• ベストアンサー

社会学を学べる進路

現在大学生で、商学部です。社会学を学べる進路をとりたいのですが、大学院、社会学を研究できるような就職先、etcございましたらお教え下さい。また、大学院について質問なのですが、博士課程前期で2年間通って修士を取り、後期は通わないとなると意味がないのでしょうか?後期にも出て博士課程をとらなければ学んだ実績はそれほど残らないのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • Helfgott
  • ベストアンサー率44% (66/149)
回答No.2

基本的に、社会学は就職に直接役に立つことはないと思います。 社会調査の方法を専門的に身につけた場合に、広告会社などのリ サーチが重要な意味をもつ就職先で、評価されることはあるのか もしれません。しかし、根本的に社会学とは、むしろ市場とその 機能を客観的に相対視して考える傾向が強いと思うので、ほとん どの場合アカデミックなものであり、就職に直接役に立つことは あまりないと思います。 就職に役に立つのは、研究者になる場合のみでしょう。しかし、 現在では(おそらくご存知の通り)院生の数は増大したものの大 学のポストは減少しており(特に人文科学系)、研究者になるの は大変厳しい道となっています。 博士前期過程のみで修士号のみを取ることは、全く意味がないと は言いません。ただ、その場合はあくまで、将来の進路を考える モラトリアムの時間をもらうのだ、という捉え方がよいと思いま す。社会学に興味をもたれているようですから、それを院レベル で本格的に学んでみて、その中で勉強として得るものは色々ある でしょう。就職してしまうと、なかなか学ぶ機会を得ることは難 しくなりますから、若い時期を使って根本から学問をやっておく ことは、人生を長い目で見るならば、プラスになり得ると思いま す。 そして2年間の修士課程を経た上で、それから新たに新卒として 就職をすることは、「あり」でしょう。院生が増えたので、社会 学を専攻した学生でも、そういう人は増えているし、企業側も以 前よりそうしたケースへの受け入れ体制が整い始めているのでは ないかと思います。 ただし、その場合は、大卒で就職した場合と比べるならば、幾分 か不利な面もあるかもしれません。専攻した学問内容は、就職に おいては基本的には評価の対象とはほとんどならず、むしろ院卒 の人間は「頭でっかち」と見られる傾向が強いからです。だから、 就職にウェイトが強いならば、博士前期過程に進む意味は、全く ないかもしれませんね。 繰り返しになりますが、社会学の院に前期過程のみ進む、という ならば、その間を猶予期間をもらったと考えて、進路を模索する 期間と捉えるべきでしょう。好きな研究をしつつ、できれば留学 などもして、見聞を広めるようにすれば、大変有意義な時間とし て使えると思います。 最後の質問のところですが、研究者としては、博士後期過程まで 進んでいないと、ほとんど評価の対象とはならないでしょうね。 研究者になりたいなら、絶対に後期過程まで進むべきです。 迷っているならば、前期過程にとりあえず進んで、その間に研究 者を選ぶか就職するかを、考えても良いかもしれませんね。

その他の回答 (1)

  • Helfgott
  • ベストアンサー率44% (66/149)
回答No.1

基本的に、社会学は就職に直接役に立つことはないと思います。 社会調査の方法を専門的に身につけた場合に、広告会社などのリ サーチが重要な意味をもつ就職先で、評価されることはあるのか もしれません。しかし、根本的に社会学とは、むしろ市場とその 機能を客観的に相対視して考える傾向が強いと思うので、ほとん どの場合アカデミックなものであり、就職に直接役に立つことは あまりないと思います。 就職に役に立つのは、研究者になる場合のみでしょう。しかし、 現在では(おそらくご存知の通り)院生の数は増大したものの大 学のポストは減少しており(特に人文科学系)、研究者になるの は大変厳しい道となっています。 博士前期過程のみで修士号のみを取ることは、全く意味がないと は言いません。ただ、その場合はあくまで、将来の進路を考える モラトリアムの時間をもらうのだ、という捉え方がよいと思いま す。社会学に興味をもたれているようですから、それを院レベル で本格的に学んでみて、その中で勉強として得るものは色々ある でしょう。就職してしまうと、なかなか学ぶ機会を得ることは難 しくなりますから、若い時期を使って根本から学問をやっておく ことは、人生を長い目で見るならば、プラスになり得ると思いま す。 そして2年間の修士課程を経た上で、それから新たに新卒として 就職をすることは、「あり」でしょう。院生が増えたので、社会 学を専攻した学生でも、そういう人は増えているし、企業側も以 前よりそうしたケースへの受け入れ体制が整い始めているのでは ないかと思います。 ただし、その場合は、大卒で就職した場合と比べるならば、幾分 か不利な面もあるかもしれません。専攻した学問内容は、就職に おいては基本的には評価の対象とはほとんどならず、むしろ院卒 の人間は「頭でっかち」と見られる傾向が強いからです。だから、 就職にウェイトが強いならば、博士前期過程に進む意味は、全く ないかもしれませんね。 繰り返しになりますが、社会学の院に前期過程のみ進む、という ならば、その間を猶予期間をもらったと考えて、進路を模索する 期間と捉えるべきでしょう。好きな研究をしつつ、できれば留学 などもして、見聞を広めるようにすれば、大変有意義な時間とし て使えると思います。 最後の質問のところですが、研究者としては、博士後期過程まで 進んでいないと、ほとんど評価の対象とはならないでしょうね。 研究者になりたいなら、絶対に後期過程まで進むべきです。 迷っているならば、前期過程にとりあえず進んで、その間に研究 者を選ぶか就職するかを、考えても良いかもしれませんね。

関連するQ&A