近「プレッジ」というショーン・ペン監督、ジャック・ニコルスン主演の映画の原作を読みました。（ハヤカワ文庫）「アンチ」ミステリといった感じでした。こういうの大賛成でした。ともかくお返事ありがとうございました。助かりましたよ、ホントに。