北斗星Ｂ寝台で幼児連れは大丈夫でしょうか？

質問

北斗星利用の北海道旅行のツアーを旅行会社に大人２名、１才の幼児１名で申し込みました。
デュエットが取れず、キャンセル待ちをお願いしたところ、
第三希望の日程でようやく（個室ではない）Ｂ寝台上下なら確保ができるとの連絡を頂きました。

幼児連れなので周りへの迷惑を考慮してデュエットで希望しましたが、予約が取れないのであればＢ寝台でもいいかなと心が動いております。

２時間程度の列車での移動は経験がありますが、長時間ましてや一晩過ごす列車の旅は子供も私も初めてなので、子供が騒いだりしてしまうと険悪な雰囲気になったり、自分自身も周りに気を使って余裕がなくなりせっかくの北斗星も楽しめないのではないかと思っております。

夜の移動が大部分なので子供は早々に寝るし睡眠時間も長いので大丈夫かなぁとも思えます。

北斗星に乗ったことある方、電車に詳しい方どう思いますでしょうか。
やはり他人の方と空間を共有することの多い通常のＢ寝台で幼児連れは厳しいでしょうか。

回答No.2

anorack · ベストアンサー

私は、ここ四ヶ月以内に、５月下旬に北斗星下り（上野発札幌行き）と上り（札幌発上野行き）を乗車体験し、
なおかつ、夏休み前の７月中旬に北斗星下り、夏休みに入った７月下旬に上りも。
これらの私の最近の乗車体験の範囲でもって以下記述致します。

下りは、個室がまったくとれず、個室ではないB寝台（以後、B開放寝台と称します）でした。
B開放寝台は、上下二段ベット×２の開放型の四人区画で、他の乗客と一緒になります。
おっしゃる通り、他人の方と空間を共有します。
一方、上りは下りに比べ余裕があるので、一人用個室（ソロ）でした。
私が乗った下りのB開放寝台は、どれも１号車（禁煙車）で、
１号車は、下りでは、青森～函館区間以外、列車の最後尾でした。

乗車当時の客層は、団体旅行客などの高齢者が結構多く、
７月には、御質問者様と同様の乳幼児連れの家族連れもよく見かけました。
その他に日本語と英語が全く通じない中華系等の外国人もいました。
大宮、宇都宮などの途中駅から乗って、函館などの別の途中駅から降りる方も多かったです。
団体旅行客は函館で降りて、函館から札幌まで車内が空いてきます。
「ぼうやいくつ？」と笑顔で尋ねるような子供好きのおばちゃん達が多く、
御質問者様と同様の家族連れもいるので、
それに、仰る通り、他人の方と空間を共有しますが、御挨拶の上、軽くお話していれば、
同じ長旅を介した一体感が醸成されるので、
深く悩む必要はないと思いますが。

北斗星は古い車両なので、B開放寝台車両は、列車走行時の騒音と振動がそれなりにあります。
同席した団体旅行のおばちゃん達が
「ガタンコドン、カダンゴトン、うるさくって眠れなかったは」と感想を言うほどです。
北海道内の観光地でタクシーを利用した際、運転者との会話で私が北斗星で来ましたと言うと、
「眠れましたか？　騒音と振動が酷くって眠れないというお客さんが多いんですよ」と運転手が返しました。
寝台特急（ブルートレイン）が消え行くのはしかたがないと実感しました。
なので、北斗星のB開放寝台車両内で、たとえ子供が騒いでも、むずかっても、
列車の走行騒音に埋もれて、同じ車両内の他の乗客にとっては別に何ともないはずです。
車内に、団体旅行のおばちゃん達も多いんで、
「あらま～、どうしゃちゃったの？　お母さん、大変だね」と逆に気遣ってくれる優しい人を期待出来るでしょう。
他人の方と空間を共有しますが、御挨拶の上、軽くお話していれば、同じ長旅を介した一体感が醸成されるので、
そう深く悩む必要はないと思いますが。
旅行の最終となる上りの方が、下りに比べて、ぐっすり眠れます、やはり旅行の疲れで。
下りは旅行の出発で興奮して眠れないこともあり得るでしょう。

食堂車について、
私の場合、下り二回とも、夜食について、予約ありのディナーコースを利用せず、21時半開始の予約無しのパブタイム、
食堂車のテーブルと席の数自体が、利用したいと希望する客数に比べて、かなり少ないので、
開始の３０分前に食堂車の前でずっと待っておりました。
食堂車を待っている列が、隣のロビー室まで続きます。
朝食は予約無しで、６時半頃開始、
席が空いていなければ、食堂車スタッフに名前と人数を告げて簡易予約し、ロビー室で呼ばれるまで待機しました。
７月の利用の際は、最長２時間弱待たされました。
上りは、５月はパブタイム、７月は乗車前に事前にディナーコースを予約してフランス料理フルコースを堪能致しました。
朝食は、５月は利用できましたが、
夏休み入っての７月は、７時半頃に食堂車行ったら、もう既に、かなりの人が予約しており、
オーダーストップまで満杯ということで食堂車で朝食は断念。
食堂車の朝食提供時間は、札幌着11時台の下りの方が、上野着9時台の上りよりも長いので、
終点まで乗車しているならば下りの方がありつける確率が高いです。
食堂車以外の給食サービスとして、車内販売があります。弁当がありますが売り切れってしまうことがあります。
７月の上りで売り切れて、上野駅到着後に、どこかで遅めの朝食をとりました。
出発前に事前に駅構内の食堂で夕食をとっておくか、駅弁などの食料を買っていくこともありです。

