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局部痩身は科学的に可能でしょうか?
最近太もも、お尻、腹・背中の贅肉が気になっており、ダイエットをしなければと感じている今日この頃です。ここで質問ですが、お腹の贅肉を落とすために腹筋をしたり、お尻や太ももの贅肉を落とすためにスクワットするのは科学的に効果があるのでしょうか?局部痩身は、人間の生理上できないと学生のころに体育の授業でならったようなかすかな覚えがあるのですがいかがでしょうか? 「腹筋を鍛えることにより引き締まり、たるまなくなる」・「お尻の筋肉を鍛えることにより引き締まり、結果ヒップアップ効果がある」というイメージはあるのですが、気になる贅肉(局部的な贅肉)を落とすというのは果たして可能でしょうか?
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部分痩せは可能か? と言われれば「可能」と言うのが答えです。 脂肪は、基本的に動かさない場所によくつくので(いい例がお腹)、その部分を動かして刺激すれば、「ここにはあまり脂肪をつけられない」と体が判断するので、脂肪がつきにくくなりますし、刺激を受けた筋肉も引き締まります。 ですからお腹の脂肪なら腹筋が、お尻や太ももならスクワットが有効といった具合に言われるのです。 ただ、この「可能」という言葉のあとには、「だけど現実的ではない」という言葉も続きます。 当然のことですが、脂肪が燃焼するためには一定時間・一定量のカロリー消費(=運動)が必要です。ですが、腹筋やスクワットは、運動そのものの負荷は高いですが、実際に動かしている時間はせいぜい数分です。 これでは消費されるカロリーはたかが知れています。 それなら負荷は軽くてもウォーキングや、自転車、水泳など全身を使う運動(=有酸素運動)を一定時間やってカロリーを消費させたほうが、結果的には脂肪が多く燃えることになり、引き締まるペースは速くなります。 仮に腹筋やスクワットの負荷が10で、続けられる時間は5分、有酸素運動の負荷が5で、続けられる時間が20分とすれば、前者は50、後者は100のエネルギーを消費することになります。ですから有酸素運動の方が効果的とされるわけです。 しかし、それなら腹筋の時間を増やせばいいと考えるかもしれませんが、負荷の高い運動というのは、長く続けることは大変な苦痛を伴いケガや挫折の可能性が高いです。 また、有酸素運動によっても筋肉はある程度鍛えられ、体型が変わってきます。一定レベル以上を目指すなら筋トレは必要ですが、標準レベルを維持するなら問題ありません。 ですから、余計な脂肪を落とし、たるみをなくすにはもっぱら全身を使う有酸素運動が基本であり、筋トレはどちらかというとその部分を引き締め、それを維持するために補助的に行うものと考えたほうがいいでしょう。 両者をバランスよくやることできれいな体が出来ます。全身をまんべんなく引き締めた上で、さらに気になる箇所を重点的に鍛える、という考え方をするようにしてください。
お礼
非常に分りやすく、かつ、納得性の高い説明をありがとうございます。 現在は会社帰りに約1時間程のウォーキングを行っているのですが、筋トレも同様にバランスよく必要だという事が分りましたので、参考にさせていただきます。