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月は自転しているのですか
veryyoungの回答
- veryyoung
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回答No.13ににいただいたコメントに関してです。 > それだと月の自転は「地球-月系」の自転が表現されている 「それだと」の論理展開が読み取れませんが、「地球-月系」「単独」の区別なく、いずれにしても月は自転しているという事です。突然地球を取り去っても、自転はそのまま継続します。 > 月単独での固有の自転運動を力学的にしていない 「力学的に」は、自転による角運動量、回転エネルギを持っています。それらは地球を取り除いても、維持されます。 > 同期自転している 決して月の回転エネルギ零が平衡点では無いということでしょう。地球の向きに月が同じ側を向けて公転する仮想構造の慣性モーメントを、平衡軸の定理で求める手順を想像してください( I = M R^2 + Im )。 1公転あたり1自転で月の慣性モーメント Im は単純和となります。もし月を空回りさせ自転を無くして、回転エネルギが蓄積されないようにすれば、加えるべき Im は零です。
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補足
まず、「それだと」の意味ですが、No13の補足蘭内に書きました3行ともほぼ同じ意味のことを言ってまして、それら3行から読み取っていただければ、と思いました。 いわゆる「地球-月系」と、それを構成する一部である月の自転角速度が同じであり、且つ「地球-月系」内のどこにおいても(つまりは回答者さんがお書きになったように、地球と月を結ぶ仮想の構造物上のどこにおいても)自転角速度が同じとなれば、月の自転は「地球-月系」の自転に100%よるものであり、月の自転は月固有のものであるわけではなかろう・・・と考えるわけですが。 これまで繰り返してきたように、「地球-月系」が自転しているのであって、月が単独独立に固有の自転をしているわけではないとの考え方です。 過去から月が地球の重力により自転角速度を落として現在の同期自転に至ったという経緯も考え合わせれば、「月は自転していない」という言い方が合理性が高いかもしれませんよ。 しかしNo12の補足蘭に書きましたように、「地球-月系」内の月の部分は実際に測量学的には自転をしているので、月の自転として計測器等により明白に数値的に検出されるのは間違いないです。 従って月は角運動量、回転エネルギーを持つに至るのは当然のことで、もし月が何らかの理由で「地球-月系」から外れるようなことがあっても、離脱時の系の外部及び内部の諸力の影響を考えないのであれば、おっしゃる通りにそれら運動量は保存されます。 ただしこれは「地球-月系」の一部として月が持つに至った運動量等が系から分離したものであって、月が単独独立して固有に持っていたものではないですよ。 現在、月固有の本質的な運動量は消滅しています。(地球上の静止したサッカーボールにそれ自身の固有の運動量がないと見做せるのと同様に。自転しているのは地球です。) 総じてこういう考え方をしているのですが、お分かりになられますでしょうか。 それから私が力学や天体物理学を齧ったのは遥か昔のことでして、今回お書きになった回答の最後の段落の内容がよく分かりません。