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どうしてバレエの伴奏オケはヘタなのか(特に金管)
クラシックバレエの全幕や規模の大きいガラ公演ですと、大抵オーケストラが付きますが、多くの公演でまともな演奏がされていません。別に芸術的で素晴らしい演奏を、とまでは言いませんが、せめて楽譜どおりに演奏して欲しいのですが、大抵金管(特にホルン)が音をはずしたり、裏返ったり、全体的にハーモニーが崩壊していたり。時折、怒りさえ感じるほど、ヘタなことがあります。 バレエの伴奏は、オケにとっては日銭稼ぎ、2軍もしくはアルバイトを投入すると聞いたことがありますが、どうしてプロのオーケストラに「楽譜どおりに音が出せない」人がいるのか、そんな人に仕事を頼むのか、わかりません。別に珍しい演目ではなく「白鳥の湖」や「眠れる森の美女」あたりのことです。 また、弦楽器は結構上手いのに、どうして金管はあんなにヘタなんでしょうか? 詳しい方教えてください。
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私は貴方ほど詳しくは有りません。・・・ので、二軍・アルバイトの件は、解りません。その時々の催しに因っては、仰るような事が有るかも知れませんが、一軍クリンナップが稀と言うのも穿り過ぎの様にも思います。 さて、金管・・中でもホルン・・ 私の印象と申しますか、コンサート体験談と申しますか・・ 昔(2~30年前)に比べれば、演奏レベルは上がってきました。 が、バレーに限らず、管弦楽曲でも、ホルンが無事に通過すると、こちらがホッとする感覚は現在も無くなりません。 それは、国内演奏団体に限らず、高金額・高人気の世界的トップクラス団体の場合でも、感覚的程度の差は有れど安心できません。終わってみれば良かったと言える演奏になっていますが、最初から無防備・安心しきって聴けた事はありません。私に限っては・・ 潜在的な意識としては、この安心感を絶対的に譲れないなら、CDかレコードしか聴けない、とまで思っています。 私だけかも知れませんが、以前は、曲を知っていればいるほど、失敗しそうな場所を待ち構えて、耳をそばだててしまっていて楽しめない自分が居ました。 でも、最近は、気持ちが丸くなったのか、粗捜しは極力しない事にしました。とは言っても、チケットの金額に因って、許容度合いは、スライドしている事でしょうが・・(笑) 話が可笑しな方向に向かいそうですね! 難しい事は他の方の解説にお任せしますが、ホルンは、とても音程が取りにくい楽器の筆頭格である事は間違いないでしょう。 世界的名手も裏返った音を生で聴かせてくれた思い出があります(苦笑)!
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- dqpq05
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no.3です。 >バレエ公演で多いのは東京シティフィル、ニューシティフィル、というところですが、ここは固定団員で活動しているところではないのですか? 失礼しました。固定団員さんのはずです・・・。(ニューシティは微妙?)まさかそのクラスの話とは思いませんでした。最近、あまり大きな事故(音を外すとか)がない印象だったんですが、私の気のせいかもしれませんね・・・。 そのような苦情をお書きになることは、結果として日本の金管のレベル向上につながると思います(時間はかかりそうですね・・・)
お礼
追加質問にもお答えいただきありがとうございます。 >あまり大きな事故(音を外すとか)がない印象だったんですが、 そうですね。以前に比べると、最近は事故wが少なくなってきたような気が私もしていましたが、先月の公演が酷かったので、質問を入れました。 皆様の回答で心構えができたような気がします。ありがとうございました。
- hermitage
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バレエに限りません。 オペラやオペラのガラコンサートなどでも金管がコケます(友人が某オペラ団体に所属しておりまして、ガラコンサートなどに出演する際に聴きに行くのですが、今年のニューイヤーオペラコンサートは特に酷かった…)。 ホルンは音を安定させるのが難しい楽器なので、よほどの奏者でなければ、たいていどこかでコケています(よほどの奏者でもコケることがあります)。 オーケストラのコンサートですらそうです。 私は、そういうものだと思いつつ、いつもハラハラしながら聞いています。 日本に限らず、ウィーンのフォルクスオーパーでも『そんなもの』でした(ウィーンのフォルクスオーパーは歌も酷かった。特にアンサンブルがアンサンブルじゃなかった…。ウィーンなのに、ウィーンだから期待して行ったのにぃ…)。 これまでに私が聴いたなかで「(結果的に)金管が最後まで安定していた」のは、『ウィーンのシュターツオーパーのオペラ』だけでした。 ウィーン国立歌劇場のオケメンバーが何者かはご存知ですよね。 それくらいでないと、特にホルンは『そんなもの』なんです。 残念ながら。
お礼
バレエファンの間では、オケは、 自前のコンサート>オペラ>バレエと順番つけて、後の方は手を抜いている、というような言い方がされています。でも、それは違うんですね。いつでも、失敗する可能性があるのが、楽器演奏(特に金管、特にホルン)なんですね。 >ホルンは『そんなもの』なんです。 ということを肝に銘じて、今度から「仕方ない」とあまり気にしないようにして、イライラせずにバレエを観ることを心がけたいと思います。 皆様、色々教えていただいてありがとうございました。金管ははずれはあまりこだわらないようにしようと思います。(でも、アンケートには苦情書きます)
