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首都圏でまともな公立高校のあるところ
現在、23区内に住んでいます。都内でまともな高校はみんな私立で、名門日比谷高校を復活させようなどの動きはありますが、子供が高校に行くまで到底間に合いそうにありません。私自身は関西の出身で、家の近くの中学に通って、そこそこ、勉強すれば、それに応じて県立高校に行け、また、そこそこ勉強すればそれなりの国立大学に行けました。都内でまともな大学に行こうとすれば、当たり前のように私立高校に行く必要があり、多額の塾代や、授業料が必要となります。 これに対応するためには、まともな公立高校があるところに、引っ越すしかないだろうと思い、その辺の状況を教えていただければ、幸甚です。
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kasmatさん、こんにちは。私は都内の某私立校に勤務するものです。また、大学の同級生が全国の高校などで勤務しておりますので(各県トップクラス校を含みます)ある程度の受験に関しての状況は判ります。 また、kasmatさんの質問および皆様のお答えを当初から見させておりましたが、自分のプライバシーに関わることでもあり、答えることにためらいがありました。さらに、「まとも」とはどういう意味であるかとか、「引っ越す」とはどういうことであるかなど不明な部分も多く、私自身は質問に対してどのようにお答えしようかと思い惑っておりました。 まず、端的にお答えいたします。東京および関東近県ではkasmatさんのお考えになるような公立高校はありません。 以下はその理由です。 kasmatさんはご自身の20年前の体験・経験からいろいろとご判断なさっているようですが、20年前と現在とでは状況が異なっています。正直に言うと、現在でも変わりつつあります。また地方と東京では受験事情が異なることも理解出来ると思います。 私自身、都立高校の出身ですが自分自身が大学受験をした時(kasmatさんよりさらに10年前です)に気がついたことは「東京都には地方国立大学が存在しない」ということでした。あるのはすべて全国から学生の集まる国立大学だけです。この点で、地方高校の出身者は楽です。そこそこ勉強すればその地方の国立大学に進学出来るでしょうし、さらに勉強すればその地方のトップ大学や東大・京大などの全国レベルのトップ校を目指せるわけです。(特に関西の京阪神地域にお住まいでしたら、学力に応じての国立大その他のチョイスが豊富にあると思います。)その代わり都内には豊富な私立大学が存在します。早稲田や慶応のように全国の受験生が目指すトップ校から、入学金が用意できて願書を自筆で書けるなら入学許可がでてしまうような大学まで、ピンからキリまでそろっていてさまざまな学力レベルの生徒たちを受け入れています。まずはこうした現実を見つめて理解していただきたく思います。 さて、東京の大学事情がそのようなものであると同様、高校においてもさまざまなレベルが存在しています。一部の国立大付属校、私立の中高一貫校から私立中堅校・都立トップ校など400以上の高校が都内にあります。近県を合わせれば千を越えると思われます。この中で、都立・県立の公立高校はその都県の住民しか進学できませんが、私立校はそのような制限がありません。(現に私の学校でも都内からの通学者は3割程度で他県からが7割程度おります。)これだけ交通機関が発達し、高校同士が受験という物差しで競争している時に、通学範囲を区切ってしまう公立高校はそれだけでハンディがあるわけです。 なお、都立日比谷高校が全盛であった時代には、学区内の生徒ばかりが進学したのではなく、いわゆる越境入学が多かったという事情も知っておくべきでしょう。これを学校群制などによって均質化しようとした政策が、残念なことですが今の都立校凋落を招いています。 とこのような事情を考えて行けば、都内および近県ではkasmatさんのいうまともな公立校は存在しにくくなります。埼玉県ではトップの浦和高を維持すべく各中学が私立高に進学しないよう相当な締め付けを行っていますが、それでもレベル意地は困難なようです。今の世の中の流れはこのようなものであると理解するしかありません。 また、高校生の予備校通いについてですが、それは私立校でも同じです。