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ユレダスの根本的なギモン

(交通システム技術の専用カテゴリがないので、こんな場所になってしまいました) 大規模主要動に対して先んじる初期微動を感知して新幹線に急制動をかける日本旅客鉄道株式会社のシステム「ユレダス」についてですが、その根本の部分に疑問があります。 まず、大地震でもその主要動のメインの揺れはせいぜい 10-20 秒しか続かないことをご念頭に置いてください (阪神大震災でもその程度でした)。 地震による列車の脱線原因には、1. 揺れ自体により車体が軌道に相対して浮き上がる/傾くことによるもの、および 2. 軌道、高架橋など固定設備の破損によるもの があります (阪神地震前は、会社はなんと 1 はありえないとしていました)。 さて: ご存知のとおり、一般に震源から近ければ近い地点ほど、初期微動開始から主要動開始までの時間は短くなります。直下型ならば、数秒の間もないでしょう。 また、同じマグニチュードで同じ震源の深さで地震が起きた場合、当然ですが、*一般に*震源から近いほうが揺れは大きくなります。 これらを総合するに、強い揺れ自体により列車を脱線させるような地震に対してユレダスの 1 に対する効用 (=高速走行中の揺れによる脱線転覆を防ぐ) はほとんど意味を持たないと思うのですが、どうでしょうか。つまり、脱線による被害を少なくするべく列車が十分に減速 (あるいは停止) するまでに主要動もとっくに収まっているのです。2 については、停止までに破損箇所が現れないのであれば、効果は十分あることはわかります。 しかし、会社は明らかに 1 に対する効用も口頭で匂わせているので、この質問となりました。できれば、このシステムの企画開発に加わった方のご回答をお待ちします。

みんなの回答

  • ultraCS
  • ベストアンサー率44% (3956/8947)
回答No.2

程度問題ですが、無意味ではないと思いますよ。 地震発生時に加速状態なら、それをオフにして減速に移行するだけでも、1秒後には速度差にして10キロ近く違ってきます。また、惰行状態であったとしても、ブレーキをかけることによる減速によって、脱線時に破壊に使われる運動エネルギーを前もって吸収することが出来ます、運動エネルギーは速度の2乗で効いてきますから、200キロが2秒で195キロ(非常最大限速度2.5Km/secとして)に落ちればそれだけで運動エネルギーは5%減ります。まあ、これが大きいと見るか意味無しと見るかですが、無いりはましでしょう。 また、少なくとも、ブレーキをかけた状態なら、車両の重心は車輪より上にありますから、少ないとはいえ下向きの力が発生しもこれは、車両を持ち上げようとする力の効力となります、これも無いよりはましと思います。 まあ、もっとも、何よりも大きいのは、対策をすることによる、一般や株主への宣伝効果かもしれませんね。

-ROM
質問者

お礼

未解決ですが、アクティブ質問数制限により、他の質問をしたいので、この質問を閉じます。

-ROM
質問者

補足

いえ、会社側は特定の状況 (加速中や既減速中) を指しての効能を言っていません。あたかも一般的な効果があるかのように謳っています。だから、私のギモンなのです。もとより、無意味か否かの議論ではなく、会社が上記のような態度であることへのギモンです。

  • cubics
  • ベストアンサー率41% (1748/4171)
回答No.1

質問内容と期待される回答は正式に当局になされない限り専門家や関係者が、このサイトで回答するはずもないことは、質問者さんもご承知のことと思います。 素人の聞きかじりの範囲では、当然、直下型の地震発生からただちに地震波が到達するような地震においては、地震検知してからでは間に合わないのは自明でしょう。 少なくとも、ある程度遠方の大地震であれば、初期微動を検知して、何らかの対策が取れれば、1であろうと2であろうと、ある程度の効果があると考えるのが妥当なことではないでしょうか。 質問者さんのお考えは、不十分な対策だから無意味だということなのか、単に効能書きに偽りあり(走行中の揺れには無意味)と指摘したいだけなのか存じませんが、私の理解では、何も対策をしないよりは、いくばくかの効果があるものと思っています。もちろん、走行中の揺れに対しても、効果がある場合もあるという認識ですね。

-ROM
質問者

お礼

繰り返しになりますが、私のギモンは「何もやらないよりやったほうがマシか否か」の議論では*なく*、ハナから無意味 (先記 2 を分離) だとわかっていながら導入し、しかしながら先記 1 にも効用があるかのように謳っているのではないかという疑惑なのです。

-ROM
質問者

補足

しかしながら、遠方からの地震では確かに P 波と S 波の間に時間があり、減速するための時間は相対的に得られますが、逆に、遠方からの地震は揺れもそれだけ小さくなることが多く、揺れ自体による脱線が起きにくいのです。直下型など間近で起きる地震であればあるほど強い揺れの傾向が強く、それだけ揺れ自体による脱線の恐れが強いので、列車を一刻も早く減速停止させなければなりませんが、間近で発生した地震こそ P 波と S 波の間隔が非常に短いので、メインの大きな揺れが収まるころにもまだ列車が減速されていない可能性が高いのです。 そのことから、先記 1 に対するユレダスの効果はほぼ皆無であると思いますが、それをあたかも可能であるかのように謳うことがギモンなのです。大きな地震が最近あり、あたかも効果的な措置がありそれを採っているように世間に見せかける要素がないと言い切れるでしょうか。

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