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帰国の際のお金どうすれば?

近く、イギリスより帰国するのですが、ポンドをどうしたらいいか迷っています。日本の口座に移したいのです。金額は約£5000ほどです。日本でポンドを両替するとレートが低いと聞きました。トラベラーズチェックに換えて日本で両替したほうがお得ですか?しかも安全ですよね?お金、数字に関することがとても苦手なので、どうか知恵を貸してください。

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  • Umada
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回答No.3

 「英ポンド建てTCにして持ち帰り日本の金融機関で両替する」が手間とレート、安全性のバランスの点で総合的に優れていると考えます。  両替法の有利不利は、基準となるレート(銀行間レートまたは公示仲値、*1)からどれだけマージンが引かれているかで考えると分かりやすいです。  ご質問の場合ですと (1)英ポンド現金で持ち帰って日本の金融機関で両替 (2)UKで日本円現金に両替して持ち帰る (3)UKで英ポンド建てトラベラーズチェック(以下TC)にして持ち帰り、日本の金融機関で両替 (4)UKで円建てTCにして持ち帰る などが考えられます。それぞれについてどの程度のマージンが引かれるか(目減りがあるか)を、順に見積もってみます。 (1)英ポンド現金で持ち帰って日本の金融機関で両替  日本の金融機関で英ポンド現金を両替する場合、そのレートは公示仲値マイナス11~12円です。例えば銀行間レートや公示仲値が1ポンド=243円00銭のとき、金融機関の店頭における英ポンド現金買いレートは231円00銭~232円00銭ということになります。金融機関別ではみずほ銀行とりそな銀行がマイナス11円(4.5%)、三菱東京UFJ銀行と三井住友銀行、郵便局(外貨両替取扱局に限る)がマイナス12円(4.9%)です。  最近は金券ショップでも両替が可能でレートは銀行より多少有利です。例えば参考ページ[1]の大黒屋ですとマージンは1ポンド当たり10円(4.1%)で、銀行より1ないし2円有利です。さらに[2]の「ブルー・トラスト・グループ」はマージン8円(3.3%)で両替できます。英ポンド現金を両替する際のマージンとしてはこの8円が私の知る範囲で最小です。 (2)UKで日本円現金に両替  日本の両替の手数料が高いというのは間違いではないのですが、UKでの手数料はさらに高いのでUKでの両替は基本的にお勧めできません。  UKでの両替レートは例えば[3]などで調べることができます。これはUK大手のThe Royal Bank of Scotland (RBS)のWebサイトです。6月15日(金)のレートを調べますと、英ポンド→日本円現金のレートは1ポンド=233.975円になっています。この日の銀行間レートを1ポンド=243円00銭と推定すると(*2)マージンは約9円(3.7%)と見積もられます。  この数字だけならそう悪くないのですが、ヨーロッパの銀行は別途手数料を加算することが多く、RBSもその例に漏れません。RBSで外貨現金に両替した場合の手数料は1.5%です[4]。従って上記の3.7%(9円)と合計すると目減りは5.2%ということになり、日本で両替するより不利と分かります。  余談ですがUKにおける英ポンド⇔日本円の両替レートは、英ポンド→日本円のマージンが小さめ・日本円→英ポンドのマージンは大きめの非対称な設定になっていることが多いようです。英ポンド→日本円の両替ならまだ許容範囲ですが、日本円→英ポンドの両替をUKで行うと損をします。 (3)UKで英ポンド建てTCにし、日本で換金  英ポンド建てTCであればUK側での目減りは生じません。もちろん、TC発行手数料は別途必要です。発行手数料の額は銀行により多少異なりますが上記のRBSで1%[4]、郵便局では1.5%です(いずれもポンド建てTCの場合)。  日本の金融機関における英ポンド建てTCの買いレートですが、銀行間レートから為替手数料の4円と、処理期間分の金利(1ポンド当たり75銭~85銭程度)が引かれた数字になります。  TC発行手数料の1%、為替手数料の4円、金利分(80銭とします)を合計すると、銀行間レートを1ポンド=243円00銭として2.9%が差し引かれる計算になります。これは(1)の英ポンド現金での持ち帰りより有利ですし、安全面(盗難、紛失対策)でももちろんメリットがあります。  なお参考までにですが、日本でシティバンク銀行[5]に口座をお持ちですと、英ポンド建てTCを額面のまま同行の外貨預金に預けることができます。その際の手数料は不要です。また預けた英ポンド外貨預金を日本円預金に振り替える際の為替手数料は1ポンドあたり1円で済みます。従ってTC発行手数料の1%+為替手数料の1円の1.4%だけで日本円に変換できることになり有利です。 (4)UKで円建てTCにし、日本で換金  円建ての場合、日本に着いてからの目減りはありませんが、UKにおける英ポンド→日本円TCのレートは良いとは言えないのでお勧めしません。(2)と同様に[3]のページでレートを調べますと、6月15日の数字で1ポンド=232.161円でした。現金より0.7%ほど悪いレートになっています。またRBSにおける円建てTCの発行手数料は1.5%と英ポンド建てより高くなっています[4]。郵便局は逆に円建てTCの発行手数料は無料ですが、その分RBSよりレートが悪くなっています。  RBSで試算しますとレートでの差し引き分が1ポンドあたり約11円、TC発行手数料が1.5%で目減りは合計6.0%と見積もられます。よって(3)のように英ポンド建てTCにした方が有利と言えます。 (5)そのほかの方法  No. 1で提案のあるシティバンクですが、この場合に調べなくてはならないのは日本のシティバンク[5]のサービスでなくUKのシティバンク[6]のサービスです。ざっと見てみましたがUKのシティバンクのページで、海外ATMでの引出しについて書かれたページは見つけることができませんでした[7,8]。もしシティバンクUKのサイトにそのようなページがあるのなら私もぜひご教示頂きたいです。  各国のシティバンクは、同じシティバンクの商号を掲げて営業してはいますが組織としては全く別です。サービス内容もそれぞれ異なりますし、口座もそれぞれ別個であって共通利用はできません。例えば英ポンド現金と日本のシティバンクのキャッシュカードをUKの支店に持ち込んで、「在日支店の口座の英ポンド外貨預金に預けて欲しい」と依頼したところで「取扱の範囲外です」と断られるだけです。  シティバンク在日支店に口座を作るなら、(3)に記したように「英ポンド建てTCを持ち込んで換金する」使い方の方がまだ有利です(*3)。  現金で持ち帰る場合ですが、手間を厭わないならみずほ銀行で外貨預金を経由して円に振り替える(円転する)方法があります。  日本の銀行における外貨預金は、外貨現金での預け入れや払い出しはできないか、できても高額の外貨現金取扱手数料を課されることが多いのですが、みずほ銀行だけは「外貨現金をその通貨の外貨預金として預ける場合は手数料1回500円、外貨預金をその通貨の現金で払い出す場合は手数料1回1,000円」と独自の設定をしています[9]。5,000ポンドの現金を英ポンドの外貨預金として預けても、外貨現金取扱手数料はたった500円で済むということです。  5,000ポンドを英ポンド外貨預金として預けた後、日本円預金に振り替える際の手数料は為替手数料の1ポンドあたり4円です。外貨現金取扱手数料が500円、為替手数料が全部で20,000円ですから合計20,500円。1ポンド当たりに直すと4円10銭(1.7%)の目減りで済むことになります。  なおみずほ銀行で英ポンド建てTCからポンド外貨預金に預けることは可能ですが、この場合は手数料が高いのでメリットはなくなります。 (6)目減りの一覧  上で紹介した方法について、銀行間レートからの目減りの目安を一覧表でまとめます。もちろん数字が小さいほど有利です。金額は5,000ポンド、銀行間レートは1ポンド=243円00銭と仮定します。 ・日本の銀行で英ポンド現金を両替 4.5~4.9% ・日本の金券ショップで英ポンド現金を両替 3.3~4.1% ・UKで日本円現金に両替 5.2%程度 ・英ポンド建てTCで持ち帰って日本で両替 2.9% (シティバンク銀行在日支店に口座があれば1.4%にまで減らせる) ・日本円建てTCで持ち帰って日本で換金 6.0%程度 ・みずほ銀行の外貨預金を経由して円転 1.7% (ただし手間がかかる。また現金で持ち帰ることになるので安全面の心配も生じる) 【まとめ】 手間、安全性、レートのバランスの点で「英ポンド建てTCで持ち帰って日本で両替」が最善と考えます。 もう少し有利な方法もあることはありますが、手間や安全性について理解できる場合に限り適する方法です。そこまでの納得に至らないならやはり英ポンド建てTCが無難です。 参考ページ [1] http://gaika.e-daikoku.com/ [2] http://www.btgp.org/BTG%20CashForex.htm [3] http://www.rbs.co.uk/Personal_Finances/Travel_and_International_Services/Currency_Converter/converter.asp [4] http://www.rbs.co.uk/Corporate_Banking/International_Services/Global_Travel_Money_Services/Tariff/default.htm [5] http://www.citibank.co.jp/ [6] http://www.citibank.co.uk/ [7] http://www.citibank.co.uk/personal/banking/sitemap/ [8] http://www.citibank.co.uk/personal/banking/international/travel.htm [9] http://www.mizuhobank.co.jp/saving/gaika/g_teiki.html *1 銀行間レートとは文字通り外国為替市場で銀行間の取引に使われるレートで、新聞やテレビで「午前の東京外国為替市場は1ドル=119円90銭から95銭で取り引きされています」と報じられているレートは特に断りのない限り銀行間レートです。 一方で銀行間レートは常に変動しているので窓口での取引基準に使うと煩雑となります。そこで金融機関は1日に1回「公示仲値(TTM)」と呼ばれるレートを定め、その日の取引の基準レートに使います(1日数回の改定を行う銀行もある)。公示仲値は各金融機関が独立に決めるので必ずしも一致しませんが、いずれも銀行間レートを参照しているので金融機関ごとのばらつきは0.1%や0.2%といった程度に収まります。送金レートや両替レートはこの公示仲値に一定のマージンを加算することで機械的に計算されます。 *2 6月15日の外国為替相場は比較的変動が激しく、1ポンド=241円くらいで始まって日本時間の20時頃には243円を超える辺りまで円安が進みました。RBSがどの時点の銀行間レートを参照しているかによってマージンの推定も異なってきますが、UKで日本円(現金、TCとも)に両替するのが不利という結論は変わりません。 *3 シティバンク銀行は残高が一定基準を下回ると月2,100円の口座維持手数料を徴収するので、今回の両替1回限りなら口座を作る必要はないでしょう。一方今後も海外に出かけることが多いなら、付き合えばそれなりに便利な銀行ではあります。私自身も口座を作って9年になります。