本末転倒でもあり、残念なことでもありますが、今の子供たちは直接端的なテクニックを好みます。学校で地道に英単語を覚えさせ、そのような基礎の上に予備校の授業は成り立っているように感じるのですが、生徒たちの目に見えるのは予備校講師のテクニックだけです。(ここには予備校の関係者もおられるでしょうが、これは私の偏見です。) 確かに他の回答者の方がおっしゃるように、受験は各人の個人責任においてなされるものです。私自身もよく「受験するのは私ではない」という台詞を生徒たちに発します。「私たちがしているのは君たちを支援しているだけだ」とも言います。ただ、こう言えるのはそれなりの生徒たちが入学してきているから言えるということも確かです。 結局、高校選びとは、受験に限らず一つの環境を選ぶことです。今年、甲子園は日大三高の優勝で幕を閉じましたが、野球を志す少年たちにとって一つの目標ができたわけです。ラグビーで花園をめざすなら、サッカーでなら、というようにスポーツ名門校もあれば音楽系ならどこというように名門校はあります。でも、それらのことについても最終的には自己責任でしょう。親がしてあげられるのはどのような環境が良いのかを考えてあげることだけです。 今の状況においては、私立の有名受験校は受験を売り物にし、そのための環境を整えているわけです。その中でも実体はいろいろとあります。kasmatさんが、お子さんをどのようになって欲しいかをお考えになって進学先を選ぼうとするならば、「こうあるべき」という理想論ではなく、「今はこうなっている」という実状を知り、高校全般について、そして各高校の実際の状況をご自分の目で見て、それに応じて行動なさる方がよろしいかと愚考いたします。 長い回答になってしまったことをお詫びいたします。
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- michu_
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今日比谷高校1年の者ですが、有名大学に行くためには私立高校が当たり前は、ちょっと間違ってると思います。 東大はちょっときついけど、早慶ならそこそこ勉強すれば行けると思います とくに私立高校に行けば、偏差値の高い学校ほど金髪かなり多くて遊びのお金がいくらあっても足りないそぅデス(私のお友達 あと、日比谷はよく早慶のすべり止めにされています 早稲田 慶応 筑駒 くらいの頭があるなら、私立公立どっちに転んでも有名大学には入れマス あと、日比谷なんかよりも戸山の方が東大進学率は上です それから、23区内に済んでいるのなら引越さなくても行きたい高校には行けます。今は学区制がなくなりました。 自分が駿台模試を受けた時は、県立(私の田舎の新潟だけど)のトップと都立のトップではかなり偏差値の差があったので、地方の国立大学ならkasmatさんの言うようにそこそこ勉強すれば有名高校に行かなくても進学できるのではないでしょぅか。 でも結局、学校の偏差値とかよりも本人次第でどぅにもなります 下手な文とアドバイスでごめんなさぃ 私は日比谷の中でも底辺の方でして。
お礼
現役の方からのアドバイスありがとうございます。michuさんのような方ひとりひとりががんばると日比谷高校もかつての栄光を取り戻せるかもしれませんね。
- zinc
- ベストアンサー率28% (16/57)
国立大付属校卒業者です 東京にいれば書店もたくさんありますので、参考書がたくさん手に入りますので、勉強の手段には困らないはずです。学校の環境に流されてしまい不合格と言うのであれば、言い訳でしかありません。 kasmatさんもご存じの通り受験勉強は自分でやるものです、学校が教えてくれるものではありません。予備校に行けばテクニックを教えてくれるので、合格しやすくなるでしょう。 金銭的な問題だけであれば、国立大学付属校という手もあります。 授業料は私立に比べれば安いはずです。学校の実績稼ぎのためにトップの生徒だけを大切にする私立校に比べよいと思います。私の弟は私立校卒業ですが、合格圏内の大学を受けなさいと指導を受けていました。 →学校によると思いますが。
お礼
ありがとうございます。なるほど、国立という手がありますね。研究してみます。
- Walther
