NHK大河ドラマ
NHK大河ドラマ龍馬伝がもうすぐおわるようです。今年もあっというまでした。ドラマ自体は一度もみていませんが、NHKはよくみるので、最近の最終回大宣伝でいやでも知らされます。そんな季節がやってきたな。。と思います。
ところで、この大河ドラマ、もう40年以上も続いていますが、なんというか「正統とされている」史観でばかり物語が描かれているのはなぜなんでしょうか?斬新な切り口で、とうたわれたドラマもありますが、それは、女からみた太閤記だとか忠臣蔵だとか、あまりいままで注目されていなかった人(大村益次郎とか呂宋 助左衛など)を主人公にしたというだけで、物語の大筋はかわっていないようにおもいます。せいぜい家康や秀吉などが悪人として描かれているといった程度です。ただ近年歴史の研究が科学の発達などもあって急速に進み従来正統とされてきた説が覆るようなこともしばしばです。
研究等の急速な発展がある反面、保守的なドラマのほうが視聴率があがる(白虎隊とか)という不思議な現象もあるようですが、たとえば架空の人物を主人公にしてでも、満州・樺太の引き上げとか、終戦後の闇市で実際おこっていたことなど(原爆に関しては失礼な言い方かもしれませんが食傷ぎみです。)近年の、あまりにも生々しい歴史上の出来事を、あるがまま(自虐史観や皇国史観ではなく)につたえること(実際みてきた人がまだ存命しているうちに)が戦争のむなしさなどを伝えることになるんではないか、と思うことがあります。歴史上ヒーロー(英雄)だとされている龍馬や政宗ではなくても、福山雅治が主人公であれば、視聴率も稼げるんじゃないでしょうか?