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「戦犯」という言葉について
何気なく「戦犯」という言葉を使ってふと思いました。 「負けた責任を負う人」という意味で使ったのですが、そもそもは「戦争犯罪人」という意味であり、戦争時に戦時法を守らず犯罪を行った罪に問われる人の事です。 でも日本人は極東軍事裁判における戦犯のイメージから、負けたがために責任を負わされる人、という意味に転じたのかと思い、 wikiを見てもそのように書かれてました。実際問題、戦勝側が戦争犯罪を問われる事なんてほとんどないでしょうから、「負けた責任を負う人」というのが本当の所だと思います。 ここから本題なのですが、もっと細かく考えたとき「戦犯」のイメージはどれでしょうか? 「負けた責任を負って然るべき人」 「負けた責任を負わされ吊し上げられる人」 「負けた責任をあえて負い犠牲になる人」 その他のイメージやご意見がありましたらお願いします。
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- localtombi
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>その正当性は勝った方にあるわけですよね。つまり戦勝側の正当性を示すために、敗戦側に戦犯をつくる その通りですね。 戦勝側が、内外共に「勝った」ということを喧伝し誇示するためには、負けた側に対して何らかのペナルティを課さなければ説明がつかない、大義名分として成り立たないという事情があるのでしょうね。 “勝てば官軍、負ければ賊”と言いますが、黒いものでも勝てば白くなってしまう、何でも正当なものとして認められてしまう一方で、賊側に成り下がった者の正当性は、「戦犯」という名の下に抹殺されるのかも知れません。 不条理ですが、それが戦争というものの現実かも知れません。
- hyakkinman
- ベストアンサー率16% (738/4426)
★団体競技のスポーツの戦いにおいて、 まったく役に立たなかった人と、致命的なプレーをしてしまった人。 ★団体競技のスポーツの戦いにおいて、 「負けた責任を負って然るべき人」 「負けた責任を負わされ吊し上げられる人」 「負けた責任をあえて負い犠牲になる人」 は、監督。 「選手に責任は無い」 決まり文句です。 それを出来ずに、決勝戦で落球した選手に「負けたのは、お前のせいだ!」と怒鳴ってしまった、女子ソフトの宇津木妙子監督は、「心の戦犯」だと思います。 ★第二次世界大戦の戦犯 「負けた責任を負って然るべき人」は、天皇陛下。 「負けた責任を負わされ吊し上げられる人」と、「負けた責任をあえて負い犠牲になる人」は、東條をはじめとする「A級」の人たち。 【天皇陛下万歳】という「洗脳」の恐ろしさ… 北朝鮮に似ている…。
お礼
>決勝戦で落球した選手に「負けたのは、お前のせいだ!」と怒鳴って 非道い話ですね、知りませんでした。そんな事を口走るようでは、日頃の指導がどんなだったか推して知るべしですね。 >「負けた責任を負って然るべき人」は、天皇陛下 う~ん、キワどい所ついてきますね。 昭和天皇の戦争責任については勉強中ですが、戦後どこかのタイミングで引責退位するのが筋だったと思います。 「君臨すれども統治せず」って事になってますが、実際かなり戦争指導に影響力を持っていたし、戦況も一番全体を把握できていたと思われますからね。 ただ、日本という国の歴史は、天皇制があり続けたことでいつも最悪の状況にならずに済んでいるとも思うんですよね。 ご回答ありがとうございました。
wikiを見たわけではありませんが 先の東京裁判における A級戦犯 のことですよね。 私的には 「間違った動機でかの戦争を起こし(て世界中に多大な迷惑をかけ)た責任者」 という定義だったと思います。 アメリカが創作した罪ですね。 負けたから悪いとはもちろん言ってませんし、日本も公式にはそう考えていなかったと思います。 たしか後にも先にもなかった罪だとおもいます。 違ったかもしれません。
お礼
「平和に対する罪」「人道に対する罪」の「事後法」ですね。 法の不遡及原則に反しているにも関わらず、適用されてしまいました。 ご回答ありがとうございました。
- nantamann
- ベストアンサー率30% (342/1138)
戦国時代では一方的に攻められ敗者となった大名は家来を守るため切腹して事態が収拾されました。不条理ではありますが大名として君臨したことが原因です。弱いことは罪なのです。 戦犯は 負けた側の国民に反抗する意欲を失わせる見せしめとして処刑用の生贄です。野蛮そのものです。知性も理性もありません。 東京裁判は結論ありきの儀式です。日本も過ちを犯しましたがアメリカは恥ずべき国際法違反、人道に対する罪を多々犯していますが不問です。神がいたらルーズベルトやトルーマン及びマッカーサーなど軍人の一部は人道に対する罪で処刑です。