- ベストアンサー率80% (4/5)
私は都立中堅高出身ですが、私の学校でも早慶上智・あるいはMARCHあたりに 合格している生徒は沢山います。 ただそういう生徒は、学校の授業だけでは大学受験に追いつかないため、 予備校に通っている子が殆どでした。 今の都立高校の授業レベルだと、確かに塾・予備校に行かず合格…というのは 若干難しいかもしれません。 もちろん行きたい大学の難易度にもよりますが。 ただこれだけは絶対に言えます。 どんな高校に行こうと、大学にいけるか否かは本人次第なんです。 いくら学校が力を入れて教えようと、親が協力しようと、本人に強い意志と 明確な目標がない限り、あなたのおっしゃる「それなりの大学」には入れません。 この学校に行けば必ず一定の大学に受かる、なんて保証はどこにもないんです。 もしそれを望むのであれば、やはり他の方もおっしゃっているように、 中高一貫、大学付属の学校へ行かせるしかないのではないでしょうか。
お礼
ありがとうございます。高校に行きながら、予備校に通うなんてやっぱり本末転倒なような気がします。 本人次第というのは極当然のことです。それでも、回りががんばっているところと、そうでないところでは雲泥の差があることもお分かりですよね。 それに子供が最終的にいわゆる「いい大学」にいけなくてもそれは仕方のないことだと思うんです。ただ、行きたいと思ったときに行き易い環境を与えてあげるのは親としての務めとは思われませんか?かと言って、無尽蔵にお金を使い、家族の日常生活に支障をきたすのも本末転倒なので、こういう質問になりました。
- gomuahiru
- ベストアンサー率37% (593/1595)
都立高校の準トップ校出身者です。 私達の頃は(20年ちょっと前)確かに予備校など行かなくても、先生が受験に必要な勉強はすべてやってくださいました。 成績は決していいほうではなかった私ですが、3年からスパートして、六大学の一つに合格することができました。 現在は地方に住んでいて、時々帰省してかつての友達に現状を聞くのですが、やはり都立の進学実績はかんばしくないようです。 私が滑り止めに受けた私立の女子高が今では卒業した母校にはるかに大きく水をあけています。ただ、石原都知事もてこ入れを明言しているようですし、徐々にこれからいい方向へ変っていくのではないでしょうか?(待てませんか?) 学区制があるとはいえ、トップに近い高校は、ある一定の割合までは外部の学区からも生徒を受け入れるようになってきているようですし(参考URL参照)どうしても引っ越さなくてはならないということはなさそうですが・・・ あの「五体不満足」で有名になった乙武さんは都立「戸山高校」から早大に進学していますし、友達のお子さんは今年、「国立高校」(こくりつではありません。くにたちです。念の為)に進学して満足しています。 いずれも私立に劣らず、のびのびした独自の校風で、進学に関しても頑張っている高校です。 どうしてものんびりした都立では不安があるーということならば、やはり中高一貫の私立の進学校にお子さんを進ませるしかないでしょう。 お子さんが同意しなければなりませんが。 ただ、私立は振り分けがあって、下位のクラスの子供たちは”お客さん”と呼ばれて相手にされないとの話も多く聞きます。 自主性があり大器晩成型のお子さんでしたら、むしろ、都立の方がいいと思いますが。 蛇足ですが”まとも”という言葉は”進学成績が良い”に置き換えた方がいいように思います。
お礼
ありがとうございます。この20年でもさらにレベルが低下してるんですね。 20年かかって、落ちたものを数年で回復できるとは思えませんね。 のんびりしててもそれなりにできる子なら大丈夫そうですね。
- popop
- ベストアンサー率0% (0/2)