シャワーについて、
私の場合、上記の通り、四回、北斗星に乗ったのですが、シャワーは５月の上りしか利用しておりません。
シャワーも、食堂車と同様、利用希望客数に比べ提供可能数がかなり少ないので、これも争奪戦が起きます。
食堂車レジでシャワーを予約します。
シャワーは有料で、別途タオル・シャンプーなどの入浴セットも販売されています。
シャワー予約表に早者順で利用客の名前が埋められる形式です。
北斗星が出発駅入線後、北斗星下り上野駅出発前、上り札幌出発前に、もう既に、
食堂車内ではシャワー予約客の長い列が出来て、
７月の上下とも、確か、出発してわずか20分か以内で売れ切れの放送がありました。
７月の上りの際、同行した友人は、猛暑だったので、どうしてもシャワーを浴びたいとの一心で、
シャワー予約の為に、札幌駅入線と客扱い開始時に、北斗星の記念撮影をせず、自分の客室に向かわず、
食堂車に直行し、列に並んで、幸運にも最後の枠をゲットできました。
が、しかし、残念ながら記念撮影も出来ず、本来の出発の雰囲気が楽しみませんでした。

ロビー室について、
シャワー室の待ち合わせ室の機能と共に、上記のとおり、食堂車の待合室にもなっております。
私の四回の乗車の際には、三回、ビデオモニターがあり、ディズニーのCGアニメ映画が上映されており、
幼児とその親御さん達何人かが鑑賞しておりました。
アナ雪ではなく、数年前の作品でした。
食堂やシャワーの待機以外に、同行の子供がむずからないようにとロビー室に避難した事例もあり、
子供がむずかるようになったらロビー室に避難するのもありです。
ただし、深夜には上映していないと思います。

コンセントについて、
北斗星は古い車両なので、各個室には原則コンセントがなく、開放寝台車も含め、
各車両の、同じ車両の乗客が共同利用する洗面所にしかありません。
家族の思い出を残す写真撮影に、カメラを用意せず、iPhoneなどのスマートフォンのみとすると、
撮影以外に、子供がむずかるのを予防する為に子供と一緒に遊びとかで、いろいろ使っていたら、
電池切れを起こして、翌日、記念撮影が出来なかったというリスクがあります。
実際に電池切れを起こし、不特定多数が利用する洗面所のコンセントで充電する事例をよく見かけました。
中には、盗まれないように何時間も揺れる洗面所でずっと立っている女性を見かけました。
なので、記念殺用のカメラと共に、
コンセント無しでスマートフォンなどの情報端末を充電出来る道具（モバイル充電器など）を用意した方が良いでしょう。

洗面所、トイレについて、
ホテルと違って、洗顔歯磨きセットは提供されません。
車内販売でも販売されていないそうです。
乗車前に事前に用意する必要があります。
トイレは洋式よりも和式の方が多いです。
個室のある車両でさえ和式だけの車両があって、開放寝台車両は原則和式だけです。
洋式トイレのある車両について検札に来た車掌に確認した方がよいこともあります。
幼児のトイレ利用には親御さんによる介助が必要となりますが、
和式、洋式いずれも、親と幼児一緒に入るには狭すぎます。
実際に見かけました、ドアが少し開いてしまって、仕方がないです。

チケット購入方法について、
北斗星の乗車券、特急券、寝台券、ディナー予約券、
下り二回と、５月の上りは、最寄りのみどりの窓口で購入しました。
夏休み入っての７月下旬の上りは、もう既に、みどりの窓口でとれなかったので、
旅行会社の旅行商品（二泊以上、飛行機利用、ホテル指定）を利用しました。
お陰で、個室とディナーの予約も出来ました。

とりあえず以上であります。
事前に、むずかるのを回避する方法とかを準備しておけば、幼児連れは、大丈夫と存じます。
いい旅を！

お礼

丁寧に詳しい情報ありがとうございます。
とても詳しく書いてくださっているため非常に参考になります。
キャンセルしようか迷っておりましたが行く勇気がわいて来ました。

先ほど旅行会社に確保した席を聞いたところ１号車でした。
私の申し込んだツアーは往路のみ北斗星使用のため、一号車は最後尾になるんですね。
一号車と言われたので先頭だと思い込んでおりました。

食堂車でのディナーも　旅行会社に予約をお願いしております。
銀河鉄道９９９の食堂車でビフテキを食べる鉄郎に憧れていまして・・・・・
（隣にメーテルのような美女がいるともっといいのですが（笑））
ただ北斗星に乗った方々のブログを読むと机が狭いようで子連れは厳しいかなぁとも思っております。

できれば古い車両ならではの思い出に残る旅ができればと思います。
（子供はまだ一歳半なんでちょっと子ども自身の思い出にはなりそうもありませんが・・）
ほんとに詳しい情報を丁寧に教えていただきありがとうございました。

回答No.1

ilmssm

今晩は、ご心配かと思いますがせっかくですから是非とも乗って頂きたいですね。(廃止の話しもちらほら聞こえていますので) ご質問への回答ですが、お子様の年齢、男女どちらかによっても多少違ってくるかと思いますが乗車前にはお昼寝を控える、乗車後は周りの方に先手を打って声をかけておく、後は万が一お子様が寝付けずにぐずるならロビー室がありますのでそこへ行ってお子様が寝るまでガマン!、ですかね。 また車両は意外と長くまた揺れる中歩くのは通常歩行よりも疲れ易いのでお子様と(探検隊ごっこで)車内をうろうろ歩くのも効果あるかもしれません。 子連れ故のご心配良く解かりますが、是非とも楽しいご旅行を!

お礼

連れて行く勇気がでました。確かに先手を打ってご挨拶するのはいいですね。ありがとうございました。