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音楽のジャンルとオーディオ機器(単品)の相性について教えてください。
現在、マランツのCD-19にアンプも同じくマランツのPM-17を使っていますが、スピーカーがBOSEのAM-5(3)です。 相性はいかがなものでしょうか? 他の方の質問、回答を拝見させてもらっていますとBOSEは、低音域に強いとか 暴れん坊とかいろいろな表現をされています。 私は、音楽ジャンルがメチャクチャっていうほどいろいろな音楽を聴くので・・・(^。^;)出来れば、高音と低音をそつなく出せるようなマルチなスピーカーは、ないのでしょうか? 現在所有しているAM-5(3)に新しくスピーカーを設ける(増やす)場合に、アンプに4つスピーカーを繋げれるのでしょうか?(1つのプラグにR、Lそれぞれに2つずつスピーカーの配線を繋げていいんでしょうか)それとも、なにかほかにスピーカーをたくさん繋げる為の機器が必要なのでしょうか? あまりにも初歩的な質問ですがよろしくお願いします。
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こんにちは。 質問に対する回答は既に出ていますので蛇足になりますが,ちょっとだけお邪魔します。 >現在、マランツのCD-19にアンプも同じくマランツのPM-17を使っていますが、スピーカーがBOSEのAM-5(3)です。 >相性はいかがなものでしょうか? もう少しスピーカー駆動能力の高いアンプの方が,スピーカーの良さを引き出すことが出来るんじゃないでしょうか。 ここで言う「駆動能力」ですが,最大出力のスペックを表す○○Wの大小とは別物で,簡単に言うと「暴れるスピーカーをねじ伏せる力」です。 ねじ伏せる?・・・何かアンプの持っている音色で強引に鳴らしてしまうように感じられるかも知れませんが,そうではなくて言い換えると 「制動力」と言った方が良いかな? 当たり前のことですが,スピーカーってアンプにとっては負荷になりますよね。 でもこの負荷,単純に○Ωと言う単位で表される抵抗の様なものでは無くて,それ自身が発電機になって暴れるやっかいな代物なんです。 (↑どっかで同じこと書いたような・・笑) 例えば,アンプから「ドッ」と言うパルス状の低音が出力された場合,スピーカーも当然「ドッ」という低音を出します。 でも一旦動き出したスピーカーの振動板って,小さいんですが質量をもっているので,アンプの出力が無くなっても 急には止まれないんです。音的に言うと「ドゥ」と小さい「ッ」が無くなって「ゥ」が付いてしまうんです。(擬音を多用します。ご容赦を・・) 低域の甘いアンプだと「ドゥーン」なんてことに・・。 この急に止まれない振動板により,ボイスコイルがマグネットの作る磁界の中で勝手に動くことになるので,フレミングの右手の法則で スピーカーは負荷から一転して発電機になってしまいます。 「でも聞いている音は,そんなに尾を引いたように聞こえないけど?」と言われるでしょう。正解です。実際にはそれほど尾を引いていません。 何故かと言うと,一人では急に止まれない振動板に,アンプが電気的にブレーキを掛けているからです。 「アンプがブレーキを掛ける?」・・そこでいきなり話が飛びますが,電動ラジコンやったことありますか?それだと話が早いのですが。 電動ラジコンって,普通の自動車と違って車輪にブレーキがついてないんですよね。でもブレーキ機能はある。 これ,発電機(惰性で回るモーターは発電機になっている)の両端子をスイッチでショートすると,急に回転が重くなることを利用しているんですね。 電磁的なブレーキです。 これをオーディオ機器に置き換えると,惰性で回るモーター=スピーカー,その両端子をショートするスイッチ=アンプとなります。 と言うことは,発電機になったスピーカーから逆流してきた電流をアンプでショートしてやれば,振動板はすぐ止まってくれるはずですね。 でもそんなショート用スイッチなんてアンプには付いていない。これはアンプの小さな出力インピーダンスを利用しているんですね。 出力インピーダンスが小さいと,負荷側から電流が流れ込んできても,アンプ入力が無信号だと,その電流を全て吸い込んでしまうんです。 