私は、神奈川県出身で、横浜の市立高校を卒業しています。 今は、関西の私大に通っていますが、大学の友達に聞くと 都道府県によって、私立が強いところと、公立が強いところに 分かれてるみたいですね。 大阪なんかは、公立に行くよりは、他県の私立だなんて聞いてびっくりしました。 埼玉や、東京なんかは、私立が強いですね。東京の場合、東大御三家や、 MARCH付属高校などが多いこともありますから、高校受験の段階で 大学を決めてしまえることも可能です。 逆に、千葉や、神奈川なんかは、公立が強いみたいです。 千葉でしたら、市立船橋なんかが有名なのではないでしょうか? 私のいた神奈川にも、慶応や、法政などの付属もありますが、 基本的に、公立中出身の頭のいい子達は、学区の県立高校に 通うことが多いみたいです。 小泉首相の、出身高校の県立横須賀高校は、確か学区でTOP 県内で2番手くらいだったと思います。 神奈川県TOP高の湘南高校は、東大二桁は確実ですし、 横浜市内でしたら、緑ヶ丘、川和、平沼、金沢、など、 早慶MARCH、国立狙いですね。 私は、大学受験になるまで、進学塾には通いませんでしたが、 自分なりに満足の良く大学に進学できました。 でも、結局は、お子さんの勉強に対する興味が、全てではないでしょうか? 日比谷高校なんて、昔ほどの名声はないにしろ、自由な校風で ごく普通に進学校である点は、もしかしたら、あなたのお子さんの 能力を最大限に引き伸ばすことがあるかもしれません。 お子さんと、話し合って考えることがベストではないでしょうか? 学校を、勉強するだけの場所に考えるのは少々危険な気もします。
- soulshaker
- ベストアンサー率24% (56/225)
さっき、高校生のお子さんのいるお母さんに聞いてみたのですが、 やっぱり、本人次第みたいです. 残念ながら、親御さんが高校に通っていた時代は遥かかなた、 学校に余り期待しすぎるのはいかがなものかと. それに、学費負担以外は、ご本人の意思が一番大事なのでは? もう、学歴は通用しなくなって来てますから、 お子さんの長所=適性を伸ばした方が幸せな場合もあるかと思います. そこのところを、余り思いつめないで考えてみてください. 一生懸命になってくれる親がいるのはありがたいことだけど、 人によってはただのプレッシャーにしかならない場合もありますから. お子さんも望まれて、状況が許すなら、 親御さんの育った地方の公立高校への進学も一手段かと思いますが. まとも、ってなんですか?
補足
別に都立出身の方をばかにしようとしたわけではありませんので、悪しからず。 一番言いたい趣旨は、都立高校は極端な平等主義をとってしまっており、従って、競争原理が働かず、例え、学区トップ(平等主義なのでトップといっても、大差ないようですが)の高校に行っても、ちゅうくらいの成績では六大学にも行けないという現状です。そのため、少しお金のある人は小学校の段階から塾に通わせ、進学校にいれようとしています。 私の言う「まとも」とは学区トップの高校に行けば、中くらいの成績でいれば、のぞむなら、六大学くらいには行けることを言います。都立がそういう現状を満たしているならそのことを言って頂いて結構です。できれば、都立の素晴らしさを教えていただきたい位です。都立が「まとも」なのが一番ですから。
都立出身者です。都立はまともではないというお考えのようですね。それに少なくとも学区内のトップの学校に入ればそれなりにいいところの大学に行けると思いますが?元々都立高校に対して不信感がお有りのようですから何を言ってもどうしようもないのかもしれませんがね。 第一いい学校に入学したからといっていい大学に行けるとは限らないことをご存じありませんか?やはりご本人のやる気です。人によってはいい高校に入ったプレッシャーで押しつぶされてしまう人もいるでしょう。 少なくとも塾にも行かず普段述べ今日だけで公立の大学に行った同級がいましたよ。まあわたしはガリ勉タイプではなかったのでkasmatさんに意見をする立場ではないのかもしれませんけどね。あなたの文章では明らかに都立出身者をバカにしていますよ...不快を通り越して悲しいです。
お礼
丁寧かつ、専門的なアドバイス誠にありがとうございます。 私自身、高校の違いについて、単に偏差値によるピラミッド構造という先入観がありましたが、おっしゃる通り、これからは、多様な要望に応じて高校側もメニューを用意していく時代かもしれませんね。 ただ、子供にこれといった夢があればやりやすいのですが、それが無い場合に、 結局は保険としての学歴を用意するしかないのではと危惧しております。 家の周囲の状況では、すでに小学校から私立中学を受験するのが当たり前という風潮で、とてものんびりした小学校時代を過ごすという雰囲気ではありません。保険目的の学歴取得のために、本来の夢を抱く時間まで奪われるのではという心配もしております。