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クラシックギター セゴビア編 ソルの練習曲

セゴビア編のソルの20の練習曲の12番を練習中です。小指と薬指多用の変な?運指には意味があるのでしょうか?スローテンポではかなり弾けてきたのですが、テンポを上げるとハイポジションでつまづきがちになります。良い攻略法があればご教授お願いします。

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回答No.1

ども。 まず、この練習曲の一番の狙いは頻繁なポジション移動を素早く正確におこなう事にあります。 運指は必ずしもセゴビアの指定に従う必要はありませんが(と云うよりも様々な運指のバリエーションを試す事によりいっそうこの練習曲の価値があります。小指と薬指を使用するのは不必要なポジション移動を避けるためクラシックギターでは頻繁に使用される運指であり当然のように出来なければいけません)、気を付けなければいけない点は1指(=人差し指)をスライドさせてポジション移動する際に1指に重心が残っていると素早いポジション移動の妨げになるため、必要以上に1指に重心を置かないように注意する事が必要です(要は指の正しい重心バランスを身に付ける練習なのです)。 また、テンポを上げるとハイポジションでつまずくと書かれていますが、少なくとも12ポジション(人差し指の位置でポジションを測れば)はハイポジションとは呼べず、ローポジション/ミドルポジションと同等の指使いで弾けるポジションです。では何故難しく感ずるのか?と云えば恐らくはポジションが上がるに従ってポジション移動の間隔が狭くなり直前の左手のコードフォームを引きずったまま次の和音を押さえようとするため、精度を欠いてミスを犯すためだと思います。コードフォームは(1)空中で瞬間的にコードの指形を作成して(2)その後に指板を押さえる、という2段階のアクションに分けて行う必要があります(同時ではないのです)。 同じソルの練習曲のOp.31-20はコードフォームを連続して作成するための練習曲です。Op6-6と併せて練習しましょう。

barr
質問者

お礼

論理的で「なるほど」な回答、ありがとうございます。 的確で要点をついた指摘でとても参考になります。アレグロで弾けるよう、日々の練習頑張ります。

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