よって等価的にスピーカーの両端子は(交流的に)ショートされた状態になると言う理屈です。 アンプの出力インピーダンスですが,真空管アンプやローコストのカーステレオ用なんかを除くと,ほぼ0Ωと考えて差し支えありません。 雑誌で評論家が「このアンプは低域の制動力が,どうのこうの・・・」のセリフは,この辺のことを言っているんです。 余談ですが(最初からずっと余談ですけど・・汗),アンプの制動力を比較する数値として「ダンピングファクター」と言うものがあります。 ダンピングファクター=定格負荷抵抗/アンプの出力インピーダンス で計算出来ます。例えば「定格負荷6Ω,ダンピングファクター100」のアンプの出力インピーダンスは0.06Ωと言うことになります。昔のアンプは こぞってこの数値を競っていたようですが,最近は余り言われなくなりましたね。なんでだろ? まあ一度ご自分のも確認してみてもいいかも。 「じゃあアンプの制動力に大差がないのに音に差が出るのは何故?」となるのですが,上でスピーカーから逆流した電流を吸い込むと言う表現を しましたが,その電流はどこに行くかと言うとアンプの出力段から電源ブロックにまで逆流していき,最後は電源トランスや平滑用コンデンサ などで吸収されます。よって極端な言い方をしてしまうと,低域の出方はこれら部品の容量・グレードに左右されるとも言えます。 でもこれらの部品,最もコストのかかる部分なので,悲しいかなローコストアンプになると真っ先にケチられる所なんですね。(泣) 実際は,加えて負帰還の掛け方等のノウハウも絡んで来るので,一概に言えないのですが,これらをケチった製品はだいたいそれなりの音 ですね。 個人的な意見としては,お持ちのスピーカーの素性からすると,20万円台程度のアンプでも全然おかしくないですよ。 そのクラスだと見違えるようなノリのいい低音が出てくると思いますが。(もちろんジャンルを問わず・・です。) 久しぶりにお邪魔するので,うっぷんを晴らすべく黙々と書いていたら,ir-ledの知ったかぶりコーナーになってました。(爆) 残りの答えてない項目にも若干お答え出来るので,良ければおつきあい下さい。 って私が決める事ではないですね。失礼しました。
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- project-k3
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「相性」・・・昔から言われている言葉ですが、難しい問題ですね。 自分が聴いて、「良い」と思えばそれがいい相性になりますよね。 もっと、良い相性なる物も存在はしているでしょうし、難しい世界です。 「PM17」は中堅をいくタイプと思っております。 強すぎる個性がないという意味です。 潜在能力は十二分にありますので、スピーカーの駆動力は高いでしょう。 「AM-5/3」は3Dタイプのいわゆる、音場型のスピーカーですよね。 小さいサテライト部のセッティング方法により、姿・形からは想像のつかない「音」が奏でてきます。 サテライト部をいかに上手に置けるかが「キーポイント」です。 サテライトの周りには、物を置かず宙に浮いているような設置がベストでしょう。 あまり近くで聴かず、ある程度の距離をおいて聴いた方が、本来の実力が聴けるでしょう。 決して「ディスクトップ型」ではないです。 スピーカーの価格は「ピンきり」ですよね。 数千円から何百万まで・・・全てのジャンルをご自身が気に入る音で奏でる事の出来るスピーカーは、存在しているのでしょうか? また、それを駆動するアンプ。 ソフトを再生するためのプレーヤー。 全てが絡み合って音が出てきますので、一段と難しいですネ。 販売店や各種のフェア-、メーカーの試聴設備などを利用して色々な音を聴く事が大切です。 経験は必ず、貴方の財産になっていく事でしょう。 PM17には、SP端子は1系統しかないですよね。(A/Bの切り替えがない) 1組しかないSP端子に2組のSPを繋ぐのは危険です。 普及クラスのアンプでは保護回路が働き、最悪では壊れます。 PM17クラスのアンプではこの様な事はないと思いますが・・・・・ azzurriさんが 2組のスピーカーを一緒に鳴らしたくてやろうとしているのならやめましょう。 意味がありません。 ただうるさいだけですから。 2chのCDですから、2chステレオ再生を大事に聴きましょう。 スピーカーの設置がしっかり出来てさえいれば、スピーカーの無い所から音が聴こえてきます。【ボーカルはSPの中央・オーケストラはSPの外側・上側から・・】 また、2組の違うスピーカーを使い分けたい場合は、スピーカーセレクターをを用いましょう。 LUXから良いセレクターが発売されています。
