• ベストアンサー
※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:奄美黄島の方言)

奄美黄島の方言とは?

このQ&Aのポイント
  • 奄美大島の方言について教えてください。
  • 祖母が奄美方言を話していたことがありますが、正確な発音方法や単語の意味が知りたいです。
  • 奄美大島の方言には独特な音があり、興味があります。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.2

 #1です。補足です。 1。母音  先に、お祖母さんの場合、母音が中舌母音ぜつであったのはないかと申しました。果たして外間守善『沖縄の言語史』(法政大学出版局1971)133ページに  「宮古、八重山、奄美ではa、i、u の他に、中舌母音の ï ( i に点々)がある」とあります。 2。子音  「奄美諸島の人が、外来語の [p] または擬音の破裂音 [k] [t] [p] を発音する場合、ほとんどすべての人が、[ḱ] [ť] [ṕ] になっている」  『方言学講座』1961年東京堂 第4巻 寺師忠夫「奄美大島」299ページ。  これは昔からある伝統の語彙には見られませんので、この場合は当てはまらないと思います。  木が [kï] (同書295ページ)となっていますので、奄美大島北方方言では口蓋化がなかったことがわかります。  これは別の問題ですがp、t、kは、転来の i, u を伴った時に有気音かし、本来の i、 u を伴った時に無気音化します’。春日正三「請島」(同巻325ページ)  この区別は、中国語や朝鮮語はありますが、英語や日本語では音韻状のくべtsだけです。したがって、おばあさんはこの点からも耳ざとく「近い」と感じたのかもしれません。

REX_IUDAEORUM
質問者

お礼

 引き続き、詳しい補足をありがとうございます。  >本来の i、 u を伴った時に無気音化  当時のわたしには「L」が無声音化したような音に聞こえました。ということは「本来のi」だったのでしょうか?  >奄美大島北方方言  実はこの部分が少し不明で、祖父が住んでいた場所、つまり祖母が嫁いだ先は確かに「奄美大島北部」なのですが、本来、祖母がどこに住んでいたのかは定かではありません。母に尋ねても、「たぶん近くの村」としか答えてくれませんでしたので。  謎だった祖母の出身地もこれで明らかになるかもしれません。重大な情報をご教示いただき心から感謝申し上げます。

その他の回答 (3)

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.4
REX_IUDAEORUM
質問者

お礼

病気で長期ログインできず、お礼が遅くなり申し訳ありません。 ご回答ありがとうございました。

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.3

 #1です。訂正です。  前文を  「この区別は、中国語や朝鮮語にはありますが、英語や日本語では音声上の違いに過ぎず、音韻の区別ではありません。  したがって、おばあさんはこの点からも有気音と無気音の区別ができた質問者さんの発音を、耳ざとく「近い」とお感じになったのかもしれません。

REX_IUDAEORUM
質問者

お礼

 多分もうこの時点でSPS700さまのご回答が「ベストアンサー」のような気も致しますが、「きったんこ」の意味をご存知の方がいらっしゃるかもしれませんので、今しばらく、質問は締め切らないでおきますね。

REX_IUDAEORUM
質問者

補足

 深いお話ができ、本当にうれしく感じております。^^  >有気音と無気音の区別ができた質問者さんの発音  いとこだけでなく、母にとっても「語頭の無気音」は発音しにくかったようですね。

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.1

 下記には次のような記述があります。  日本語のカ・ケ・コに対応する拍が有気音のk、キ・クに対応する拍が無気喉頭化音のkʔとなっている。一方、奄美大島北端の佐仁および喜界島では、語頭のカ・ケ・コに対応する拍の子音はhに変化しており、沖永良部与論沖縄北部諸方言と軌を一にする。さらに喜界島南部ではキはtʃiまたはtʃʔiに変化している[8]。キ→チの変化は、北琉球の中では沖永良部島東部や沖縄中南部方言でも起きている。  https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%84%E7%BE%8E%E6%96%B9%E8%A8%80  これは「キ」だった音が後続の高い前母音に影響されて「チ」になる 口蓋化(下記)の中間過程の一例で、口蓋化が進むと沖縄がウチナーになります。  https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A3%E8%93%8B%E5%8C%96  「イ」の前の口蓋化は、日本語で「サ行」にはありますが「カ行」には起こっていませんので、日本寄りの奄美大島の北部では「チ」までは進んでいません。  したがっておばあさんの場合、「チ」に近い「キ」を発音していらっしゃったものと思われます。  そのためには母音を「イ」から下げるため「クイ」に近い中舌母音が使われ、日本語の標準語に無い母音でも発音できる質問者さんのが「近かった」のでしょう。

REX_IUDAEORUM
質問者

お礼

SPS700様  たいへん詳しいご説明をありがとうございます。  >「クイ」に近い中舌母音  確かにおっしゃるように「クイ(クィ)」に近かったように記憶しています。当時はギリシア語は学習していませんでしたが、ギリシア語のχι(khi)に近いような感じでした。記憶が曖昧ではありますが、母音の「i」が喉音(音門閉鎖音)のようにも聞こえました。ヘブライ語の「ע」(IPAの[ʕ])のような感じ?でしょうか。ですから「無気喉頭化音のkʔ」は、まさしくおっしゃる通りかと。

関連するQ&A

専門家に質問してみよう