鋳造品の電気亜鉛めっきで表面の粗さを改善する方法
- 鋳造品の電気亜鉛めっきで表面の粗さを改善する方法についてです。
- FCDに亜鉛めっきをする場合の留意点についてまとめました。
- 表面のプツプツをなくす方法についてお伝えします。
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鋳造品のめっき
FCDに電気亜鉛めっきをしています。 処理後の表面が粗くなってしまい困っています。 (母材の粗さではなく、プツプツとした感じです。) FCDに亜鉛めっきをする場合の留意点はあるのでしょうか? 表面のプツプツをなくしたいのですが、お願いします。
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追伸です。 多々あるメッキの中では錆に強い、酸、アルカリ性に強いのがクロムだからです。ただ、金銭的には亜鉛メッキより高いですが・・・。 また、メッキ屋さんは亜鉛メッキを着けるとなると、膜厚やら着きまわりを重視するはずですから2~3日で錆びるのは嫌がります。だから、多少曇ったとしても、目をつぶってだすしかないですしね。 厚みは、まぁJIS規格では何ミクロン以上着くこととありますが、1ミクロンとか2ミクロンで様子を見られては?亜鉛メッキよりつき周りが良くないので地肌によりどうなるかわからないので、そのときは対策を練られては? 最近の材料は不純物が多く私も苦労しています。
鋳物品に亜鉛メッキとのことですが、あまりお勧めは出来ません。 鋳物品は巣穴が多く、メッキを表面にしても時間がたつにつれ巣穴に入り込んだ空気や水分、メッキ液などいくら乾燥させてもその穴から錆が始まりメッキまで侵食していきます。 予防法としては下地に無電解ニッケルメッキもしくはシアン化銅からシアン浴亜鉛、もしくは塩化浴亜鉛がベターなのですがそれでも下地から浮き出てくる赤錆、亜鉛が黒く変色、亜鉛錆など数時間はきれいに見えますが数日たつと変化が現れ、あっという間に錆びます。 ニッケルも銅も亜鉛も錆びます。 また、推測なのですが表面が粗くなるということは電気密度を多くしているのでしょう。なぜなら鋳物は電気がブツブツにとられてしまい、計算以上の電流密度が必要なので高電流にして付き回りを良くするからです。そうすると表面がザラザラしたような曇ったようになります。 私なら、亜鉛メッキを勧めないでクロムメッキを薄くつけるように勧めます。
お礼
回答ありがとう御座います。 クロムめっきを”薄く”つける理由を教えて下さい。 またそれは何ミクロン程度ですか? 色々質問して申し訳ありませんが、お願い致します。
めっきの専門家ではありませんが、 以前めっき後の面粗度が問題になる部品の加工を手掛けた際に、 発注元より、電気めっきは母材の表面性状次第では 面粗度が悪化する事がある旨の注意を受けた事があります. どうも、電気めっきは凹部に乗り難い傾向があるという事の様です. 鋳鉄はどんなに良く加工しても、表面にごく小さな窪みが発生します. 前述の私の聞いた話が確かであれば、 その部分にはめっきが乗り難くめっき処理により 誇張される事にもなると思います. また、析出する炭素(グラファイト)は全くの不導体ではありませんが、 非金属のためめっきの密着性は悪いでしょうし、 鉄の部分に比べると電気抵抗が大きいですので、 それが問題になる可能性もあるかも知れません. めっき厚に問題が無ければ溶融亜鉛めっきに切り替えるとか、 何かしら無電解処理を考えた方が良いのかも知れませんね. それと、鋳鉄は錆び易いですが、 錆の部分には基本的にめっきが乗りません. 赤錆はめっき前処理で落とせると聞きますが、 この処理は黒錆には効かない様です. 万が一、僅かにでも黒錆が発生していると、 そこだけめっきが浮く様な事にもなるのではないでしょうか. この錆び易い性格というのも実は炭素が関係してのものです.
お礼
お礼が遅れてしまい申し訳ありません。 有難う御座いました。
FCDには不導体のカーボンが含まれているため、電気めっきを施行すると、 表面にカーボンが析出している部分にはめっきがのりません。 その影響もあると考えます。 カーボンが析出している部分だけめっきが密着せず、浮いているために プツプツしているのかもしれません。 亜鉛めっきではないですが、FCD500に無電解Niめっきを行った場合は、 表面がプツプツするといった症状はなかったです。
お礼
お礼が遅くなり申し訳ありません。 早急なご回答有難う御座いました。
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