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ドルビーデジタルとリニアPCMの制作費の違い
DVDに収録する音声フォーマットとして「ドルビーデジタル」と「リニアPCM」がありますが、 制作費に違いが出たりするものなんでしょうか? 自分の好きなアーティストのライヴDVDがいつもリニアPCMで、5.1chを楽しみたい自分としては大変不満に思っています。 なんとなくドルビーデジタルの方が製作に手間がかかりそうなイメージがあり 「レコード会社がケチってリニアPCMにしているのか?」などと疑ってしまっています。 何かご存知の方がいらっしゃいましたらぜひご教授ください。 (記述誤りがありましたら同時にご指摘いただけますと幸いです)
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ドルビーデジタルは、エンコードソフトが有料ですし、ロイヤリティを払う必要があり、高く付きます。 ドルビーデジタルを使用した場合はパッケージにロゴを入れた上「パッケージ1本に付き○円」と言う感じでロイヤリティを払わないといけません。 劇場映画のように、大元の音声マスターがドルビーデジタルであればDVDをドルビーデジタルにする意味がありますが、ライブ録音のような場合は大元の音声マスターが単なるステレオだったりするので、ドルビーデジタルにする意味がありません。 因みに、ライブ録音でドルビーデジタルにするくらいの録音クオリティを求める場合、会場の客席に耳の部分に高性能マイクを仕込んだマネキンの頭を置いて録音します。 (それくらい手のこんだ仕掛けを使わないと意味が無いって事です) 元が悪ければ、どのような形式で収録した所で、それ以上の音質は得られませんから。
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Q/制作費に違いが出たりするものなんでしょうか? A/DVDで使えるのは、MPEG Audio Layer-3、PCM、DolbyDigital、Dts,SDDS、MPEG Audio Layer-2となります。 そのうち、コストが掛かるのはDolbyDigitalとdts、SDDSの3種類で、SDDSは未だに対応製品もDVDも出回っていませんのでもう登場することはないでしょう。 この中で最も音質が良いのは、PCMになり、次いでSDDS、DTS、Dolbyとなるでしょう。 Q/レコード会社がケチってリニアPCMにしているのか? A/けちっているかどうかは、それぞれの判断でしょうね。 ちなみに、 DolbyDigitalが必ずしも良いかどうかというと、微妙です。PCMの5,1ch化もDVD -Audioでは映像付きで可能ですからね。 DolbyDigitalは圧縮がかかりビットレートはDVDで最大448Kbpsになります。 通常PCM音源2chであることを考えると、1536Kbpsはありロスを伴う圧縮であるDDが必ずしも良いとは限りません。 迫力があるのはDolbyやdtsなどのマルチチャンネルですが、ライブの場合は録音場所によっては、マルチチャンネルでは聞き取りにくい場合や、気に入らない人もいるでしょうから、2chで音質を重視した方が無難であるというのも言えるでしょう。 また、バイノーラル録音(ダミーヘッドを用いる方法/先の方がおっしゃるマネキンを用います)をすればマルチチャンネルにしなくとも2本のスピーカーでリスニングポジションさえ正しければ、あたかもその場にいるような雰囲気を味わえますので、無理にステレオソースをサラウンド化する必要があるかどうかも疑問です。
お礼
質問の前に少し調べていたんですが、音質の点でいえばリニアPCMの方が上らしく、 5.1chだけをありがたがっていた自分には目からウロコでした。 しかしながら、ご返答内容のように手間ひまかかるドルビーデジタル方式を 採用してくれているライヴDVDの方が、やっぱりいい印象はもってしまいますね(笑) 詳細なご返答ありがとうございました。
お礼
まさかドルビーデジタル使用時にロイヤリティがかかるとは思いませんでした。 この点だけ取ってみても「レコード会社ケチってるなー」 と素人目には映ってしまいますね(^^; 詳細な解説ありがとうございました。