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スローシンクロのときの絞り
こんにちは。 Allaboutの記事について質問がありまして。 http://allabout.co.jp/interest/photograph/closeup/CU20061212A/index2.htm この記事、夜景と人物を撮るときのコツについて書いてあるんですが、 「露出優先モードで撮るのでしたら、絞りはF5.6あたりで設定して、フラッシュをスローモードにすると割と簡単に撮れると思います。」 とあります。 そこで質問なのですが、どうして絞りはF5.6あたりがいいのでしょうか?(もちろんこの記事を書いた人はいろんなシチュエーションが考えられる中で目安としてこの数字を出したんだと思いますが) 暗いのなら開放にしたほうがいい?とか、背景も写したいなら被写界深度が広いほうがいい?とか考えてしまいます。どの要素が重要なのでしょう? 私は絞りとシャッタースピードと感度の関係については理解しているつもりですが、あんまり詳しくはわかりません。私が持っているカメラは絞りなどを調節できないコンパクトデジカメですが、知識を得たいので教えてください。
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絞りを開放にすると被写界深度が狭くなり、ボケの範囲が広くなってしまいます。 絞りを絞り込めば、被写界深度が深くなり、全体にピントを合わせることも可能となります。 シャッタースピードと絞りの関係では、おさらいの為説明しますと 絞りがF5.6で1/4秒だとするとF4で1/8秒、F8で1/2秒となります。 ストロボには、GNがあり例えばGN25の時ISO100の感度ではF5.6で約4.5mまでしかストロボ光が届きません。 F4にすると6.25m、F8にすると3.1mしか届かないということになります。 夜景側は適正露出でも対象物にストロボ光が届かない可能性もあります。 光が十分届くのであれば、TTLのストロボの場合、発光した光がレンズを通してセンサーで感知し適正露出になった時に発光を止めます。 適正露出になりうるかは、ストロボのGNにより絞りを調節する必要があります。
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- new_hope
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質問者さんがおっしゃるとおり、ひとつの目安にすぎないでしょうね。 あとはANo.1の方の意見が正しいと思います。どんなカメラ・レンズでも最低限F5.6程度の明るさはありますから、初心者に簡単に説明するには無難な数字ではあります。 例えばここでF4がいいなどと説明しても、安いズームで望遠側で撮ったらF5.6になっちゃいますし、背景のことまで考えてF8などと言っては、手ぶれするのトラブルも増えます。理想の絞りというわけではなく、なるべく失敗を抑えた数値ということでしょうね。シチュエーションにあわせて絞りを変えるべきだと書くと、絞りのことだけでたくさん説明しなきゃいけなくなりますから、ページが追いつかないし初心者は読む気がしなくなりますよね。
お礼
>初心者に簡単に説明するには無難な数字ではあります。 それが最大の理由、という説ですね。 ありがとうございます。
- bardfish
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夜景を背景に人物を撮る場合、露出の基本はストロボを使用しないとき。 スローシンクでストロボを発光させる場合、ストロボの光量は人物に合わせます。 最近の電子制御のカメラ(E-TTLなど)なら、人物が適正露出になるよう自動調光します。すると、夜景も人物も綺麗に写ります。 ということで、絞りの適正値は夜景を基準に考えてもいいでしょう。 それから、被写界深度は「広い」「狭い」という表現ではなく「浅い」「深い」です。 コンパクトデジカメなら撮影モードを「夜景」にすればその辺は自動設定されるはずです。 さらに言うと、コンパクトデジカメはF5.6あたりが最小絞りになる機種が多いと思います。
お礼
>それから、被写界深度は「広い」「狭い」という表現ではなく「浅い」「深い」です。 失礼しましたー。 ありがとうございます。
- george_mackenzie
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絞りについては他の方が解説しているので > …でも、実際には夜景のほうにはフラッシュは届いていないんじゃないでしょうか? について スローシンクロというのは人物をストロボ光で写し、スローシャッターで背景を写すものです。 従って、背景にストロボ光は届いていませんし、届く必要性もありません。
お礼
>スローシンクロというのは人物をストロボ光で写し、スローシャッターで背景を写すものです。 >従って、背景にストロボ光は届いていませんし、届く必要性もありません。 私もそのように理解しております。ですが、vaio09さんが >(10m先にある背景も撮影するという意味です) と書いてらっしゃるのは、背景が10m先にあると仮定した上でそこに光を届かせようとしているのかなあと推測したもので、上記のように質問したのです。 もしかして、人物は10mの範囲内に当然 入っていて、その上背景のうち10m圏内のモノに光が届く、って意味だったのでしょうか? …でも、ふつう人物にはもっと近づいて撮影するものではありませんか?? (とんちんかんな個所があったらまた教えてください…)
- vaio09
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記事中のリンク「フラッシュの光はどこまで届くの?」に、その答えが書いてあります。 ストロボが被写体に届く距離が関係しています。 作例に使われたフラッシュのガイドナンバーや被写体までの距離、ISO感度が分からないのですが、上記サイトにその解説がありますので、参考にしてください。 GN=20 被写体までの距離=10m(10m先にある背景も撮影するという意味です) ISO800(係数2.8) とすると、 (20÷10)×2.8=F5.6 です。
お礼
これ以上 絞り込むとフラッシュが届かなくなるんですね。 …でも、実際には夜景のほうにはフラッシュは届いていないんじゃないでしょうか? ありがとうございます。
- kuma-gorou
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恐らく、記事は35mmフィルムサイズの標準レンズ或いは準広角レンズを想定してかと推察します。 まず、背景のイルミネーションと人物を被写界深度内に入れる必要があります。 次に、夜景を開放で写すとレンズの収差が目立ちます。特に、点光源が画面に入るとコマ収差が画面の周辺で二つの尾を引いたようになります。 要するに、被写界深度と、実用上レンズ各種収差が収れんする辺りの兼ね合いで絞りの値を決めれば良いので、固定的にf5.6がベストと言う訳ではありません。 要は、被写体の状況、使用レンズ、フィルム(センサー)のフォーマットサイズによって適正な絞り値は変化します。
お礼
>次に、夜景を開放で写すとレンズの収差が目立ちます。 ああ、なるほど、そういう要素も。 ありがとうございます。
実際は使うフラッシュの光量と人物(主要被写体)までの距離で絞りが変わりますから (フルオートならそれも関係なくなりますが)、 具体的な数値が出せなくて「F5.6あたり」と言っているのではないでしょうか。 ですからここはどんな数値でもいい(半分当たって半分違っている)のですが 最近の低価格カメラ&レンズでは開放絞りがF5..6なんてのもあって それ以上明るい数値は現実的ではなくて 逆にそれ以上暗い数値も、内蔵ストロボでは光量不足になりそうですし スローシンクロ時のシャッター速度も遅くなってブレの問題も出てくるでしょうから (絞れば当然、背景を写し込むのに時間がかかります)、 その辺りを見計らっての妥協的な数値という事ではないでしょうか(笑)。 見る人を特定できない状態でのハウツーもので重要なのは「誰にでも実践できる」事です。 それに昔から「5.6にしておけば大抵のものは過不足なく写る」なんて事も言いますし(笑)。
お礼
>5.6にしておけば大抵のものは過不足なく写る おもしろいですね、初めて聞きました。 ありがとうございます。
お礼
ありがとうございます。