ミンコタのエレキ17ｌｂｓの推進スピードってかなり遅い？

質問

私は、フローターを改造しエレキを搭載する計画を立てているのですが、その話を聞いた友人が古いミンコタの中古エレキ(17lbs)を見つけてきました。
私はエレキを持っていませんので、30lbs程度のものを購入しようと考えていたのですが、実際のところ30lbsと17lbsとでは移動スピードはかなり違うものなのでしょうか？バッテリーの燃費はかなり違うように思うので、その辺は魅力なのですが・・・。
なぜ、そんなことで悩んでいるかと言うと、中古エレキ(17lbs)はかなり安く手に入りそうなのですが、安物買いの銭失いになってしまっても・・・と思案しております。
どなたかアドバイス頂けませんか、宜しくお願い致します。

回答No.1

ウラ漁師（@uraryoushi）

どうも、釣りバカです。

早速本題に入りますと…
単純にパワーが増せば速度は増しますが、これはエンジン（モーター）以外の上限が全て同じ、という大前提での話です。例えば船体の重量が増せばその分牽引力が変わってくる（＝ロスするパワーが大きい）のでそれ相応のパワーが要求されます。
というと何がなんだかチンプンカンプンですが、信号待ちしていた日産エルグランド（３．５００ｃｃ；２ｔ前後）とダイハツムーブ（８８０ｃｃ；１ｔ未満）が並んで同時に走り出したらムーブのほうが早いですよね？もっと車重の軽い５０ｃｃオートバイだともっと早くダッシュできますよね？さらに、５０ｃｃバイクや軽自動車に３．５００ｃｃのエンジンを積んだらどうなるか…良くて制御不能になって壁に激突・即死、悪くて車体はバラバラ・深刻な後遺症に悩まされる、というのはちょっと考えれば分かりますよね？それと一緒で自重のタカが知れているフローターでボート並みの馬力を求めるのは自殺行為というわけです。何でもかんでもパワーがあればそれでいい訳ではありません。

さらにフローターの形状でも摩擦係数云々の作用で違いが生じますが、早い話Ｕ型やＶ型のフローターは接水面積が大きい＝抵抗が大きいのに対してＨ型は接水面積が小さい＝抵抗が小さいという違いからパワー・ロスが大きく異なってきます。さらに乗っている人の体重でも５０ｋｇと１００ｋｇでは大きく異なってきます。ついでに言えば湖沼と本流では流れがあるので使い勝手を考えるといろいろと違いが生じてきます。
もっとマニアックな話になると、プロペラの直径とピッチが違えば速度は大きく異なってきます…が、あまり深く追求するとノイローゼになりかねないのでそのうち考えればいいでしょう。

で、フローターにエレキ、ですが湖沼でＨ型フローターに設置で考えれば１５ポンド前後のエレキで充分です（体重９０～１００ｋｇ超の人なら２０ポンドでも足りないかも）。またＵ型もしくはＶ型の場合は２０ポンド前後が好ましいでしょう（こちらも体重９０～１００ｋｇ超のデブチンだと話は違ってきます…エレキを載せると沈むかも）。問題は１５ポンド前後のエレキとエレキを乗せることができる大型のＵ・Ｖ型フローターを探す事が難しい、という点ですね。
これは飽くまで“移動を楽にする手段”としての措置で、ボート並みに早く移動しようと思うならプロペラの直径や羽根枚数・ピッチをチューニングする必要はあるでしょうが、自重が軽いだけに結構リスキーです…フローターに載せるなら１７ポンドだったら、妥当ではないかと思いますよ。何でもかんでもパワーを求めるエレキ販売店が多い中手に入るなら入れておいたほうがいいかもしれませんね。

お礼

早速のご回答有難うございました。
大変分かりやすくご説明頂き、とても参考になりました。
私が使用してるフローターはＵ型の変形型のようなＨ型（フレームの有るポンツーンタイプではない）で、そのフローターに何らかの浮力体を連結させ、エレキとバッテリーを搭載しようかと考えております。
uraryoushiさんの仰るとおり、移動を楽にする手段…自転車の電動アシスト的なものを目指しており、ボートと競うなどと恐ろしいことは考えておりません^^;。
アドバイスのとおり、取りあえず17ポンドを手に入れて試作してみようと思います。何事も、まずはやってみなければ分かりませんもね。
本当に良いアドバイスを有難うございました。