- dqpq05
- ベストアンサー率33% (361/1089)
クラシックバレエとのことですが、団体のレベルはどのようなレベルの団体でしょうか?国内でトップクラスのバレエ団でもなければ、オケに潤沢な予算を使うのは難しいと思われます。他の回答者様のおっしゃる通り、「オケのレベル」イコール「予算」と言っても過言でないと思います。 >バレエの伴奏は、オケにとっては日銭稼ぎ、2軍もしくはアルバイトを投入すると聞いたことがありますが、どうしてプロのオーケストラに「楽譜どおりに音が出せない」人がいるのか、そんな人に仕事を頼むのか、わかりません。別に珍しい演目ではなく「白鳥の湖」や「眠れる森の美女」あたりのことです。 この質問もどの団体かわからなければ正確なコメントは出来ませんが、バレエ団常設のオケではないはずです。(だいたいいつもの同じメンバーが多いということはあると思います。)なのでプロオケの日銭稼ぎということは有り得ません。2軍というの存在自体がプロオケには存在しないので、これも有り得ません。アルバイトですが、これが微妙な話です。器楽の演奏家は、プロオケに所属している人以外にも、フリーランスで活動している人たちが膨大にいますが、この人たちのレベルがピンキリなんです。高いレベルの演奏者はプロオケに所属する演奏者と同じレベルなのですが、低いレベルの人たちは本当に低レベルなんです。当然レベルの高い演奏家を揃えるには予算も人脈も必要なので、バレエの団体によっては妥協せざるを得ない事情があるのだと思います。なので、バレエの公演の時のオケはプロオケでは無いことの方がほとんどです。「プロオケ(固定給)の団員ではない」イコール「アルバイト」という表現も出来ないことはないですが、バレエ等で演奏している演奏家はフリーランスで楽器の収入で生計を立てていると思われるので、プロはプロなんです。 >また、弦楽器は結構上手いのに、どうして金管はあんなにヘタなんでしょうか? どこの国に行っても、金管は上手い下手が極端な楽器なんです。日本の金管は全体的に低レベルだとは思いますが・・・。ここからは個人の意見ですが、日本のクラシック(特に金管)の将来のためには、質問者様のように演奏に対しての厳しい意見が必要なんだと思います。これからも演奏に対して納得せず、声を大にしてクレームをつけて頂きたいと思います。
お礼
団体のレベル、といいますと、普通観るのは、新国立、東京バレエ団、それから海外のバレエ団の引越公演、海外ダンサー主体のガラ公演等です。バレエ教室の発表会のことではありません。また、劇場付きのバレエ団もオケも日本にないことは知っています。No.2様のお礼に書きましたが、バレエ公演で多いのは東京シティフィル、ニューシティフィル、というところですが、ここは固定団員で活動しているところではないのですか? 皆様のお答えを読ませていただいて、金管という楽器がとても難しいことがわかってきました。でも、盛り上がるところでいきなりはずされるとがっくり来てしまうことをオケの方々に知ってもらいたいです。 ときどき、あんまり酷いと「ダンサーに拍手しているだけよ!オケにしてない!!」とカーテンコール時に怒鳴りたいことがあるので・・・
- mariateresia
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オーケストラのちゃんとしたところを使うと、ギャラが高いです。 切符の値段を下げるには、寄せ集めの名の通らないオケを使わざるを えません。 もう10年以上前になるかと思いますが、普通の名の通ったオケを 使うと、500万円くらいだったと思います。 それをトラでまかなうと、300万くらいに下がった経験があります。 しかし、ヴァイオリンはソロの部分が多いので上手な演奏者を 使います。当然ギャラは高い。 金管を良くするには、金管の名手を呼ばなくてはなりません。 それって又切符の値段に跳ね返ります。 相対的にオケの場合、金管、木管はソロになるので その演奏者の技量がモロに出てしまいます。 そういうことで、エージェントも切符の値段を抑えるため そこまで手が回らないのです。 しかし指揮者はそれなりのバレエを振る上手な方を呼びます。 それで全体の音楽は締まるのです。 もしバレエで良い音楽をお聞きになりたければ、 ボリショイが良くオケもつれてきます。 又、時々オペラ引越し公演の時、バレエ団もついでに 公演することが稀にあります。 そういう時は素晴らしいオケで、バレエも楽しめますよ。 条件はお値段が高い!
お礼
バレエ公演だと、自前のオケを連れてこないとき、ガラ公演のときは、 シティフィルとかニューシティフィル、というところが多いようです。 (新国立だと東フィルあたりが入ることもありますが) ここはN饗とか新日本フィルあたりとは違うのですか? ソリストは別に来てもらうのでしょうか? 良くするというより、音はずさないでね、というのが要望のレベル なのですが、プロでも難しいことなのですね・・・ ボリショイは前々回はオケを帯同してくれて、「スパルタクス」、 観ました。素晴らしかったですね!
お礼
早速、ご回答ありがとうございます。 二軍、アルバイトというのは、積み重なるバレエファンの不満からくる都市伝説(爆)のようなものだったのですね。管弦楽でも、 >ホルンが無事に通過すると、こちらがホッとする感覚は現在も無くなりません。 ですか。バレエの公演でも客席が一気に緊張するときがあり、失敗がなければ客席は安堵の雰囲気が、音が裏返ればやっぱり、という雰囲気に包まれます。 ホルンは音程が取りにくい楽器と聞きますが、世界的名手でも裏返ることもあるのですね。1,2回のミスは、スルーできるよう心がけた方が楽しく観られると思うのが賢明、というところでしょうか。