uk1990
質問者

お礼

大変詳しい回答ありがとうございます!! いろいろな方法で違うんですね… 大変勉強になりました!大感謝、大満足です!!

その他の回答 (2)

  • molly1978
  • ベストアンサー率33% (393/1186)
回答No.2

日本での両替は手数料が高く、英ポンド→円で5%程度かかります。 現金ならイギリスで両替して持ち込んだほうがよいかと思います。 ただ、安全性を含め現金よりもT/Cがよいと思います。 日本の銀行の手数料は、英ポンドT/C→円で2%程度、米ドルT/C→円で1%程度です。

uk1990
質問者

お礼

やはりそうですよね。 現金を持ち歩く勇気はちょっとないので、トラベラーズチェックにしようと思います。どうもありがとうございました!

  • kanora
  • ベストアンサー率26% (383/1444)
回答No.1

ポンドの金額がよくわからにのですが、£5000って日本円で 100万円位ですか? シティバンクはいかがですか? リンクしました。 銀行に預金して日本で引き出すという感じです。 両替よりレートは良いと思います。 イギリスの支店で相談したらいかがでしょうか? これからも海外旅行する予定があるなら便利です。 世界各地の現地通貨がATMで引き出せます。

参考URL:
http://www.citibank.co.jp/ja/index.html
uk1990
質問者

お礼

ありがとうございます。 リンクより参照させていただきます。

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