社会主義国家と企業の本質的違いは何ですか
社会主義国家と企業は一件すると同じ方針に基づいて運営されているように思えるのですがなぜ結果が天と地ほど異なるのですか。社会主義国家と企業の本質的な違いについて教えてください。
社会主義の失敗の原因は、
(1)中央集権:優秀な人を一箇所に集めて
(2)計画経済:情報を一箇所に集め、全体を見通して計画を立て
(3)国家統制:国全体で計画通りに遂行すれば
最良の結果が得られる、
と考えたことにあるというのが通説かと思います。
ハイエクが予言したように、そのようながんじがらめの組織では、いい結果を得ることができませんでした。人々が自由に振舞えば、自ずといい結果が得られるというわけです。
ところが、社会主義と対峙する資本主義下における企業では、コーポレートガバナンスの下、社会主義国家の失敗の原因(1)から(3)を遵守することで最大の利益を得られるという考えが当たり前です。社員が各自勝手に活動していてもいい結果が得られないことを想像することは簡単です。
(1)から(3)を国家にあてはめると失敗し、企業に当てはめると成功する、国家と企業の本質的な違いは何でしょうか。
おそらく、このような課題は経済学の重要なテーマであり過去に十分議論されていると思いますが、参考になる学説や文献があれば教えていただいたいと思います。
以上よろしくお願いします。
お礼
ありがとうございます!とても参考になりました★