お礼
歴史の現実ですね。「戦犯」という言葉の中には、神ではない人間が人間を裁くことの不条理さがありますよね。 ご回答ありがとうございました。
- あずき なな(@azuki-7)
- ベストアンサー率16% (1962/11743)
負けた責任を負いあえて犠牲になる人 です 東条英機がまさにそうでした
お礼
私も同感です。 東条は敗戦責任など、国内では責任を問われて然るべきとは思いますが、戦勝国からの責任追及も引き受けて、法廷では立派に戦ったと思います。 名誉回復が望まれます。 ご回答ありがとうございました。
- はる のパパ(@van62097)
- ベストアンサー率20% (157/758)
「負けて責任を負わされる人」でしょう。 勝てば官軍・・、昔の諺にもあります。 負けた側が相手を100人殺したら重罪、勝った側が100人殺したら「英雄」で勲章まで付きます。 戦犯は負けた側が受ける罰則です。 決して「負けた責任を負う」ではありません。
お礼
>戦犯は負けた側が受ける罰則です。 それが歴史の現実ですが、割り切った考え方ですね。 「負けた責任」じゃなく「負けて責任」・・・なるほど。 「負けた責任」を国内で問い、総括するべきところを戦勝国にすべて預けてしまって自己反省すらできないのが、負けた側の悲しさですね。 ご回答ありがとうございました。
- localtombi
- ベストアンサー率24% (2911/11790)
“負けた責任を負う”というと、例えばサッカーでオウンゴールをしたことでチームが負けた時、その選手が責任をとって引退する・・・というように、相手との関係ではなく身内の間での責任の取り方で用いる方がすっきりします。 なので戦犯と言う時は、負けた責任を負うのではなく、戦争=「正当性について武力という力を持って主張・誇示し、屈服させること」ととらえるならば、戦争に負けるということは「正当ではないことを武力で無理やり服従させ、時と場合によっては殺傷も辞さない行為をしたことが断罪されること」だと思います。 なので戦犯は、正当ではなかったにもかかわらず、多大な犠牲を強いたということで、その罪を首謀し加担した人・・と解する方がすっきりします。
お礼
>身内の間での責任の取り方で用いる方がすっきりします。 そうですね。皆様のご回答読んでいて、そう整理すべきと思いました。 >なので戦犯は、正当ではなかったにもかかわらず、多大な犠牲を強いたということで、その罪を首謀し加担した人 なるほど、しかし実際のところ、その正当性は勝った方にあるわけですよね。つまり戦勝側の正当性を示すために、敗戦側に戦犯をつくると。 身内から見ると、「戦犯」という言葉の中には、そういう不条理さを多分に含んでいる気がしますね。 ご回答ありがとうございました。
- Gusdrums
- ベストアンサー率39% (699/1787)
中高年です。 質問者様の仰るとおりで、そもそも、東京裁判=極東軍事裁判 自体が、単に敗戦した国の首謀者達をA級戦犯として、その下で旗を振っていた連中をB級と位置づけて、審判が行われたのは、全く以て、ヤラセなのです。 裁く側としては、インド人のパール判事が、日本を擁護しただけ、客観的に視ても、戦勝国の敷いた独断的な米国主導の裁判であること。 私的には、「負けた責任を負って然るべき人」が適当かと思います。 「負けた責任を負わされ吊し上げられる人」 これも相当と思いますが、極東軍事裁判は、首脳達に対する裁きですので。 「負けた責任をあえて負い犠牲になる人」 あえて、ということに些か違うかなと感じます、それは裁判前に東条は自殺を図りました。(結局は米国人に命を救われ出廷となりましたが) 戦勝したから、全て良、という考え方から起こされた裁判で、ゴリ押し裁判なのですね。 日本人は、兵隊だけでなく、民間人まで、やられていますし、原子爆弾2発も投下され、ある意味、被害者なのですが、当時は米国の統治下でしたし、他国も米国が怖かったのでしょう。
お礼
やはり東条英機をイメージしますね。 東条英機は国内的に、敗戦の責任や戦陣訓で日本人に犠牲を強いた責任は問われて然るべきだと思います。でもおっしゃる通り東京裁判は戦勝国の自己正当化のショーであり、戦勝国から東条が罪を問われるいわれはありません。 是非や効果はともかく、東条が天皇免訴のためにスケープゴートを請け負ったことは評価し、「あえて責任を負い犠牲になった」と私は思います。 そういう事を考えると、「戦犯」という言葉の中には、身内の中で憎まれている人間を、敵に生け贄として差し出すような、自己自浄を放棄するような悲しいニュアンスを感じます。 ご回答ありがとうございました。
お礼
戦犯という言葉の中には、色々な戦争の不条理を内包してますね。敗戦経験の無い国ではそういったニュアンスを理解できないでしょうね。 再回答ありがとうございました。