歯の根元のところに、歯ブラシが触ると「ずき!」っときて、鏡でみて、虫歯と思われるような茶色くなったりがなければ、知覚過敏でしょう。
知覚過敏は、歯の根元のところのエナメル質(お茶碗で言うところの上薬のような、
硬くて透明でガラスのようなと思っていただければ近いでしょう)が、磨り減って、お茶碗の中の生地が露出している状態です。
こうなると、あらゆる電位差のある刺激が痛いともまたちがった「ずき! びりぃ!」っとなって不快です。
濃い糖分のものを食べても、冷たいものを飲んでも、すっぱいものを食べても「ズキ!」です。
もちろん触っても、特に金属が触ると、電位差が直にあるのでかなり「ズキ!」っときます。
歯の根元はエナメル質が、歯の上のほうよりもより薄い上に、磨耗しやすく(歯磨きで力が入りやすい)、ので知覚過敏になりやすいです。
で、対処方法ですが、まず、寝ているときの唾液中のカルシウム(別の見方をすると歯石になる元ですが)が
この「ビリ」の部分に張り付くことによって刺激が伝わりにくくなることで、元の状態に近く歯のエナメル質をもどすのが正しいのです。
これを一番効率よくするようには、まずすっぱいものを食べない・飲まない。
すっぱいというと、酢の物とかイメージするでしょうが、○○酸とつくものは全てカルシウムを溶かします。
ですので、乳酸・酪酸(ヨーグルト・チーズの類)、酒石酸(ワイン)、クエン酸(みかん類)、リンゴ酸(りんご)、
酢酸(酢の物とか)、アスコルビン酸(飲むあるいは、なめるようなサプリメントとしてのビタミンc)等々、ぜーんぶダメです。
しばらく(2週間ほど)やめてください。
それから、普通の歯磨き粉はとりあえず使わないで。
使っていいもの使ったほうがよいのもあるのですが、
「家庭用品品質表示法に基づく表示」というのが歯磨き粉の
どこかに成分としてかいてあるのですが、
フッ素が入っていて、研磨剤に類するものの配合されてないものがお勧めです・・・が、
フッ素はともかくこの研磨剤がいろいろで
分類の研磨剤として表示されないものも「研磨効果」があるので、見極めが難しいので今はかえって使わないほうが賢明でしょう。
ちょっと、つらいでしょうが、歯磨きをつけずに、特に就寝前には「びり!」とくるところも磨く(トータル10分以上)。
その上で、○○酸をやめていれば、2週間ぐらいでよくなるはずです。