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日本帝国海軍の航空母艦の甲板は何故板張りだった?

太平洋戦争当時、米国の空母の甲板は鋼鉄製でそれに対し日本の空母の甲板は木製だった様に思います。木製だと爆弾の被弾に弱いし火災の心配もあるのに何故、鉄製の滑走路にしなかったのでしょう?単に資源不足、鉄不足で仕方なく・・・だったのでしょうか?ミリタリーオタクの方、艦コレオタクの方、回答よろしくです。

noname#226869
noname#226869

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回答No.1

こんにちは。 (1) 平面状態の鉄は海水で濡れてしまうと木製甲板より滑りやすくて危険。 (2) 下手に鋼鉄の甲板にするるよりも木製の甲板の方が海水に強い。 (3) 赤城のような航空母艦の甲板に戦闘機を搭載する場合、戦闘機の重量、または、着陸時に甲板にかかる衝撃に耐えるだけの鉄鋼を用いようとすると船の重心が上になり、安定した航行が難しくなり、最悪、船が横転してしまう。 (4) 鋼鉄の甲板にすると船の重量が大きくなり航行速度が遅くなる。 (5) 木製甲板は被弾した際に脆く、火災にも弱いのですが、以上の点から木製甲板にした。     参考になれば幸いです。(待っていれば専門家さんから詳しい回答があると思います。)

noname#226869
質問者

お礼

理路整然としたご回答ありがとうございます。大変参考になりました。

noname#226869
質問者

補足

アメリカ空母の甲板も木製なんですかね。私の勘違い?

その他の回答 (2)

noname#226254
noname#226254
回答No.3

米国の空母も飛行甲板は木製ですよ。 その最大の理由は、船の上部に重い装甲板を貼ってしまうと、重心が高くなり、横波等で容易に転覆してしまうからです。 戦場では転覆を避けるため、高速での操舵が制限され不利です。 この弱点を克服すべく、船体の大型化、及び、格納庫の縮小を行い、飛行甲板を装甲化したのが、日本の新鋭空母大鳳や装甲空母信濃です。 即ち空洞となる格納庫を縮小し、船体を大型化し、上部装甲板に負けないくらい船底を重くした空母です。 (その分鈍重で燃費は悪く搭載機数も少ないです) 残念ながら、両艦とも戦時急造で擬装に不備があり、沈んでしまいました…

noname#226869
質問者

お礼

詳細なご回答ありがとうございます。大変参考になりました。

  • takuranke
  • ベストアンサー率31% (3923/12455)
回答No.2

飛行甲板は鋼鉄板の上に木板張ったもので、 木板張った理由はasacusa110さんの回答とおり。 装甲甲板もありましたが、装甲は一部のみでした。 大戦中ごろあたりから、 木材不足によりすべり止め塗料などに移行していきます。 木材調達がかなり大変だったようで、 硬い木が使えず、松などを使用していたという記録が見つかった記憶があります。 飛行甲板はアメリカも同じで、 鋼鉄版の上に木板張り。 塗装しているので木製には見えないだけ、 日本もアメリカの空母も見た目で木製とわかるのは初期に製造されていたものだけで、以降、対空迷彩がされています。 日本の対空迷彩は進行方向を誤認させるもので主に急降下爆撃機対策。 アメリカは青灰色のような、 上空から視認しにくい海の色に溶け込む色だったそうです。 (沖合だと晴れていても明るい青には見えない) 今は、ノンスキッドという乾くとアスファルトに似た塗料を使用しています。 ちなみに、乾くと小さい砂利をまいたようなかんじになり、 コケて滑るとかなりの傷になります(確かジーパンが擦れた記憶が)。

noname#226869
質問者

お礼

詳細なご回答ありがとうございます。アメリカ空母も板張りですか!知らなかったです。

noname#226869
質問者

補足

アメリカの原子力空母に乗艦された事があるのですかあ。羨ましいですね。

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