お礼
project-k3さん、的確なご説明ありがとうございました。 とても、参考になりました。 考えてみれば、そうですよね!?全ジャンルの音楽に適応しているスピーカー なんて存在しているじたいが皆無に近いですよね。 自分の好みの音に出会うために、いろいろとスピーカーの配置を変えたり 「あーでもない、こーでもない」と言いながら、試行錯誤してより良い音楽環境を 追及すると共に、そういった過程がおもしろいんでしょうね。 あと、1系統しかないもの(アンプ)に2組のスピーカーを取りつけようとするじたいが間違ってるんですね(^。^;) SP接続部が1組しかないってことは、言いかえれば1組のスピーカーがベストってことでもあるんですよね!? 当初、音をサラウンドで聴きたいと思っておりましたので・・・ ヤフーオークションを見ていましたら、凄いオーディオがたくさんあったので 目移りしてしまいましたけど・・・今、所有しているオーディオ機器にも愛着が 沸いてきましたので、浮気せずに聴いていきたいと思います。m(__)m
- TEKITOU
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久しくHi-Fi Audioは聴いてない昔マニアなんですが マランツはトランジスタでも価格の割りに真空管に近い、素直でマイルドな高級な音だったと思います。BOSEは積極的に反射音などを楽器的に取り入れるスピーカーなので電気特性よりは音場感重視(耳で聴いて雰囲気がよければ電気特性無視)の音だと思います。、BOSEにはやはりBOSE専用のアンプか聴感重視のメリハリのある低音モリモリのアメリカンサウンドが合うかもしれませんね。 聴く音楽にもよると思うのですげと?? JBL43シリーズ(Jazz向き)とYAMAHA M-10 STUDIO(ボーカル域中心)などこのへんはモニター(音の粗探し用)なのでJazzや楽器のソロ演奏をそつなく色々聴けますけれども 大オーケストラのハモリ重視のクラシックだけは苦手な気がします。クラシックはやはりヨーロッパ系のスピーカーのほうがハモリは綺麗ですよね。高音はものたりないですけど... 音物ですから愛聴盤のCDをもって、秋葉原で耳で選ぶのが いいと思います。最近は箱が小さくても音のいいスピーカーあるみたいですから。
お礼
TEKITOUさん、お茶目な名前にもかかわらず、詳しいご説明ありがとうございました。 当初JBLやB&Wのスピーカーを考えていたんですが、スピーカーの配置を変えて、試行錯誤しながら音場感を楽しみたいと思います。 それにしても、最近のスピーカーは箱が小さくても性能は凄いですよね。 初め、友達もどこから音が出てるのか分からなかったぐらいですから・・・(笑) TEKITOUさんのご意見を参考に、これからもオーディオについて勉強していきたいと思います。m(__)m
お礼
ほんとに、懇切丁寧に教えていただいてありがとうございました。 スゴイ!!スゴイ!!スゴイ!!の一言に尽きます。 とてもためになりましたけど・・・まだまだazzurriには、専門的なところへ入ると、「う~ん難しい」と改めてオーディオの奥深さを痛感したしだいです(^。^;) もちろん、理解できる所もたくさんあったんですよ。 最近、スピーカーの位置も壁つけにして、自分なりにいろいろ試して楽しんでいます(^O^)もう一度、今使っているオーディオを見つめなおしてたくさん可愛がってやろうと思っています。 ほんとに、いろいろ教えていただきありがとうございました。 今後、また機会がありましたら・・・そのときにはまた(^-^)/ ヨロシク お願いします。でわでわ