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タイムドメイン

HAL2(@HALTWO)の回答

回答No.3

長くて字数が足りなかったので 2 分割して Paste しました。 続きは A No.2 になります(汗)。 私は Time Domain Speaker System の愛好者ではありませんが、SALUTE (Spiral Acoustic labyrinth Uni-round Tone Emanator) System と名付けた自作 Speaker System を作った時には Time Domain 理論を知らずに結果としてよく似た構造を採用し、後から「なるほど、こういう理論付けもできるな」と Time Domain 理論に興味を覚えたものです。 Time Domain 理論で私が「なるほどな」と思ったのは 3 点・・・「(1):小口径 Full Range Unit 構成」「(2):間接音主体の音場構成」「(3):Magnet を自由振動させない」で、特に (3) は考えたことがなかったので斬新な理論に感じました。 (1):小口径 Full Range Unit 構成 Woofer と Tweeter の素材・構造による音色の違い、Network による音色変化を伴わず、低音域から高音域まで音色変化の段差を作らずに Smooth に音色が変化するものですし、音源が 1 点に集中しているのですから定位も Pin Point で定まり、Speaker Unit 固有の Sound Character さえ気に入ればこれに勝る自作 Unit はないと思っています。 当然、重低音域や極低音域は出ず、超高音域や極超高音域も出ないのですが、この領域の音は Attack 感などの違いは判っても音色や定位など感じ取れない領域のものですので Super Woofer や Super Tweeter を加えた 3 D (Dimension)、4 D 構成でも構わないものです。 音色変化を聴き取り易い中高音域を Unit 分割すると Unit 間での音の違いや Network による音の違いを Tuning するのに苦労させられますので、音色を聴き取れる音域は、昔ならば 6 inch 級、技術の進歩に伴って低域再生能力が向上した現代の Unit ならば 3 inch 級の Full Range Unit (Cone 実効径 2 inch 級) までの 3~6inch Full Range Unit が最も使い易く、信頼性の高いものだと思っています。 (2):間接音主体の音場構成 Full Range Unit 派になった私が愛用した最も高価な Speaker System 製品は BOSE M901 なのですが、BOSE M901 は正面に 1 基、背面に 8 基の Full Range Unit が用いられていて、音源部で間接音が直接音の 8 倍、聴収位置では 10 倍近いものになっています。 こんなもの、とても定位など期待できないと思われるかもしれませんが、実際に Stage で演奏される楽器の音源は各音源毎に独立した無指向性に近いものであり、Multi Track 録音の場合はそれを楽器に近接した Microphone で聴衆が聴いている音とは全く異なる音を収録しているのですから、そのまま指向性 Monitor Speaker で再生したって生の Stage を再現する音場定位など現れる筈もありません。 BOSE M901 は確かに「Solo から Full Orchestra まで、どんな編成の Source でも一定の広さを持つ Stage で演奏されているような音場に再構成してしまう」癖があるものの、中央で聴こうが部屋の端で聴こうが実際の Concert 会場で 2 階桟敷の中央と左右の端に席を取ったのと同じぐらいの差ぐらいにしか感じず、更には部屋の外に漏れ出す音は部屋の中で本当に誰かが Violin を弾いているのではないかと錯覚するほど Real な存在感を再現するのにはびっくりしたものです。 これは無指向性 Speaker とはちょっと異なる感覚で、完全な無指向性ではなく、或る方向に対しては意図的に音の放射を制限して音の放射特性に変化を持たせた方が Reality が増すのではないかと私は思っています。 反射音で音塊を再構成する JBL Paragon や意図的に 270 度水平指向性を持たせた BOSE AWMS-VIA (Acoustic Wave Music System - Virtual Imaging Array) の音場が特異な感銘を与えるように、完全な無指向性放射とは異なる間接音制御には特異な感銘を得られる要素があるようです。 Time Domain Speaker 群の中でも愛好家が多い Yoshii Series は上方放射型で、これも見た目には「こんなので定位なんかするの?」と思われるかもしれませんが、私が自作した SALUTE System も上方放射を球面 (或いは円錐) 反射機構で一部に制限を持たせた超 Wide 水平指向性型で Pin Point の定位を得られていました。 完全無指向性型には完全無指向性型特有の音場感があるもので、一部の指向性を制限したものや、完全球面体に近い Enclosure による正面放射型などではまた完全無指向性型とは異なる音場感覚や音色感を得られるものです。 また、私の場合、様々な Speaker System で Classic Source の時には Tone Controller で高域を Boost させて Flat に近い周波数特性に調整することが多いものの、Classic 以外の Source では聴収位置で 2~4kHz から 3dB/oct ぐらいで減衰させる周波数特性の方が自然な Reality を感じています。 これは Classic Source の多くが天井から吊るされた Stereo Microphone 1 発録りのような Off Setting Microphone 配置で録音されるのに対して Classic Source 以外の Music Source は実際の聴衆が聴き取る音とは全く異なる On Setting Microphone 収録による Multi Track 録音が多いからではないかと思っているのですが、こうした録音状況の違いを考慮することなく、やれ 20kHz まで Flat でなければとか 60Hz 以下がどうのといった再生側での周波数特性に拘ったり、何の調整も行わずに Streight に再生することに拘るのは無意味であり、Master は音を聴く自分自身なのですから、曲毎に自分の耳で心地良いと感じる音響 Balance に調整して然るべきだと思っています。 Yoshii Series の場合、上面放射ですので、直接音は Speaker Unit の周波数特性保証 Service Area 外となって中高域は高域に向かってなだらかに減衰するものになる筈ですが、間接音との総和量は前面放射のものと大差はなく、直接音と間接音との比率の違いが特に Classic Source 以外での音色の自然感に繫がっているのではないかと思います。 ・・・A No.2 に続く・・・

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