日本の俳優は、いつから侍に見えなくなったのか?
黒沢明などは、数秒の通行人としての侍でも、侍らしく見えるまで1日中NGを出し続けたそうですが(仲代達也の回想)、
時々NHKで時代劇をやってる時にチャンネルを回してみるのですが、登場している主人公の侍も、全く侍の雰囲気がなく、バラエティに出ているお兄ちゃんという感じです。
お姫様も「わらわは~」とか喋っているのですが、現代娘が演じる学芸会レベルの演技です。
NHKの大河ドラマも高橋幸治や緒方拳が出ていたあたりまでは、何とか侍に見えていましたが、歌舞伎俳優や福山雅治が主演する頃には、私はリタイアしてしまいました。
この頃は韓国の時代劇をよく見ていますが、ここでは正に、武人の雰囲気をかもし出している俳優たちが生きているので、はまってしまっています。
女性もぴったりです。決して笑わない、凛々しい雰囲気を出しています。正に、そこにそういう人間がいる感じで、日本の俳優のような、とって引っ付けたようなわざとらしさがないのです。
日本の演出家や監督も、以前は「本物以上に本物に見える」ことにこだわったようですが、今は監督たちも全くそういうことには、こだわっていないようですね。
これはいつの頃から、こうなったんでしょう? 具体的な演出家の名前を挙げて下さっても結構です。
好評の「八重の桜」ですが、主人公の綾瀬はるかさんも、全く明治の女性の雰囲気が出ていません。グラビアアイドルがムリに喋っている感じです。
嘘だと思うなら、韓国時代劇の女性と比べてみて下さい。私の言ってる意味が分かると思います。
多分、日本はもう、時代劇は作れなくなったのだろうと思います。凛々しい、固い日本人がいなくなったからです。ドラマの中だけで、ムリに演じても、わざとらしさが隠せないのです。
お礼
ご返事ありがとう。イベントで灯油を染みこませた布を巻き付けた矢では、スピードに負けて火が消えてしまった、とありました。継続的に燃え上がられるものは何だろうと思って質問しました。